- バイクに乗ってみたいけれど、すごくお金がかかりそう
- バイクの維持費ってどれくらいかかるの?
- 排気量によって維持費に差はあるのかな?
このようにお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では
- 排気量別のバイクの維持費について
- バイクの維持費を抑えるポイント
などについて解説しています。
維持費に悩んでバイクを購入しようか迷っている人は、ぜひ最後まで読んでくださいね。
バイクの維持費ってどれくらいかかるか気になるよな
所有していかないといけないから、しっかり予算を組んでおかないとね!下調べが大事!
50ccバイクの維持費は約35,000円
二輪車のなかでも、もっとも維持費が安いのは50ccバイクです。
年間で約35,000円。月額に換算すると約3,000円です。
50ccバイクは原付スクーターが多く、移動手段としても申し分ないバイクですが、馬力がほしい人や力強い走りを求める人にはあまり向きません。
原付バイクの維持費の内訳は、
- 自賠責保険 3,390円(36ヶ月契約で加入した場合の1年分の金額)
- 軽自動車税 2,000円
- ガソリン代 3,200円
- 車両の整備代 15,000円
- 任意保険 10,000円(ファミリーバイク特約車両保険無しで加入した場合)
- 駐輪場代 0円
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合計 33,590円
大型バイクの維持費は約16万円前後
大型バイクの維持費は年間で約16万円前後です。
大型バイクの維持費の内訳は、
- 自賠責保険 4,380円(24ヶ月契約で加入した場合の1年分の金額)
- 軽自動車税 6,000円
- 重量税 1,900円
- 車検費用 50,000円
- ガソリン代 60,000円
- 車両の整備代 30,000円
- 任意保険 ?円(契約内容によって開きがあるため加算せず)
- 駐輪場代 5,000円
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合計 157,280円
原付と比べると5倍ぐらいの維持費がかかるんやな
原付は移動手段で使う事が多いけど、大型バイクはツーリングや長距離ツーリングで使う人が多いからね。使用用途の違いもあるけど金額にだいぶ差があるよね!
バイク維持費の内訳(排気量別比較)
バイク維持費の内訳を解説していきます。
自賠責保険
自賠責保険は別名強制保険と呼ばれ、公道を走る自動車には加入が義務付けられています。
正式名称は「自動車損害賠償責任保険」で、万が一事故が発生した場合「被害者を救済するための保険」です。
- 50cc〜125cc :3,390円(36ヶ月契約をした場合の1年の金額)
- 126cc〜250cc :3,570円(36ヶ月契約をした場合の1年の金額)
- 400cc以上:4,380円(24ヶ月契約をした場合の1年の金額)
400cc以上のバイクは車検があるため、車検ごとに自賠責保険を切った場合の24ヶ月契約の金額で算出しています。
自動車税
自動車税は、毎年4月1日時点でバイクを所有している所有者に支払い義務が発生する税金です。
- 50cc〜90cc :2,000円
- 91cc〜125cc :2,400円
- 126cc〜250cc:3,600円
- 251cc以上:6,000円
ガソリン代
ガソリン代は、使ったぶんだけかかってきます。
50ccバイクと1000ccバイクとでは使用用途や使用頻度が異なるため、比べるのが難しい項目です。
燃費は50ccバイクが約50km/l前後なのに比べ、1,000ccバイクは約20km/lです。
参考予算としては、
- 50〜125cc原付スクーターが約10,000円
- 250〜750ccバイクで約30,000〜40,000円
- 1,000ccバイクで60,000円
大型バイクになるとツーリングの距離も伸びるため、頻繁に長距離ツーリングに行く人は少し多めに予算を組んでおくと良いでしょう。
車両の整備代
車両の整備代は、原付スクーターで年間約15,000円ぐらいですが、その他バイクは約3〜4万円程組んでおくと良いでしょう。
車両が大きくなればなるほど、タイヤなどの金額が上がっていくため自動的に整備代も高くなります。同じ車種でも、選ぶ部品のグレードによって金額は前後します。
また、年式が古い車両は故障箇所も増えてくるため、多めの予算を組んでおくことが必要です。
250cc以下のバイクには車検がありませんが、400ccを超えると車検が必要になります。
車両整備代、諸費用、交換部品あわせて5〜10万円程の金額が2年に1度発生します。
原付と大型バイクじゃタイヤの金額もバッテリーの金額も全然違うもんな
整備代は多めの予算を組んでおいたほうがよさそうだね!
任意保険
任意保険は、加入する年齢条件や等級、内容によって金額がかなり変動します。
自賠責保険は「被害者=相手の人」を救済するための保険なので、相手の「物」や「自分のけが」などに関しては対象外です。契約内容によって補償内容は変わりますが、なにかがあったときのために任意保険には加入しておくようにしましょう。
任意保険に入っていなくて、とんでもない金額の賠償を家族で負うことになった…ってたまにニュースで見る気がするな
いくら気をつけて運転していても、事故にあうときはあうからね。備えが大事だね
駐輪場代
自宅に駐車場がある場合は駐輪場代は発生しません。
大型バイクや、希少価値の高いバイクに乗っている場合は、セキュリティを考えて駐輪場を選ぶ必要があります。できるだけ、屋根がついていて、しっかりと鍵をかけることのできる場所に保管するようにしましょう。
自宅一軒家にバイクを保管できる車庫があれば駐輪場代はいらないな
マンションでも地下駐車場とか、セキュリティがしっかりしているところなら停めていても大丈夫そうだよね!
