京都といえば言わずと知れた長い歴史が刻まれた土地で、神社仏閣や歴史にまつわる名所が有名で
しかし、京都市内を離れ北部に足を伸ばすと、京都は自然に溢れた土地で、ツーリングに最適な道が数多くあることに気づかされるでしょう。
また、京都に海のイメージはあまりないかと思いますが、その北端は日本海に面しており、風光明媚な舞鶴湾や天橋立も京都にあるのです。
そこで今回は、バイクで訪れたい京都のツーリングスポットをご紹介したいと思います。
京都のおすすめツーリングスポット4選
それでは早速、京都のおすすめツーリングスポットをご紹介していきます。
京都は日本有数の観光地ですから、聞き覚えのある場所もいくつか登場するかと思いますが、逆に有名過ぎて行ったことがないという方が意外と多いようなので、まだ実際に行かれたことのない方は是非ご参考にされてください。
五老スカイタワー
画像クレジット:五老ヶ岳公園
一つ目にご紹介するのが、五老スカイタワーです。
京都府北部にある舞鶴市に五老ヶ岳という山がありまして、その山頂に近畿百景第一位に選ばれた、五老ヶ岳公園という公園があります。
五老ヶ岳自体海抜300メートルほどの高さがあるので、すでに絶景なのですが、その公園内にさらに高さ50メートルのタワーがそびえており、それこそが五老スカイタワーなのです。
タワーの高さだけを聞くと大したことないように思われるかもしれませんが、山の上に建てられているのでタワーの高さは海抜347メートル、タワー内の展望台の高さでも海抜325.2メートルに達するのです!
東京タワーの展望台が海抜約150メートル、特別展望台でも海抜約250メートルですから、五老スカイタワーの高さがいかにすごいか、窺い知れるというものです。
また、五老スカイタワーの眼下には舞鶴湾が広がっています。
この事実は何を意味すると思われますか?
舞鶴湾は美しいリアス式海岸、日本人の大好きなリアス式海岸で有名です。
その美しいリアス式海岸を海抜325.2メートルの五老スカイタワーの展望台から眺めたら、それはもう素晴らしい光景であること間違いなしです。
いかがですか、行ってみたくなりましたか、五老スカイタワー。
ちなみに、駐車場完備ですから、バイクを止める場所の心配も無用です。
質志鍾乳洞
画像クレジット:京丹波町観光協会
次にご紹介するのが、京都府唯一の鍾乳洞、京丹波町にある質志鍾乳洞です。
質志と書いて『しづし』と読みます。
総延長は52.5メートル、高低差はなんと25.1メートルとなっており、高いところが苦手な方にとっては、少し怖いかもしれません。
竪穴洞窟に設置された階段を降っていくのですが、これが階段というよりも梯子と言ったほうがしっくりくるような急角度になっていますので、くれぐれもお足元にはご注意ください。
洞窟の周辺は公園となっており、キャンプサイトもありますので、キャンプツーリングを目的としていく場所としても最適です。
周山街道(国道162号)
続いてご紹介するのは、国道162号線、人呼んで周山街道です。
かつて若狭湾でとれたサバを京都まで運ぶためのメインルートであったことから、『鯖街道』と呼ばれていたことは、学生時代の社会の授業で聞き覚えがあるのではないでしょうか。
162号線自体は京都市から福井県の敦賀市までの区間となっているのですが、そのうち特に京都市から小浜市までの区間が周山街道と呼ばれています。
山間の道路を走っていて何が嫌かって、センターラインのない狭い道路ほど嫌なものはありません。
しかし、周山道路はほぼ全線片側1車線が確保されており、すれ違いに気を使う必要はありません。
道中はワインディングあり、ゆったり走れるストレートありで走っていて飽きることがありません。
ツーリングの醍醐味は目的地ではなく、やはり道そのものにこそあるものですから、バイクで気持ちよく走れる道をまだあまり知らないビギナーの方は一度挑戦してみると良いでしょう。
日吉ダム
画像クレジット:日吉ダム
最後にご紹介するのが南丹市にある日吉ダムです。
ダムを中心とした町おこしは日本各地でトライされていますが、なかなか成功例はありません。
しかし日吉ダムは数少ない成功例の一つなのです。
ダム周辺はキャンプ場などが併設され、マラソン大会や全日本ラリー選手権の際には多くの人で賑わいます。
また、ダムのすぐ下流には、温泉、岩盤浴、食事、キャンプなどが楽しめる総合レジャー施設である、『スプリングひよし』があり、ツーリングで疲れた体を癒すことができます。
もちろん、ダムカードの無料配布も行っていますので、立ち寄った際には是非もらっておきましょう。
まとめ
いかがでしたか、行ってみたいところが見つかりましたでしょうか。
ここでご紹介したスポット以外にも京都には、特に周山街道付近は見どころが満載です。
ですから、小浜市まで行かずとも、走っていて気になった場所にふらりと立ち寄り、そこでゆったりとした時間を過ごすといったスタイルのツーリングも良いものですよ。
この記事が皆様のバイクライフをより良いものにするお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。