大阪のオススメツーリングスポット
ツーリングと聞いてその行き先はどんなところを想像しますか?
多くの方はある程度自然が豊かなロケーションを思い浮かべるのではないでしょうか?
そうなると、大阪という土地はツーリングの対象としていかがなものでしょうか。
大阪は東京に次ぐ日本第2の大都市ですし、面積もそれほど大きくはないので(県別ランキングで言うと下から2番目、ちなみに最下位は香川県)、ツーリングに良い場所なんてなさそうな気もします。
ところがどっこい、あるんだな、これが。
大阪にもツーリングにもってこいのイケてるスポットがあるんです!
どのスポットも街から程近いので、今日はあまりタフな走りはしたくはない、けどちょっといい感じのところにバイクで行きたい、というときにぴったりのスポットがたくさんあります。
というわけで、今回は大阪の都会と自然がグッドバランスなツーリングスポットをご紹介したいと思います。
大阪のツーリングスポット3選
では、大阪のツーリングスポットをご紹介していきたいと思います。
先ほども書きましたように、大阪は都会ですし、面積もかなり小さいので、大自然のなかを駆け抜けるようなツーリングスポットはなかなかありません。
しかし、バイクで走るのがとても絵になる都会のスポットや、ちょっとした自然に気軽に触れられるスポットに恵まれています。
今回ご紹介するのは、どちらかといえば大阪あるいはその近郊にお住まいの方向けのツーリングスポットです。
大阪から遠いところにお住まいの方がそれを目当てにロングツーリングに出るには少々弱目かと思いますが、お近くを通った際に、ついでくらいの感覚でお立ち寄りいただくと、ちょっと楽しめるような場所を選びましたので、遠方の方も是非。
大阪国際空港(伊丹空港)
まずはじめにご紹介するのは、大阪国際空港です。
伊丹空港と言ったほうがわかりやすい方もいらっしゃるかもしれません。
じゃあ伊丹市は大阪なのかというとそうではなく、実は兵庫県なのです。
かつて伊丹ベースと呼ばれた基地があり、それが元となってこの空港ができたということで、伊丹空港と呼ばれることがあるようです。
でも、3レターコードは『ITM』なんだから、不思議ですよねえ。
とまあ豆知識はこれくらいにして、伊丹空港は街中にありまして、とても気軽にバイクで訪れることのできるスポットです。
特に何をするという目的がなくても、空港近くになってくると上空を巨大なジェット機が離着陸していく様がなかなか興奮します。
また、空港ビル内に入ると無料で入場できる展望デッキがあり、ぼんやりと飛行機と大阪の街を眺めていると、とてもロマンチックな気分になれます。
なお、ロマンチックな気分になるためには、夕方に訪れることをお勧めします。
展望デッキは朝6時から夜10時まで空いていますので、遅めの時間に行って夜景を楽しむのも悪くないですよ。
さらに、重要なポイントとして、伊丹空港にはバイク用の駐輪場が備えられており、駐車料金は1日あたり200円とリーズナブルな設定です。
しかも、2時間までは無料ですから、そこそこゆっくり過ごしても無料の範囲内で収まるのが嬉しいところです。
レストランも30件以上入っていますし、食事スポットとしても重宝します。
かと言って、それほど巨大な空港ではなく、不思議な安心感のある、和めるところですよ。
府道5号線(なみはや大橋〜千本松大橋)
次にご紹介するのが、府道5号線です。
府道5号線は大阪の湾岸線を通っており、海を眺めながら走れる道路なのですが、5号線の魅力はそれだけではありません!
なみはや大橋と千本松大橋という二つの巨大な橋が府道5号線を特別な存在にしているのです。
なみはや大橋は港区と大正区を結ぶように架けられており、かつては通行料がかかりましたが、現在は無料で通ることができます。
この橋は最大傾斜がなんと6.9%ということで、CMなどでベタ踏み坂として有名な江島大橋よりも傾斜がきついのです!
しかも、なみはや大橋はその頂上部がS字を描いているのですからたまりません。
急傾斜&S字ときたらもうバイクで走ってみるしかありません。
そして千本松大橋。
こちらも特殊な作りをしています。
橋というものは通常なだらかに上り、なだらかに下っていくものですが、千本松大橋は上り下りが螺旋状になっているのです。
螺旋階段のようにぐるぐると回転しながら一気に最上部に到達し、ほぼ水平に橋を渡り、また螺旋状にぐるぐると下ります。
通常、ヘアピンカーブでも回転角は180度ですから、螺旋状にぐるぐる回り続けるという走り方はなかなかしないと思います。
この螺旋は2周ほどしてますので、ざっくり言って720度(!)バンクしっぱなしで走ることになります。
実際に走ってみるとなかなかスリリングで面白い橋ですよ。
国道308号線(暗峠)
最後にご紹介するのは国道308号線、全国的にも有名な『暗峠(くらがりとうげ)』です。
日本の道100選にも選ばれているので、ご存知の方も多いかと思います。
こちらの国道は、いわゆる酷道でして、最大勾配はなんと37%(!)と驚異的な数字となっております。
先ほどご紹介したなみはや大橋の6.9%もなかなかの傾斜ですが、暗峠と比べるとかすんでしまいます。
また道幅は狭いところで1.3mと、これまた驚くほどの狭さで、酷道としては素晴らしい(?)スペックを誇っています。
しかし、暗峠の魅力はその酷っぷりだけではなく、その歴史にもあります。
この道は古くから大阪ー奈良間の最短ルートとして重宝された街道でして、頂上付近ではその歴史を伺うことができます。
頂上付近ではなんと、国道でありながら石畳となっており、茶店など情緒あふれる景観を楽しむこともできるのです。
ただし、峠とはいってもかなり直線的な道になっておりますので(それゆえ急傾斜というわけです)、ワインディングを楽しみたい方には不向きかもしれません。
ビギナーの方には少々リスクが高いかもしれませんが、急傾斜を見るとアドレナリンの分泌が止まらない、という方にはとてもお勧めのルートです。
まとめ
今回は大阪のお勧めツーリングスポットをご紹介させていただきました。
アーバン派(笑)の方には伊丹空港、建造物好きの方には府道5号選、酷道好きの方には国道308号線がそれぞれお勧めです。
個人的には府道5号線のなみはや大橋と千本松大橋とともに、その間にあるIKEAでブラブラするのがイチオシです。
お気に入りのツーリングスポットが見つかりましたでしょうか?
ひとつでも「行ってみようかな」と思っていただければ幸いです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。