- ジャイロキャノピーを手放したいけど最適な手放し方は?
- ジャイロキャノピーをできるだけ高く売りたい
このようにお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、
- ジャイロキャノピーとは
- ジャイロキャノピーの買取相場
- 高値がつきやすいジャイロキャノピーについて
- ジャイロキャノピーを高く売るポイント
- ジャイロキャノピーを売却する業者選びのポイント
について解説しています。
ジャイロキャノピーを手放そうか迷っている人は、ぜひ最後まで読んでくださいね。
ジャイロキャノピーとは?
ジャイロキャノピーとは、ホンダの三輪ビジネスバイクです。
ジャイロシリーズの第三段で、ジャイロX、ジャイロUPに続いて、デビューした車種です。
1990年12月1日に発売を開始してから、長年にわたり、ビジネスバイクの代表としてみんなに愛されています。
名前の由来ですが、
「GYRO(ジャイロ)」は
- G:グレート(偉大)な
- Y:ユアーズ(あなたのもの)
- R:レクレーショナル(娯楽の)
- O:オリジナル(独特の)
の頭文字をとってつけられました。
「キャノピー」とは、天蓋(てんがい)のことを指し、航空(乗り物)用語としては、操縦席を覆う風防という意味があります。
ジャイロキャノピーは「仕事からレジャーまで優れた多目的性をもつ、操縦席を覆う風防がついた独特の乗り物」という意味で名付けられました。
1990年の発売当初は、
- 使い勝手を考慮し、大きな開口部をもつ大容量(62L)のキー付きトランクを装備したワゴンタイプ
- より広い用途に対応するフラットな荷台形状のデッキタイプ
の2タイプがありましたが、2008年のマイナーチェンジ以降は「デッキタイプ」のみの販売となっています。
屋根付き三輪スクーターといえばジャイロキャノピー
デリバリー業界では、屋根付き三輪スクーター(スリーター)といえばジャイロキャノピーといわれるほど流通量が多いバイクです。
前方から運転席上部までのルーフや、自動車のようなフロントワイパーを装備することで、雨の日でも円滑にデリバリー業務が行えるよう設計されています。
三輪ならではの安定性、後輪の浮きを極力抑えるスイング機構、旋回時に後輪の回転差を調整するデファレンシャルギヤの装備により、コーナリングや右左折時もストレスなく走行することができます。
パーキングロックレバーをあげてメインスイッチを切るだけのワンタッチパーキングで簡単に駐車が可能なので、発進、停止の多いデリバリー業務でも効率よく配達を行うことができます。
発売当初は空冷2ストエンジンを搭載していましたが、2008年のモデルチェンジで水冷4ストエンジンインジェクション仕様車になりました。
ジャイロキャノピーは、2017年9月に平成28年排ガス規制のマイナーチェンジをして以降、現在も新車として販売されているロングセラー車種です。
ジャイロキャノピー 主要諸元 | |
---|---|
車名・型式 | ホンダ・2BH-TA03 |
全長(mm) | 1,895 |
全幅(mm) | 660 |
全高(mm) | 1,690 |
軸距(mm) | 1,410 |
トレッド(mm) | 495 |
最低地上高(mm) | 85 |
シート高(mm) | 700 |
車両重量(kg) | 139 |
乗車定員(人) | 1 |
最小回転半径(m) | 2.0 |
エンジン型式・種類 | TA03E・水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒 |
総排気量(c㎥) | 49 |
圧縮比 | 12.0 |
最高出力(kw[PS]/rpm) | 3.4[4.6]/7,500 |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 4.4[0.45]/7,000 |
燃料供給装置形式 | 電子式 [電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)] |
燃料タンク容量(L) | 5.9 |
燃料消費率(km/L) | 54.5(30km/h 定地燃費値) |
始動方式 | セルフ式(キック式併設) |
点火装置形式 | フルトランジスタ式バッテリー点火 |
変速機形式 | 無段階変速式(Vマチック) |
タイヤ | 前:100/100-12 62J 後:130/70-8 42L |
ブレーキ形式 | 前・後 機械式リーディング・トレーリング |
懸架方式 | 前:ボトムリンク式 後:ユニットスイング式 |
フレーム形式 | アンダーボーン |
ジャイロキャノピーの買取相場
ジャイロキャノピーの買取相場は、7,000〜280,000円です。
年式 | 走行距離 | 買取価格 |
---|---|---|
不明 | 〜99km | 280,000円 |
不明 | 25,000〜29,999km | 170,000円 |
2010年 | 3,000〜4,999km | 100,000円 |
不明 | 30,000〜49,999km | 82,000円 |
不明 | 30,000〜49,999km | 80,000円 |
不明 | 50,000〜99,999km | 45,000円 |
不明 | 不明 | 30,000円 |
不明 | 30,000〜49,999km | 25,000円 |
不明 | 30,000〜49,999km | 25,000円 |
不明 | 5,000〜9,999km | 21,000円 |
不明 | 20,000〜24,999km | 10,001円 |
不明 | 15,000〜19,999km | 10,000円 |
1,989年 | 30,000〜49,999km | 7,000円 |
デリバリー需要増加と共に中古車市場価格も安定
昨今のデリバリー需要の増加に合わせて、屋根付きで乗りやすいジャイロキャノピーの需要も高まり、他の車種に比べ中古車市場の価格も安定しています。
