ひとりでツーリングに行くときのお供として、仲間とツーリングに行くときにはコミュニケーションツールとして、近年バイク用インカムが注目されています。
- でもバイク用のインカムって種類が多くて選び方がよくわからない…
- そもそもバイク用インカムって何?
- バイク用インカムはどんな機能をチェックすればいいんだろう?
- ひとりで走るのにバイク用インカムっている?
このようにお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、
- バイク用インカムについて
- バイク用インカムの選び方やチェックしたい機能
- バイク用インカムの有名メーカー
- ツーリングの人数に合わせたおすすめのバイク用インカム
などについてご紹介しています。
バイク用インカムが欲しいなと思っている人もそうじゃない人も読んでってや!
読み終わったころには欲しくなっちゃうかもね!
バイク用インカムとは?
バイク用インカムとは、バイクに乗るときに耳に装着する通信機器です。
ソロツーリングのときはラジオから情報を得ることができるため、天気の把握や道路状況の把握に役に立ちます。
通信機能付きのモデルは、複数でツーリングに行く人にぴったり。会話などのコミュニケーションを楽しみながらツーリングをすることができます。
バイク用インカムは、快適に楽しくツーリングをするための便利なツールです。
バイク用インカムの選び方
バイク用インカムを選ぶポイントは、バイクの使用用途によって機能を吟味して選ぶことです。
- 通勤、通学だけで使用する人や、ひとりツーリングが多い人
- 通勤、通学で使用し、休日は友人とツーリングに行く人
- バイクの使用頻度は数ヶ月に一回ツーリングに行くときだけの人
上記の3パターンの人でも必要な機能や欲しい機能は変わってきます。
自分のバイクライフに合わせたバイク用インカムを選びましょう。
音質にこだわって選ぶ
音質にこだわってバイク用インカムを選ぶ際にチェックしたいポイントは、
- 通話時に相手の声がしっかりと明確に聞こえること
- 音楽再生時の重低音、高音がクリアに聞こえること
- ノイズキャンセリング機能が搭載されているか
- 音量の自動調節機能が搭載されているか
の、4つです。
音質が悪いインカムだと、せっかくツーリングで相手と会話しても声が聞き取りにくかったり、好きな音楽を聞いていてもノイズや音飛びで音楽を聞くのがストレスになってしまいます。最低限、聞き取りやすさについてはチェックをしておくとよいでしょう。
バイクで走行していると、どうしても走行中のロードノイズや風切音などのノイズを拾ってしまいます。インカムの騒音対策として有効なのが、ノイズキャンセリング機能と音量自動調節機能です。ノイズキャンセリング機能はロードノイズなどの騒音を低減してくれます。音量自動調節機能は高速道路に入るときなど速度に合わせて音量をあげてくれる便利な機能です。ノイズキャンセリング機能と音量自動調節機能が搭載されているモデルを選べば、より一層快適に走行することができます。
防水・防塵機能をで選ぶ
バイク用インカムを選ぶ際は、防水機能、防塵機能が備わっているかをチェックするようにしましょう。防水機能が備わっていないと、突然雨が降ってきたときに濡れて故障してしまうおそれがあります。防水機能と合わせて防塵機能も搭載されているモデルであれば、トラックや車から出る塵や埃による故障を防ぐことができます。
防水規格IP67相当の記載があれば「粉塵が内部に侵入しない」「一定の水圧で一定時間(30分)水中につけても有害な影響がない」商品だといえるので、突然雨が降ってきてもそのまま使用することができます。
連続使用時間で選ぶ
バイク用インカムを選ぶ際は、連続使用時間をチェックするようにしましょう。
通勤通学、ツーリングにバイクを使用することが多い人は、連続使用時間8時間以上のインカムを選ぶのがおすすめです。ロングツーリングや、1泊2日以上のツーリングに行く人、一日中バイクで移動をする仕事をしている人は、20時間以上のモデルを選ぶと走行中のバッテリー切れの心配をすることなく使用することができます。
