近年着用する人が増えてきたバイク用エアバッグってなんや?
バイク用エアバッグは命を守るために是非みんなに着用してほしいものなんだ!今回この記事ではバイク用エアバッグについて解説していくよ!
ライダーは熟読必須やな
バイクの交通事故は命に関わる事が多い
バイクの交通事故は、命に関わることも多く、命が助かったとしても身体に大きなダメージを受けます。なかでも、2大致命傷部位といわれているのが「頭部」と「胸腹部」です。
二輪車の交通事故死者の致命傷部位は、頭部45%胸腹部35%と、二箇所の合計で約80%を超えます。ヘルメットと胸部プロテクターがいかに大事かということがわかりますね。
万が一事故をした場合の自衛が大切
交通事故は、したくてするものではありません。交通ルールを守っていても、起きてしまうときは起きてしまいます。交通事故をしないために、安全運転はもちろんのこと、交通事故が起きてしまったときの自衛が大切になります。
致命傷部位の80%にあたる「頭部」と「胸腹部」。
この二大致命傷箇所を守るために「ヘルメット」と「バイク用エアバッグ」を着用し、万が一事故が発生したときのために備えましょう。
バイク用エアバッグは、命を守る「着るエアバッグ」
バイク用のエアバッグは、命を守る「着るエアバッグ」です。
自動車には乗っている人を保護するためにエアバッグが装着されています。バイクは自動車と違い、四方が囲まれているわけではありません。事故にあえば、そのまま転倒及び投げ出されてしまいます。そのため、バイク側のエアバッグではなく「人が着るエアバッグ」の着用が推奨されています。二大致命傷の「頭部」と「胸胸部」は、上半身です。命を守るためには、上半身の自衛が重要といえます。
上半身保護に関して、今まで街乗りライダーはプロテクターが主流でしたが、近年注目されているのがバイク用エアバッグです。警察の白バイ隊員の着用や、レースでの着用義務はされていましたが、一般の街乗りライダーたちの間でも認知度が高まってきて、ライダーの着用率も上がってきています。
これからは「ヘルメット×バイク用エアバッグ」で自衛をする時代が来たといっても過言ではないでしょう。
普通のジャケットやベストとは違うバイク用エアバッグの特徴
バイク用エアバッグは、普通のジャケットやベストとはどう違うのでしょうか?
通常のライダースジャケットやベストは、プロテクターがついていたり、ヒジなどに補強がされています。転倒した場合の衝撃や怪我を軽減することは出来ますが、バイカーの保護には限界がありました。事故でバイクから投げ飛ばされた場合には、プロテクターを装着していても、身体に強いダメージを負ってしまいます。さらに、プロテクターのぶんだけ厚みがあるため、上半身がとても大きく見え、見た目を気にするライダーたちはプロテクターの着用を避けていました。プロテクターよりも更に安全性を求める人や、見た目の問題でプロテクターを避けてきた人におすすめしたいのがバイク用エアバッグです。
バイク用エアバッグはライダースジャケットやベストと同じく着用がとても簡単です。なおかつ、エアバッグのクッション性が高いため、衝撃緩和に優れています。スマートタイプのバイク用エアバッグであれば、見た目もそこまで気になりません。ジャケットの中に着用できるタイプもあります。
バイク用エアバッグは、事故にあったり、転倒してバイクから離れると、エアバッグが自動で膨らむ仕組みになっています。衝撃を緩和する効果が高く、安全性の観点からも近年注目されているアイテムです。
バイク用エアバッグの主な種類
バイク用のエアバッグには、どのような種類があるのでしょうか?
大きくわけると4つのタイプがあります。
- 一体型エアバッグハーネスタイプ
- ベストタイプ
- ジャケットタイプ
- レーシングスーツ内蔵タイプ
こちらでは、4つのタイプのバイク用エアバッグについてご説明します。
一体型エアバッグハーネスタイプ
一体型エアバッグハーネスタイプは、直にエアバックシステムが組みこまれたハーネスと、エアバッグの一体型のものです。基本はジャケットやレインウェアの上に着用しますが、ジャケットの中に着用できるものもあります。袖がないため、シーズンを問わず着用することができます。
ベストタイプ
ベストタイプのバイク用エアバッグは、エアバッグシステムをベストの中に内蔵したタイプのものです。基本はジャケットやレインウェアの上に着用します。袖がないため、シーズンを問わず着用することができます。
ジャケットタイプ
ジャケットタイプのバイク用エアバッグは、エアバッグシステムをジャケットに内蔵したタイプのものです。シーズンに応じた素材があります。季節によって素材を変える必要がありますが、上着を何枚も着なくともこれ一枚で済むのがメリットです。
レーシングスーツ内蔵タイプ
レーシングスーツ内蔵タイプのバイク用エアバッグは、エアバッグシステムをレーシングスーツに内蔵したタイプのものです。全身を覆うことができ、安全性が高いレーシングスーツです。主にサーキット走行をするライダーにおすすめしたいバイク用エアバッグです。
バイク用エアバッグを選ぶときのポイント
バイク用エアバッグと一概にいっても、種類がたくさんあって何を選べばいいか分からないですよね。こちらでは、バイク用エアバッグを選ぶときのポイントを4つご紹介します。
ライダースタイルに合わせた種類を選ぶ
ライダーのスタイルに合わせて、バイク用エアバッグを選びましょう。
- 毎日通勤通学で使用する
- 春と秋しか乗らない
- サーキットを走行したり、オフロードを走りに行く
人それぞれいろいろな生活スタイルがあり、いろいろなバイクの使い方があります。
