- 「ジャケットを新調した」
- 「予備のヘルメットがあるけど、やっぱり使わない」
- 「バイクを手放したのにパーツだけ手元にある」
不要なバイク用品がたまってしまうことって、意外とありますよね。
今回は下記のような悩みにお答えします。
バイクのウェアやパーツはどこで買い取ってもらえるんだろう?
できれば高く売りたいから、相場が分かるといいんだけど…
バイク用品を処分するなら、捨てるよりも買取サービスを利用するのがおすすめ。
この記事では以下のことをお伝えします。
- バイク用品のおすすめ買取業者
- 買取業者の選び方
- バイク用品の買取相場
- なるべく高く売却するコツ
ベテランライダーのコバヤシ&ばんちょくんがあなたの悩みにお答えします。
買ったときは高かったのに、安く買いたたかれると無念なもんや。
僕らにまかせといて!
最後まで読んでもらえれば、バイク用品の最適な売却方法が見つかるでしょう。
バイク用品を売る方法
バイク用品を買い取ってもらう方法は以下の2とおり。
- 個人売買…売れれば高値が付きやすいが、時間や手間がかかる
- 買取店を利用…早く確実に買い取ってもらえる
それぞれにメリット・デメリットがありますので、具体的に見ていきましょう。
オークションやメルカリ等に個人で出品する
ヤフオクやメルカリ等を利用して個人間で取引する方法です。
利用するサービスによって、規定のシステム利用料が差し引かれます。
【メリット】個人出品は自由に値が付けられる
最大のメリットは高く売れやすいこと。
お店を介さずに直接売買するので、中古品としての販売価格がほぼそのまま自分の売却益になります。
買取店と比較すると、総じて手元にお金が残りやすい方法と言えるでしょう。
マニアックなアイテムでも、愛好者がいれば高値で買い取ってもらえる可能性が高くなります。
また、買取で値が付かないような状態の品物も、ジャンク品として安値で出品すると意外に売れる場合があります。
ジャンクパーツ目当てで探してるマニアもおるからな。
個人出品のメリット
- 売れれば高値
- マニアックな商品も高値で売れやすい
- ジャンクでも売れる可能性がある
【デメリット】個人出品は面倒がイヤな人には不向き
デメリットは時間と手間がかかること、そしてすぐに売れるとは限らないということです。
まずは出品するまでに①写真を撮る、②説明文を考える、③相場を調べて価格を決めるといった手間がかかります。
買い手の目にとまらないと取引自体が始まらないため、売れるまで待つことのできる時間的な余裕があったほうが良いでしょう。
買い手が付いてからも、取引連絡や梱包・発送まで自分で行わなければなりません。
また、発送してからのキャンセルや返金要求等、トラブルが発生した場合の対処も考えておく必要があります。
たとえ出品してすぐに売れたとしても、実際にお金が入るまでには思った以上に時間がかかることを覚えておきましょう。
また、ものによっては買い手が付かず、結局売れ残ってしまうことも。
写真の撮り方や価格設定によって売れ行きがかなり変わるため、慣れない人にとってはややリスクのある方法といえるでしょう。
結構めんどくさい!