ツーリング使用が多いなら通信機能で選ぶ
ツーリングの使用が多い人がバイク用インカムを選ぶ際は、通信機能をチェックするようにしましょう。
- 同時通話人数をチェックする
- 通信距離の長いものを選ぶ
ようにすれば、ツーリングでも不満なく使用できます。
同時通話人数が多い商品を選ぶ
ツーリング使用が多い人は、同時通話人数を気にして商品を選ぶのがおすすめです。4人弱のツーリングが多い人は、通常のBluetooth機能が備わっていれば充分使えます。5人以上でのグループツーリングが多い人は、ペアリング接続不要で便利な「メッシュ通信機能」が搭載されている機種を選ぶと良いでしょう。メッシュ接続は網目状の高性能な接続方式なので、今まで難しいとされてきた大人数での接続も可能です。通信環境の不具合で接続が切れてしまっても、他の人はそのまま通信をつなげることができ、接続が切れてしまった人もそのまま再接続することができる大変高性能で便利な機能です。
通信距離の長いものを選ぶ
ツーリングでの利用が多い人は、通信距離の長いものを選ぶのがおすすめです。
ツーリング=並走ができるというわけではありません。信号待ちで離れてしまったり、走行中少し離れて走行することもあります。そのため、通信距離が短い機種だとすぐに接続が切れてしまい大変不便です。ツーリング使用が多い人は、通信可能距離が1km以上のものを選ぶようにしましょう。
タンデム、グループツーリングが多いなら同じメーカーで揃えるようにしよう
タンデムツーリング、グループツーリングが多い人は、同じメーカーで揃えるのがおすすめです。他のツーリングメンバーに、どのメーカーのインカムを使っているか一度聞いてみましょう。他社製品との接続に対応している機種もありますが、接続の手軽さや使い勝手の点でも同じメーカーに揃えるに越したことはありません。接続に手間取ってせっかくのツーリングになかなか出発できないのは時間がもったいないですよね。
できるだけ、ツーリング仲間とメーカーを合わせてインカムを選ぶようにしましょう。
スマホアプリ付きだと操作が簡単
スマホアプリ付きのインカムは操作がとても簡単です。インカムの本体は大きいものではないので少し設定が複雑だったり、グローブをつけた手だと操作がしづらかったりします。スマホアプリ付きのものだと、スマートフォンで操作をすることができるので、このような悩みを解消することができます。
サインハウス B+COMシリーズは「B+COM U」というスマホアプリで操作することができます。(iOS版/AndroidOS版 両方あり)
バイク用インカムの便利な機能
バイク用インカムの便利な機能に
- ラジオFM機能
- 音楽併用機能
があります。
ラジオFM機能
Mラジオの受信機能付きのバイク用インカムは、天気や道路の情報収集にとても便利です。AMラジオが入りにくいところでも受信することができます。
普段から、車や家でFMラジオを楽しんでいる人にも嬉しい機能の一つですね。
音楽併用機能
音楽併用機能付きのバイク用インカムなら、仲間と会話を楽しみながらお気に入りの音楽を聴くことが出来ます。ツーリングをより一層楽しみたい人に嬉しい機能です。
安いバイク用インカムだと自動経路制御機能がついていないものが多い
安価なバイク用インカムだと、自動経路制御機能がついていないものもあります。自動経路制御機能とは、一度ペアリングした相手と接続が切れてしまった場合に、自動で接続を復帰してくれる機能です。この機能が無いと、接続が切れるたびに再度ペアリングをする必要があるため、ツーリングが多い人には搭載されていると便利な機能です。
バイク用メーカーの有名メーカー
バイク用インカムはいろいろなメーカーが販売しています。いろいろなメーカーがあるなかでも、バイク用インカムの有名メーカーを4社ご紹介します。
デイトナ
DAYTONAは、日本のバイク用品専門メーカーです。
デイトナ製品のファンも多く、コストパフォーマンスに優れた製品を数多く販売しています。