例えば、
- 毎日通勤通学で使用する人は、制服やスーツを着ていると思いますので着脱のしやすさと、季節問わず使えるというポイントで購入することをおすすめします。
⇒ベストタイプ、ハーネス一体型タイプがおすすめです。 - 春と秋しか乗らない人は、そんなに頻繁に乗るわけではないのでバイク用の上着が一枚あれば充分ですよね。
⇒ライダースジャケットを持っていなければジャケットタイプ、自分で服装はコーディネートしたい人はベストタイプかハーネス一体型がおすすめです。 - サーキットを走行したり、オフロードを走りに行く人は、安全性を最優先に考えて選びましょう。
⇒レーシングスーツ内蔵型やジャケットタイプがおすすめです。
このように生活スタイルに合わせて、バイク用のエアバッグを選ぶようにしましょう。
予算を考えて選ぶ
バイク用エアバッグを選ぶ際は、予算を考えながら選びましょう。バイク用エアバッグは機能がしっかりしているぶん、価格もしっかりしています。数千円で買えるものではありません。価格帯は大体5万円〜30万円前後です。まずは生活スタイルから考えて、どのタイプが欲しいか目星をつけて、いろいろなメーカーの価格を比べながら購入するようにしましょう。
機能面を考えて選ぶ
バイク用エアバッグを選ぶ際は、機能面もよくチェックするようにしましょう。
エアバッグ+αの機能がどこまで必要か。機能性が上がれば上がるほど、金額も比例して上がっていきます。
- 防水、防寒仕様のバイク用エアバッグ
- ポケットが充実しているバイク用エアバッグ
- センサータイプでワイヤレスのバイク用エアバッグ
など、いろいろな付加機能がついたものがあります。
自分に必要な機能、欲しい機能を熟考しながらよく考えて選ぶようにしましょう。
アフターサービスをチェックして選ぶ
バイク用エアバッグを選ぶ際は、アフターサービスの体制がしっかりとしているのか、受付はどのようにすればいいのかをチェックして選ぶことをおすすめします。海外メーカーに関しては、国内の代理店や、日本支社がアフターサービスの受付窓口となります。並行輸入品や、正規の販売店ではないところで購入すると、保証やサービスの対象外となる可能性があります。アフターサービスを受けながら長く使いたいのであれば、購入場所には気を付けるようにしましょう。
バイク用エアバッグのおすすめメーカー
バイク用エアバッグのおすすめメーカーを3つご紹介します。
無限電光 ヒットエアー
バイク用エアバッグといえば無限電光のヒットエアー、と言われるぐらい有名なメーカーです。本社は愛知県名古屋市にあります。1998年に世界で初めてバイク用エアバッグジャケットを完成、発表し販売した会社です。その性能と信用から、国内外の警察でも採用されており、各県警の白バイ隊員もヒットエアーのバイク用エアバッグを着用しています。
ダイネーゼ
ダイネーゼは、1972年に創業された、イタリアのライディングギア総合メーカーです。「足からつま先までのプロテクションの提供」をモットーに掲げており、ジャケットからブーツまで幅広い商品の取り扱いをしています。
アルパインスターズ
アルパインスターズは、1963年に登山用ブーツメーカーとして創業された会社です。1970年代にモトクロスブーツで世界を席巻しました。現在では、ウエアからプロテクターまで様々なライディングギアを取り扱っています。
バイク用エアバックのおすすめ商品6選
バイク用エアバッグのおすすめ商品を6つご紹介します。
ヒットエアー 一体型エアバッグハーネスMLV-C
特徴 | 一体型エアバッグハーネス |
メーカー希望小売価格(税込) | 44,000円 |
サイズ展開 | L,2L |
ヒットエアー 一体型エアバッグハーネスMLV2-C
特徴 | 一体型エアバッグハーネス |
メーカー希望小売価格(税込) | 52,800円 |
サイズ展開 | S,M,L |
ヒットエアー 一体型エアバッグハーネスMLV-RC
特徴 | ・一体型エアバッグハーネス ・全体にリフレクターを練り込んだ生地を採用し夜間に全体が反射 |
メーカー希望小売価格(税込) | 53,900円 |
サイズ展開 | L,2L |
ヒットエアー motorrad-2ジャケット
特徴 | ・ジャケットタイプ ・肩肘にプロテクターと背中にソフト脊髄パッドを標準装備 ・首、背中、脇、尻への衝撃を緩和 |
メーカー希望小売価格(税込) | 53,900円 |
サイズ展開 | M,L,XL,2XL,3XL,4XL |
アルパインスターズ TECH-AIR®5
特徴 | ・ワイヤレスエアバッグ ・保護エリア:胸部、背中、肩、上腕部、脇腹 |
メーカー希望小売価格(税込) | 103,840円 |
サイズ展開 | XS,S,M,L,XL,2XL,3XL,4Xl |
ダイネーゼ スマートジャケット
特徴 | ・ワイヤレスエアバッグ ・D-air®テクノロジー搭載 ・カバーエリア:胸、背中 |
メーカー希望小売価格(税込) | 149,600円 |
サイズ展開 | XS,S,M,L,XL,XXL |
まとめ:万が一の対策をしっかりして、快適なライダー生活をおくろう
ライダーにとって安全対策は避けては通れません。自動車と違いバイクは周りを囲われているわけではないので、万が一事故に合ってしまった場合に重傷を負う可能性が大変高くなります。そのため各々個人で行う安全対策が重要です。ヘルメットとプロテクターだけではなく、バイク用エアバッグも是非取り入れてみてはいかがでしょうか。
あなたのライダー生活がより豊かで素敵なものになりますように。
最後までお読みいただきありがとうございました。