個人出品のデメリット
- 取引に手間と時間がかかる
- 売れ残る可能性がある
- 上手く売るには慣れが必要
買取店へ査定に出して売る
買取業者のサービスを利用する方法。
業者は個人からバイク用品を買い取り、中古品として販売しています。
当然ながら販売価格よりも安く買い取らなければ利益にならないため、買取相場は中古品販売価格よりも安値になります。
【メリット】手間をかけずに適正価格で売却できる
バイク用品専門の買取店なら、確実に正当な価格で買い取ってもらえることがメリット。
基本的に査定スタッフのスキルが高めであることが多いため、不当に低い査定額を提示されるような心配は少ないといえるでしょう。
また、たいていはその場で現金と引き換えに買い取ってもらえるため、すぐに売れることも大きな利点です。
とくに複数の品物をまとめて処分したい場合にはより大きなメリットとなるでしょう。
品数が多ければ多いほど自分で出品するには手間がかかりますが、買取店ならまとめて引き取ってもらうことができます。
「早い・簡単・確実」ってことだね。
買取店利用のメリット
- 正当な価格で買い取ってもらえる
- その場ですぐに現金買取してもらえる
- まとめ売りに便利
【デメリット】買取相場は販売価格より安い
デメリットは個人出品に比べて価格が安めになることです。
とくに一般のリサイクル店では、バイク用品専門の買取店よりも買取相場がさらに下がる傾向があります。
バイクや車の買取相場は一般の中古品よりも高いため、中古バイクを扱う店ではバイク用品も高めに買い取ってくれるところが多いのです。
一般の中古品の場合、買い取り価格は販売価格の3割以下と考えたほうが良いでしょう。
また、一般中古品全般を扱うリサイクル店だと、査定スタッフはバイク用品にあまり詳しくない可能性もあります。
バイク用品専門店なら上記のようなデメリットを回避しやすいため、できるだけ信頼できる専門店か、バイク用品に強いリサイクル店を選ぶのが良いでしょう。
業者さんは買い取った値段より高値で売らないと利益にならないもんね…
適正価格といっても、個人出品で高く売れた場合よりは安いわな。
買取店利用のデメリット
- 買取相場は販売価格より安め
- 一般リサイクル店ではさらに安くなる
- 査定スタッフのスキルに買い取り価格が左右される場合も
適正価格で確実に売却するならバイク用品買取店がおすすめ
売却方法についてまとめると、以下の場合を除いてはバイク用品専門の買取店を利用するのがおすすめです。
- ダメージの多いビンテージ品など、買取で値が付きにくいもの
- 高い出品スキルのある人
- 高値で買い取ってくれる人が現れるまで気長に待つことのできる人
EC経路での販売経験が豊富で自信のある人なら、個人出品が良いでしょう。
買取では値が付きにくくても、探している人が見つかりさえすれば高値で売れる可能性のあるものは「いつか売れたらラッキー」くらいの気持ちで出品するのもアリ。
逆にそれ以外のケースでは、バイク用品専門の買取店を利用することでデメリットを最小化し、メリットを活かすことができるでしょう。
自分に合った買取店を上手く選べば、ラクしてそこそこの値段で買い取ってもらえるよ!
買取店の選び方
より高値で、気持ちよくスムーズに買い取ってもらえるお店を選ぶためのポイントを解説していきます。
売りたい品物の種類に合わせて選ぶ
バイク用品を買い取ってくれるお店はいくつかありますが、それぞれに得意とする商品のジャンルがあります。
自分が売却しようとしている品物に合わせて、その商品が得意な買取店を選ぶのが良いでしょう。
専門店の査定スタッフはそのジャンルの商品に精通していますので、適正な価格でスムーズに買い取ってもらえる可能性が高くなります。
買取査定の方法で選ぶ
査定には下記のような方法があります。
- 店頭持ち込み
- 出張引き取り
- 宅配査定
すぐに現金に換えたい場合は、店頭へ持ち込んで査定してもらうのがおすすめ。
査定額に納得がいけばその場で買い取ってもらえるため、もっとも手っ取り早い方法です。
ただ、住んでいる場所によっては近くに実店舗がない場合もあるため、エリアに大きく左右されることは否めません。
近くに実店舗がなかったり、品数が多くて運ぶのが大変な場合は出張買取査定を行っている業者に依頼するのが良いでしょう。
宅配査定はヘルメット1点のみなど、品数が少ない場合におすすめです。
バイク用品買取店のおすすめ8選
以下、商品のジャンル別におすすめの買取店をご紹介していきます。