セナ
SENAは、韓国の通信機器メーカーです。
機種の種類が豊富で、初心者ライダーにも使いやすいものから、コアな使い方をする人にも満足いく商品の幅が魅力です。SHOEIのヘルメット専用インカムも販売しています。
ミッドランド
MIDLANDは、イタリアの映像通信機器メーカーです。世界40カ国に販売網を持っています。他社のインカムとも通話ができるユニバーサルインターカム機能を日本で初めて発売したことで知られるメーカーです。
サインハウス
SIGN HOUSEは、日本のバイク用品専門メーカーです。
サインハウスの販売するB+COMシリーズのバイク用インカムは、機能と価格のバランスから人気で使用しているライダーも多く、ファンが多いインカムの一つです。
ソロツーリングにおすすめのバイク用インカム
ソロツーリングにおすすめのバイク用インカムは、デイトナのソロツーリングに特化したモデルです。
DAYTONA / DT-KIKUDAKE
- FMラジオ受信搭載(ワイドFMにも対応
- Bluetoothでスマホ、ナビゲーション、レーダーと接続可能
- 高音質のスピーカー
- 防水・防塵使用 IP67
- 乾電池式 連続使用約12時間
- 最大2台までのマルチペアリング対応
タンデムツーリングにおすすめのバイク用インカム
タンデムツーリングにおすすめのバイク用インカムは、ミッドランドのベストセラーシリーズがさらにパワーアップしたモデルです。
MIDLAND/BT X2PRO S LR
- 外部アンテナ付きで従来モデルより通信が30%安定
- 音楽併用機能付きで、音楽を聞きながら会話が可能
- ナビの音声を通信相手と共有可能
- 高音質NdHI-FIスピーカーを使用したハイクオリティーな音質
- ミュージックシェア機能付き
- 防水IPX6相当
3人以上のグループツーリングにおすすめのバイク用インカム
3人以上のグループツーリングにおすすめのバイク用インカムを3機種ご紹介します
- サインハウスのB+COMSB6X
- セナの50S/50R
- カルドのPACKTALKNEO
SIGNHOUSE/B+COM SB6X
- インカム通話使用時間最大約22時間
- 音楽やナビを聴きながら通話できる聴きトーク機能付き
- 防水・防塵IP67相当
- 他社性インカムとの通話が可能なユニバーサルインターコールレシーブ機能付き
- 高音質スピーカーによる最強の音質とパワフルな音圧
- みんなと音楽やナビ機能をシェアできるオーディオシェア機能付き
- スマホアプリB+COMUによるかんたん操作
SENA/50S、50R
- メッシュ通信機能付き
- クリアで高品質な音質
- 専用アプリで操作可能
- FMラジオチューナー内蔵
- 1時間で満充電
- グループMeshインターコムで最大24人での通話が可能
50Sはおなじみのジョグダイヤルモデル、50Rはなめらかで薄型の三つボタンモデル
Cardo/PACKTALK NEO
- メッシュ通信機能付き
- 音響機器の有名メーカーJBLと組んだハイクオリティな音質
- ボイスコマンド(音声操作)が可能
- 急速充電対応
- 最新のBluetooth5.2チップ搭載
- 連続最大通話時間13時間
- 自動再接続機能搭載
- グループ通話最大15人対応
- FMラジオ受信機能付き
- 最大通信距離1.6km
- ケーブルにつなぐことなく本体のみでアップデート可能
まとめ:インカムをゲットして快適なツーリングをしよう!
バイク用インカムは昔と比べてどんどん進化しています。便利なツールとしてこれからのライダーたちには必需品になっていくといわれているツールの一つです。
コミュニケーションツールとしてだけではなく、情報収集をするため、快適にツーリングを楽しむためのアイテムとして、バイク用インカムをぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
自分の生活スタイルに合わせたバイクインカムをゲットして、快適なツーリングをしましょう!