- バイク保険って本当に必要?
- バイク保険に加入をするならできるだけ費用を抑えたい
このようにお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では
- バイク保険はなぜ加入が必要なのか
- 任意保険と自賠責保険の賠償範囲の違いについて
- バイク保険の主な補償内容
- ダイレクト型と代理店型のバイク保険の違い
- 費用を抑えてバイク保険に加入をするために確認をしたいポイント
- 125cc以下ならファミリーバイク特約がおすすめ
- 250cc以上のバイクならダイレクト型バイク保険を検討してみよう
- おすすめのダイレクト型バイク保険3選
について解説しています。
バイク保険の加入を迷っている人は、ぜひ最後まで読んでくださいね。
バイク保険はなぜ加入が必要なのか?
バイク保険は、なぜ加入が必要なのでしょうか?
バイク保険の加入が必要な理由は、自賠責保険だけだと支払いきれない賠償金額を、しっかりとカバーするためです。
バイク保険に加入をしていないと、自賠責保険でカバーしきれなかった金額は全て自己支払いです。
自賠責保険でカバーしきれなかった残りの損害賠償額の支払いと、対物の損害賠償などで一生涯支払いを続けなければいけなくなる可能性もあります。
対人、対物事故の場合は高額賠償請求になることが多い
特に、対人対物事故の場合は、高額賠償になることが多いのが現実です。
実際に、交通事故の判例として、一億円以上の賠償判決が多くでています。
認定損害額 | 性別 | 年齢 | 職業 | 損害 |
---|---|---|---|---|
約5億2,800万円 | 男性 | 41歳 | 医師 | 死亡 |
約3億9,700万円 | 男性 | 21歳 | 大学生 | 後遺障害 |
約3億8,200万円 | 男性 | 29歳 | 会社員 | 後遺障害 |
約3億7,800万円 | 男性 | 23歳 | 会社員 | 後遺障害 |
約3億6,700万円 | 男性 | 38歳 | 医師 | 死亡 |
約3億6,500万円 | 男性 | 14歳 | 中学生 | 後遺障害 |
自分と相手を守る備えとしてバイク保険には加入しておこう
自分と相手を守る備えとして、バイク保険には加入をしておきましょう。
万が一事故を起こしてしまった時に、数億円の賠償金をすぐに支払えるようであれば、保険は必要ないかもしれません。
しかし、一般的には数億円の支払いが一括でできる人はほとんどいません。
事故を起こしてしまった時に、相手にしっかりと賠償をするためにも、バイク保険には加入をしておきましょう。
任意保険と自賠責保険の賠償範囲の違い
任意保険と自賠責保険の、賠償範囲の違いをご説明します。
簡潔にいうと、自賠責保険で賠償しきれない範囲をカバーするために加入をするのが、任意のバイク保険です。
自賠責保険は、被害者救済のために作られたもので、別名強制保険とも呼ばれており、加入が義務付けられています。
自賠責保険の補償範囲は「対人」です。
自賠責保険の補償額は、被害に遭われた方一人につき、死亡の場合は最高3,000万円、後遺障害の場合は、常時介護が必要な第一級障害で最高4,000万円、傷害の場合は最高120万円が自賠責保険から支払われます。
自賠責保険での限度額を超えた対人賠償の金額や、対物賠償などの補償内容については、任意保険でカバーすることが必要です。
バイク任意保険の主な補償内容
バイク任意保険の主な補償内容を解説します。
- 対人賠償保険
- 対物賠償保険人身傷害保険
- 搭乗者傷害保険
- 車両保険
対人賠償保険
対人賠償保険は、自分が運転をしている時に、他人に怪我させてしまったり死亡させてしまった場合に、賠償するための保険です。
自賠責保険で補償される限度額を越える損害賠償に対して、保険金が支払われます。
後遺障害が残る場合や、死亡してしまった場合は特に高額賠償になるケースが多いため、対人賠償保険は無制限での加入が推奨されています。
対物賠償保険
対物賠償保険は、自分が運転をしている時に起こしてしまった事故により、相手の車やバイク、建物などの「もの」を壊してしまった場合に賠償をするための保険です。
壊してしまったものにより賠償金額は異なりますが、高額になるケースも多くあるため、対物賠償保険も無制限で加入することが推奨されています。
人身傷害保険
人身傷害保険は、運転をしている時に、自分が怪我を負ったり死亡してしまった場合の補償をする保険です。
特にバイクは、自動車に比べて事故を起こした場合に怪我を負うリスクが高いため、人身傷害保険には加入をしておいた方が良いでしょう。
搭乗者傷害保険
搭乗者傷害保険は、自分が運転をしている時に搭乗者(自分を含む同乗者)が怪我をしてしまった場合や、死亡してしまった場合に補償をするための保険です。
たまにでも人を乗せる可能性がある人は、加入をおすすめします。
特に、タンデム走行が多い人は加入をしておいた方が良いでしょう。
車両保険
車両保険は、事故により損傷してしまった車両を修理するための保険です。
幅広い状況での損害に対応できる一般タイプと、車対車など特定の条件の事故でないと補償がされない限定タイプがあります。
車両の修理金額が高額になりそうな車種の場合は、加入をしておいた方が良いでしょう。
ダイレクト型保険と代理店型保険の違い
ダイレクト型保険と代理店型保険の違いは、加入する方法やスタッフの有無です。
ダイレクト型保険は、インターネットの加入ページより申し込みをするタイプの保険です。対面で説明を受けて加入をするわけではないので、その分保険会社は、人件費を削減することができます。そのため、代理店型と比べて保険料を抑えて加入することができるのが、ダイレクト型保険のメリットです。