ヘルメット
ライドオン
東京都足立区に店舗があるため、そこへの持ち込みで査定してもらうこともできます。
また、東京都・埼玉県・千葉県の対応エリアなら出張引き取りもできることがポイント。
買い取りの対象をヘルメットに絞り、なおかつネット経由での買い取りに特化することでコストを抑えているため、その分高値で買い取ってもらえます。
Dr. Helmet
「ドクター・ヘルメット」は福井県内に4店舗を構えており、ヘルメットが専門ですがそれ以外のバイク用品も扱っています。
店頭での買取のほか、無料宅配キットを利用すれば全国から買取可能です。
バイクウェア
ユーズド・バイクウェア・ドットコム
静岡県浜松市に店舗があり、店頭買取・出張買取・宅配買取すべてに対応しています。
「キャンセルは開業以来6件のみ」という買取実績を持ち、バイクウェアならほかよりも高確率で高い査定額を出してくれます。
STST(ストスト)
和歌山県の中古ゴルフウェア買取販売店「ストスト」のバイク用品部門。
2017年からバイク用品を扱い始め、買取実績を積み上げるために高額買取を掲げています。
無料宅配キットを利用しての宅配買取が基本。
もともと地域密着型の大型量販店のため古着全般に強く、バイク用品メーカーのもの以外もまとめて送ってみると思わぬ高値が付くかもしれません。
バイクパーツ
パーツワン
バイクパーツの宅配買取に特化しており、買取実績が豊富です。
不要なパーツがたまっている場合はまとめて査定してもらうのが良いでしょう。
また、バイク用品通販で有名な「Webike」と連携しているため、買取でもウェビックポイントが還元されます。
Webike会員の人にはとくにおすすめの方法です。
バイク王
バイク王はバイク買取専門店ですが、パーツの買取も行っています。
バイクと一緒にウェア等も手放す場合は、一緒に買い取ってもらえば手間を省くことができるでしょう。
バイク用品全般
UP GARAGE
「アップガレージ」はカー用品・バイク用品を幅広く扱っており、たいていのものは買い取ってもらえます。
全国に店舗があり、店頭買取してもらいやすいことも大きなポイント。
処分したいものがたくさんあって面倒な場合は、まずはここへ査定に出してみると良いでしょう。
一般リサイクル店
トレジャーファクトリー
中古品全般を扱うリサイクル店の中では、比較的バイク用品に強いといえるでしょう。
店舗数も豊富なため、店頭買取したいけれど近くにバイク用品専門店がない場合は選択肢の一つになり得ます。
バイク用品の買取相場
アイテムの種類ごとに、おおよその買取相場をご紹介します。
状態や市場価値によって買取相場は変動するため、実際の買取価格は査定に出してみなければ分かりません。
ただ、有名メーカーの製品や定番モデルなど、ある程度相場が定まっているものもあるため、一つの目安として知っておくと良いでしょう。
バイクウェア
RSタイチ、クシタニ、カドヤ、ダイネーゼ、アルパインスターズ、ハーレーダビッドソン、ショット等が比較的高値が付きやすいブランドです。
状態によってもかなり左右されますが、参考までに最近の買取価格を調査してみましたので、あわせてご紹介します。
レザージャケット
買取相場は3,000~20,000円程度。
年式よりも袖口のほつれや皮革の劣化が査定に影響するようです。
買取価格の例
- ダイネーゼ AGILE 8,600円
- カドヤ MERIDEN 20,000円
- Schott シングルライダースジャケット 12,000円
- HARLEY-DAVIDSON シングルライダースジャケット 7,500円
- VANSON シングルライダースジャケット 15,000円
レザーパンツ
買取相場は2,000円~15,000円程度です。
ブーツアウトスタイルのものは裾が傷みやすいため、査定額が低めに出ることも。
買取価格の例
- ダイネーゼ レザーパンツ 12,000円
- HYOD レザー&テキスタイルメッシュパンツ 7.800円
- アルパインスターズ レザーパンツ 7.000円
- トライアンフ レザーパンツ 12,000円
- HYOD ST-Xレザーパンツ 11,800円
グローブ
買取相場は1,000円~10,000円程度。
傷みやすいアイテムのため、使用回数の少ないものなら高値が付く可能性があります。
買取価格の例
- JRP ウィンターグローブ 3,000円
- エルフ メッシュグローブ 2,000円
- シンプソン カーボンプロテクターグローブ 3,000円