食品のデリバリーだけではなく、その他いろいろな業種でも幅広く使われており、今後も需要が見込まれる車種です。
ただ、どうしても年式が古くなると査定価格は下がっていってしまうため、手放すことを考えているのであれば、1日でも早く査定にだすことをおすすめします。
2008年以降の4スト、インジェクション仕様のジャイロキャノピーは値段がつきやすい
ジャイロキャノピーは、2008年のモデルチェンジで水冷4ストエンジンのインジェクション仕様車になりました。
2008年以降の水冷4ストインジェクション仕様の車両は始動性もよく、値段がつきやすい傾向にあります。
ビジネスバイクとして使用したい人にとっては、始動性がよく年式も新しい4ストインジェクション仕様の型のほうが需要が高いといえます。
年式が新しく、距離も少ないジャイロキャノピーは、高値がつく可能性があるため、一度査定を依頼してみることをおすすめします。
2スト後期モデルのジャイロキャノピーも距離が少なければ高値がつく可能性があります
2ストモデルのジャイロキャノピーも値段がつかないわけではありません。
2スト愛好家たちを中心に2スト車の需要も高まっています。
特に2スト後期モデルのジャイロキャノピーは、距離が少なく状態が良ければ高値が付く可能性があります。
できるだけ新しい年式で、けれど2スト仕様のジャイロキャノピーがほしい、という人もいます。
2ストのジャイロキャノピーを探している人はほとんどが後期型を探しているので、2スト後期型を所有している人は一度査定に出してみるのもいいかもしれません。
トライクやミニカー仕様にカスタム登録するコアなファンからの需要もあるジャイロキャノピー
ジャイロキャノピーの需要は、ビジネス使用をする人だけではありません。
カスタムをして使用する人にも、ベース車として人気があります。
ジャイロキャノピーは原付一種のバイクですが、タイヤのトレッドを500mmに広げるカスタムをすることで、ミニカー登録(水色ナンバー)に構造変更をすることができます。
ジャイロキャノピーは、ビジネス使用をする人だけではなく、カスタム登録のベースカーとしても人気の高い車種です。
ジャイロキャノピーを高く売るためのポイント
ジャイロキャノピーを高く売るためのポイントを3つご紹介します。
- 査定前にはバイクをきれいにしておく
- エンジンがかかることをチェックしておく
- 買取相場をあらかじめ調べておく
査定前にはバイクをきれいにしておく
ジャイロキャノピーを高く売るために、査定前にはバイクをきれいにしておくようにしましょう。
「距離が少なく」「状態がいい」バイクは、基本的に値段がつきやすいと言われています。
距離は操作できませんが、バイクの状態は少しの作業で変えることができます。
サビだらけであれば錆取りをしてみる、ほこりだらけであれば洗車をしてピカピカにしておくなど、今からでもできることはあります。
ほこりとサビだらけのバイクは、あまり大事に保管をされていなかった印象になりますが、ピカピカできれいなバイクは大事にメンテナンスされてきた車両なんだなという印象を与えます。
査定をしてもらうときは、バイクの第一位印象も大事です。
他のメンテナンスもしっかりとされていることも必要ではありますが、まずは車両本体を少しでもきれいな状態にしておくようにしましょう。
エンジンがかかることをチェックしておく
ジャイロキャノピーを高く売るために、査定前にはエンジンがかかることをチェックしておくようにしましょう。
エンジンがかかるか、かからないかは重要なポイントです。
エンジンの始動ができないと、不動車としての買取りになってしまいます。
不動車だと査定が減額になってしまうため、エンジンはできるだけかかるようにしておいたほうがよいでしょう。
エンジンが故障していたり、重整備が必要な修理内容であれば、もうそのまま査定をしてもらうしかないですが、バッテリーがあがっているだけなど、軽整備で始動できそうであればエンジンがかかるようにしておきましょう。
買取相場をあらかじめ調べておく
ジャイロキャノピーを高く売るために、買取相場はあらかじめ調べておくようにしましょう。
相場額を知っておくことで、査定額を提示されたときに、売却をするかどうかの判断基準にもなり、自分の希望価格に近づけるための交渉材料にもなります。
買取業者のなかには、足元をみて査定額を伝えてくる人もいるため、自分で知識をもっておくというのは大事なポイントです。
ジャイロキャノピーの売却は買取査定の対応が良かった業者と取引をしよう
複数社に買取査定を依頼している場合、ジャイロキャノピーの売却は、買取査定時の対応が良かった業者と取引をするようにしましょう。
もちろん、買取査定額に納得したかどうかは取引業者を決める重要なポイントの一つです。
そして、買取査定額と同じぐらい、対応の丁寧さも、取引業者を決める重要なポイントです。
買取査定業界にはいろいろな業者がいます。
一括査定を申し込んだ場合は複数社から連絡、来訪があります。
電話での対応や、査定にきたときの対応が丁寧な業者は、査定から金額交渉、書類の手続きまで誠実な対応をしてくれます。
反対に、電話でも横柄で、査定にきたときの対応も雑な業者は、その後の対応も期待できません。
名義変更予定の期日を守らないなどのトラブルにつながるおそれがあります。
買取業者を決めるときには、査定額や会社の知名度等だけでなく、対応が良かった業者と取引をするようにしましょう。
まとめ:バイクを手放すときは対応の良い業者に依頼をしよう
ジャイロキャノピーは、ビジネスバイク、カスタムベース車として人気の高い車種です。
手放したいと思ったときが、最善の手放し時です。
デリバリー需要も増加している今こそ、手放すことを考えて査定にだしてみてはいかがでしょうか。
そして売却は必ずスタッフの対応をみてから、決めるようにしましょう。
買取業者の良し悪しは、スタッフの対応の差です。
電話対応、査定時の対応がよかった業者と取引をして、気持ちの良い手放し方をしましょう。