ただし、自分が必要な保険の内容を理解していない状態で加入をすると、いざ必要な時に補償が足りなかったり、不要な補償に加入していた、ということが起こる可能性があります。
人により必要な補償内容は異なるため、加入時には注意が必要です。
代理店型保険は、代理店に足を運んで、スタッフから説明を受けて加入するタイプの保険です。疑問に思ったことは全て質問をすれば解消できるのと、生活スタイルなどによりおすすめの補償内容を提示してくれるため、安心して加入をすることができます。
また、いざ事故を起こしてしまった場合も、保険会社との間に入ってくれる代理店スタッフがいるため、相談できる相手がいるというのがメリットです。
仲介対応スタッフがいるため、ダイレクト型保険と比べると、保険料は高くなる傾向にあります。
ただし、加入場所や加入条件によってはダイレクト型保険で加入をするよりも費用が抑えられることもあるため、一度相談をしてみるのも良いでしょう。
費用を抑えてバイク保険に加入するために確認したいポイント
費用を抑えてバイク保険に加入をするために確認したいポイントを3つご紹介します。
- 等級の引き継ぎができないかを確認する
- 勤務先の団体割引が使えないかを確認する
- 必要な補償内容を精査する
等級の引き継ぎが出来ないか確認をする
費用を抑えてバイク保険に加入をするために、等級の引き継ぎができる状態ではないか、確認をするようにしましょう。
同居の親族が、以前同排気量のバイクに乗っていて中断証明を発行していた場合、その等級をもらうことができれば、等級の引き継ぎができます。
等級は、保険料に関わる重要なポイントです。
新規で入るよりも良い等級で保険に加入することができれば、費用を抑えて保険に加入することができます。
保険の加入を検討する際は、まず、等級を引き継ぐことができる状態にあるかどうかを確認するようにしましょう。
勤務先の団体割引が使えないか確認をする
費用を抑えてバイク保険に加入をするために、勤務先の団体割引が使えないかを確認するようにしましょう。
団体割引とは、企業や団体に属している役職員や従業員が利用できる割引制度です。
会社の自動車保険窓口を介して加入し、給料天引きで保険料を支払います。
企業や団体毎で割引率は異なりますが、一般的には5〜30%前後の割引率です。
割引率の高い会社であれば、ダイレクト保険で加入をするよりも費用を抑えられる可能性があります。
勤めている会社の団体割引が使えないかどうかを、一度確認してみるようにしましょう。
必要な補償内容を精査する
費用を抑えてバイク保険に加入をするために、必要な補償内容を精査するようにしましょう。
不要な補償内容に加入をしていたり、他の契約と補償の内容が重複していないかなどを、確認することで、無駄な保険料を払わずに済みます。
補償内容の確認は、不要な保険料の支払いを防ぐことにつながるため、加入をした後も定期的な見直しが必要です。
下記の補償内容は、重複する可能性が高いため、他にも契約している車両がある際は、一度確認しておくようにしましょう。
- 人身傷害保険
- ファミリーバイク特約
- 弁護士費用特約
- 個人賠償責任特約
特約などは、保険会社によって多少名称が異なる場合もあるため、よく説明を読んで判断をしましょう。
125cc以下の原付バイクはファミリーバイク特約がおすすめ
125cc以下のバイクには、ファミリーバイク特約がおすすめです。
ファミリーバイク特約とは、自動車保険につけることのできる特約です。
記名被保険者、その配偶者または同居の親族が自動車保険に加入しているのであれば、ファミリーバイク特約に加入することで補償を受けることができます。
基本的な補償内容は、対人賠償保険と対物賠償保険です。
人身傷害型と自損傷害型で、補償内容は異なります。
また、ロードサービスの補償は付帯していないため、別途、JAFなどへの加入が必要です。
250cc以上のバイクならダイレクト型バイク保険を検討しよう
250cc以上のバイクであれば、ダイレクト型のバイク保険の加入を検討しましょう。
ファミリーバイク特約を適用することができるのは125cc以下のバイクのみです。
そのため、排気量が大きい場合の選択肢はバイク保険への加入となります。
費用を抑えてバイク保険を検討したいのであれば、ダイレクト型のバイク保険も視野に入れると良いでしょう。
おすすめのダイレクト型バイク保険3選
おすすめのダイレクト型バイク保険を3社ご紹介します。
- 三井ダイレクト
- チューリッヒ
- アクサダイレクト
三井ダイレクトの「強くてやさしいバイクのほけん」
「強くてやさしいバイクのほけん」は、三井ダイレクト損害保険株式会社が提供しているバイク用の保険です。
自分で好きな補償内容を組み立てられる自由度の高さに定評があります。
チューリッヒの「チューリッヒのバイク保険」
「チューリッヒのバイク保険」は、チューリッヒ保険会社が提供しているバイク用の保険です。
ダイレクト損害保険業界最高レベルのロードサービスが魅力で、ガス欠給油10lまで無料、レッカー無料搬送距離100kmなど、困った時のサービスが手厚いと言われています。
アクサダイレクトの「アクサダイレクトのバイク保険」
「アクサダイレクトのバイク保険」は、アクサ損害保険株式会社が提供しているバイク用の保険です。
ダイレクト損害保険業界最高水準のロードサービスや、無事故割引などの割引設定が多いことに定評があります。
まとめ:きちんとバイク保険に加入をして、もしもの事故に備えよう
バイクを運転するのであれば、もしもの事故への備えは必要です。
自賠責保険だけでは補償が足りないため、万が一事故にあったときにトラブルになる可能性があります。
きちんとバイク保険に加入をして、楽しいライダー生活を送りましょう。