- カドヤ ハンマーグローブ 3,500円
- クシタニ ゴアテックスグローブ 2,000円
ヘルメット
買取相場は3,000~35,000円程度と、モデルや状態によって幅があります。
損傷の恐れがあるものは重大な危険につながるため、状態についてはややシビアに考える必要があるでしょう。
買取価格の例
- アライ GP-6S 20,000円
- ショウエイ NEOTECⅡ 22,000円
- アライ QUANTUM-J 3,000円
- シンプソン M30 7,000円
- Troy Lee Designs D2 7,000円
バイクパーツ
マフラー(サイレンサー)
マフラーは消耗部品のため、外観だけでなく内部の汚れや劣化の具合が査定に影響します。
消音剤を使用しているものは劣化によって消音能力が落ちることもあり、使用期間の長いものは注意が必要です。
また、カーボン(スス)がたまると排気不良になり、かえってバイクの燃費や性能を下げてしまうことも。
そのためマフラーは、新品に近いものは高値で買い取ってもらえることが多いですが、使用期間や走行距離が長くなるほど査定額が下がりやすいパーツといえるでしょう。
チタン製のマフラーは劣化に強いため、ステンレスやアルミのマフラーよりも査定額が高い傾向があります。
ホイール
ホイールは外観やコーナリング性能を大幅に変化させることができるため、交換率の高いパーツです。
そのことは再販時の売れやすさにつながるため、多少状態が悪くても買い取ってもらえる可能性が高いでしょう。
逆に、新品に近い状態のものなら高額買取が期待できます。
サスペンション、ブレーキ
足回りパーツも消耗品のため交換率が高く、買い取ってもらいやすいアイテム。
とくにキットで販売しているものは、全部揃っていればかなり良い値が付く可能性があります。
外装、シート
見た目を大きく変える外装パーツは若者に人気が高く、中古品も一定の需要があります。
ネイキッドバイク用のビキニカウルやアンダーカウル等が人気。
できるだけ高く買い取ってもらうためのコツ
同じ品物でも、ちょっとしたコツを押さえることでより高く買い取ってもらえます。
査定に出す前にこれだけはやっておきたいというポイントをまとめました。
- なるべくきれいな状態にしておく
- 付属品をそろえる
- 売ると決めたら早いほうがいい
ひとつずつ解説していきます。
常識的な範囲でなるべく汚れを落としてから
基本中の基本ですが、見た目がきれいなほうが高額査定につながります。
レザージャケットやブーツ等の革製品はブラシで汚れを落として、できればオイルを塗っておきましょう。
グローブは洗えるタイプならネットに入れて洗濯もできますが、乾燥機はNG。
ヘルメットはメンテナンス用のクリーナーをつけて、柔らかい布で外側を拭きます。
内装が汚れている場合は一旦外して、手洗いすると良いでしょう。
シールドの汚れは無理に落とそうとすると傷を付けてしまうことがあるため、専用のクリーナーを使うのがオススメです。
できるだけきれいにしたほうがいいけど、やりすぎるのは禁物だよ!
そやな。汚れやサビを無理に落とそうとして傷つけたら元も子もないで。
付属品はあるだけ全部そろえておく
外箱や交換用部品など、すべての付属品がそろっていれば査定で有利になります。
代表的なものとしてはヘルメットのシールド、ウェアのプロテクターなど。
全部はないという場合でも、あるだけそろえてから査定に出しましょう。
売るなら早いほど良い場合が多い
基本的には、購入から時間がたつほど中古商品としての価値が下がっていきます。
「そのうち査定に出そう」と思って保管している間に埃をかぶってしまったり、状態が悪化すると査定額が下がってしまいかねません。
ヘルメットや防水ウェア等、製造技術の進化が早いものほど中古品の価値も早く下がるため、売却を決めたらなるべく早く買取に出したほうが良いでしょう。
ただし、有名メーカーの革製品やヴィンテージ品など、ものによっては年数が経過してから価値が高くなる場合もあります。
プレミアが付くのを待つのもアリ…?
価値が上がっても、保管状態が悪かったら結局高くは売れんで。
よほど気に入ってて丁寧に保管してるもの以外は、基本的にすぐ売るのが吉やろな。
まとめ
お気に入りのバイク用品を手放すときは、きちんと価値を認めてくれる相手に買い取ってもらいたいですよね。
少しでも高値で売却するには、品物に合った売却先を知ることが大切です。
この記事を参考に、買取サービスを上手に利用してみてください。