とにかく維持費を抑えたいなら125cc以下のバイクがおすすめ
移動距離もそこまで長くなく、とにかく維持費を抑えたいのであれば、125cc以下のバイクがおすすめです。
税金や保険料も安く、燃費が良い車種も多いため、ガソリン代も大型バイクほどはかかりません。修理代に関しても、大きいバイクより費用を抑えることができます。
自転車で駅まで行くのは遠いからバイクで駅まで行きたい…そんな人は125cc以下のバイクで充分そうやな
全っ然充分だね!スクーター乗りやすいし、良いよね♪
実は250ccと400ccの維持費に大きな差は無い
250ccと400ccの違いは、排気量の差と車検の有無です。車検があると無いのとでは維持費に大きな差がありそうに思えますが、実はそこまで維持費に大きな差はありません。
250ccは車検がないため、自分で定期的にメンテナンスをするか、定期点検に出す必要があります。400ccのバイクに乗っていて自分で整備ができる人は、自分でバイクの車検を通しにいけば費用を抑えることができます。
250ccと同様に定期点検を受けつつ、自分で車検を受けにいくことができれば400ccでもそこまで費用がかかることはありません。
車検の有無で250ccを検討する人も多いですが、250cc以下のバイクは自分で管理して自賠責保険を継続しなければなりません。メンテナンスも然りです。毎日乗らない人や郵便物を溜め込みがちな人は、自賠責保険を切らしてしまうことがしばしばあります。めんどくさがりな人や管理が苦手な人は、バイク屋さんに一任して定期的な点検なども全て行ってもらうようにしましょう。
400ccは2年に一度背筋を伸ばして車検を受けるため、自賠責保険切れやメンテナンス不良のトラブルが起きにくいともいえます。
しばらく乗らなかったら自賠責保険切れてたから慌ててコンビニまで走ったなんてよく聞く話よな
車検がある排気量のバイクや、普段からしっかりとバイク屋さんと付き合っていれば防げたことだね!
排気量が大きくなるほど維持費は高くなる
維持費は、排気量が大きくなるほど高くなります。
税金、保険料、整備代、車検代など排気量が大きくなればなるほど高額になっていきます。これは四輪自動車にもいえることです。排気量が大きくなり、車体が大きくなればなるほど部品の大きさも変わってきます。タイヤが一番わかりやすい例だといえるでしょう。
原付スクーターのタイヤ代と、大型バイクのタイヤ代を比べると、大型バイクのタイヤ代のほうが費用が高いです。
ガソリン代やメンテナンス代は変動する
ガソリン代やメンテナンス代は変動するため、あくまでも予算として考えるようにしましょう。昨今、物価の上昇でガソリン代も部品代も高騰しています。今年はあまりかからなかったけど、来年はタイヤやバッテリーを変えなければいけないためメンテナンス代が例年よりもかかる、という年もあるかと思います。
逆に、故障が全然なくメンテナンスはオイル交換をするだけだった、という年もあるかと思います。
税金や保険代はある程度金額の決まっている固定費ですが、ガソリン代とメンテナンス代は変動費として考えると良いでしょう。
バイクの維持費を抑えるためのポイント
バイクの維持費を抑えるために気をつけたいポイントをお伝えします。
まずは、急発進、急ブレーキをしないように心がけることです。急発進、急ブレーキは車両にとっても、安全に関しても、燃費に関しても、いいことが何一つありません。維持費を抑えたいのであれば、余計な燃料を使用する急発進、急ブレーキを控えるようにしましょう。
つぎに気をつけたいポイントは、自賠責保険や任意保険を長期で加入することです。自賠責保険に関しては、長期で加入することにより金額をかなり抑えることができます。
短期で加入するよりもメリットが多いため、できるだけ長期で加入することを検討したり、任意保険を定期的に見直すなどの努力を忘れないようにしましょう。
最後に気をつけたいポイントは、車両のメンテナンスを定期的に行うことです。250cc以下のバイクは車検がないため、メンテナンスを怠りがちな人が多い印象をうけます。
車両がないからといって、メンテナンスフリーで車両に乗れるわけではありません。
しっかりとオイル交換などの定期メンテナンスや、消耗品などの定期交換部品を修理しメンテナンスを行うことで、余分な出費を防ぐようにしましょう。
維持費を加味しつつ、好きなバイクを選ぼう
原付スクーターの維持費が安いとはいえ、大型バイクに乗りたい人が維持費だけを優先して原付にのると物足りなくてすぐに乗らなくなってしまいます。バイクを選ぶ際の判断材料として、維持費も検討するのは素敵なことですが、維持費を加味しつつ、できるだけ好きなバイクを選ぶようにしましょう。それぞれの排気量クラスには、それぞれのメリットとデメリットがあります。まずは、どのようなバイクに乗りたいかを優先して考えて、維持費は判断材料のひとつとして考えてくださいね。
まとめ:維持費を把握して、ライダー生活を楽しもう!
維持費を把握することで、資金不足で焦ることがなくなります。少し余裕を持って予算を組んでおくことで、急な故障や、修理の出費にも対応することができます。保険もこまめにみなおすことで、自分が加入している保険についてしっかりと把握することができます。維持費を把握することは、とても良いことです。
維持費を把握して、豊かなライダー生活を楽しみましょう!