バイクにUSB電源は必要?メリット・デメリットや取付方法を解説します

ツーリング中にスマホの充電が切れてしまった…。
そんな経験はありませんか?

「ナビが使えなくなると困る」
「ドラレコの電源も確保したい」

そんなライダーの悩みを解決するのが、バイク用USB電源です。
この記事では、USB電源のメリット・デメリット、取り付け方法、おすすめ商品まで詳しく解説します。
ぜひ参考にしてください。

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目次

バイクにUSB電源を取り付けるメリット

バイクにUSB電源を取り付けると、スマホの充電やドラレコの電源確保ができ、ツーリングがより快適になります。

今回は、そんなUSB電源の便利な使い方やメリットについてご紹介します。

  • 充電を確保!スマホやドラレコも安心 
  • 電源の取り出し不要!機器の増設も楽々
  • バイクから離れるときも安心!電子機器の盗難防止に役立つ
  • アクセサリーを持ち運び&充電可能

充電を確保!スマホやドラレコも安心 

USB電源を装備すると、走行中でもスマホやドライブレコーダーの充電が可能になります。

特に、ナビアプリを使用するとバッテリーの消耗が早いため、USB電源があれば充電切れの心配がありません。

さらに、電熱ウェアやグリップヒーターの給電にも対応できるため、冬場のツーリングでも安心です。

モバイルバッテリーを持ち歩く手間がなくなるのは嬉しいですね。

電源の取り出し不要!機器の増設も楽々

USB電源を取り付けることで、車両の配線を加工する必要がなくなり、機器の増設が簡単になります。

ナビやドライブレコーダーなど、複数の電子機器を使う場合でも、USB端子が複数あるタイプなら一度の取り付けでまとめて給電できます。

配線を加工する必要がないので、電装系の知識がなくても扱いやすく、後から機器を追加するときも楽々できます。

バイクから離れるときも安心!電子機器の盗難防止に役立つ

USB電源を取り付けることで、電子機器の盗難リスクを軽減できます。

配線から直接電源を取るタイプでは、機器が車体に固定されるため、持ち運びが難しくなります。

しかし、USB電源があれば、充電ケーブルを抜くだけでスマホやドライブレコーダーを取り外し、持ち歩くことが可能です。

休憩時や駐車中に貴重品を持ち歩けるので、結果として盗難のリスクを減らすことができます。

アクセサリーを持ち運び&充電可能 

バイクにUSB電源を取り付けると、アクセサリー類を手軽に取り外して持ち運べるようになります。

ナビやアクションカメラなど、高価な機器を使っていると、駐車中の盗難が気になりますよね。

バッテリーから直接電源を取るタイプだと、配線が車体とつながっているため、簡単には取り外せません。

その点、USB電源ならケーブルを抜くだけで持ち運べるので、休憩や宿泊のときも安心です。

ツーリング先でも大切な機器を安全に使えるのは、大きなメリットといえます。

バイクにUSB電源を取り付けるデメリット

USB電源は充電や電源確保ができて便利ですが、いくつか注意点もあります。

ここでは、取り付けにかかる手間やリスクなど、USB電源のデメリットについて詳しく解説します。

  • コストと手間がかかる  
  • バッテリー上がりや漏電のリスクがある
  • 車種によっては取り付けが難しい
  • 配線の知識が必要で作業の負担が大きい

コストと手間がかかる  

バイクにUSB電源を取り付けるには、本体の購入費に加えて、取り付けの手間や工賃がかかります。

USB電源の本体価格は1,500円~4,000円程度ですが、ショップに依頼すると5,000円~1万1,000円ほどの工賃がかかることがあります。

自分で作業する場合でも、配線の処理や取り付け位置の調整に手間がかかるため、ある程度の時間と知識が必要です。

手軽に充電するだけなら、モバイルバッテリーを活用する方法も検討するとよいでしょう。

バッテリー上がりや漏電のリスクがある  

バイクにUSB電源を取り付けると、バッテリー上がりや漏電のリスクが生じることがあります。

具体的なリスクは、以下のとおりです。

  • 複数の機器を同時に使用すると、電力消費が増えバッテリーに負担がかかる
  • 長時間の給電を続けると、気づかないうちに電力を消耗し、外出先でエンジンがかからなくなる可能性がある
  • 配線処理が適切でないと、ヒューズが飛んだり、最悪の場合は配線が焼損するリスクもある
  • USB電源の防水処理が不十分だと、雨水が入り込み、漏電の原因になる

長く安全に使うためには、防水性の高い製品を選び、定期的な点検を行うことが大切です。

車種によっては取り付けが難しい

USB電源は、車種によっては取り付けが難しいことがあります。

特に、セパレートハンドルのバイクは、ハンドル周りのスペースが限られているため、設置場所の確保が難しくなります。

取り付け位置が決まらないと、配線の処理も複雑になり、作業に時間がかかることもあります。  

「クランプバー」や「マウントステー」を利用することで、取り付け可能なケースもあるため、事前に確認しておくことが大切です。

配線の知識が必要で作業の負担が大きい

バイクにUSB電源を取り付けるには、配線の知識が必要です。

正しく処理しないと、電源が不安定になったり、接続した機器がうまく動作しなかったりすることがあります。

電装系の作業に慣れていないと、思った以上に時間がかかり、取り付けに苦労することもあるでしょう。  

また、バイクは振動や雨、ホコリの影響を受けやすく、配線の固定が甘いとショートや断線の原因になります。

安全に使用するためには、作業手順を事前に確認し、不安がある場合は専門店に相談するのが安心です。

バイク用USB電源を選ぶポイント

バイク用のUSB電源は種類が多いため、どれを選べばよいか迷ってしまいますよね。

ここでは、給電方法や防水性能など、選ぶ際にチェックすべきポイントをわかりやすく解説します。

  • 給電方法はACC連動かバッテリー直結か
  • 出力電流と端子数を確認する
  • 防水性能と安全対策をチェックする
  • ケーブルの長さも考慮する

給電方法はACC連動かバッテリー直結か

バイク用のUSB電源は、給電方法が2種類あります。

  • ACC連動タイプ
  • バッテリー直結タイプ

USB電源を選ぶときは、ACC連動タイプかバッテリー直結タイプかを確認してください。

ACC連動タイプは、キーを回すと通電し、エンジンを切ると自動で電源がオフになります。
余計な電力消費を防げるため、バッテリーへの負担が少なく安心です。  

バッテリー直結タイプは、エンジンを止めても給電できるのが特徴です。
休憩中にスマホやナビを充電できるので便利ですが、長時間使うとバッテリーが上がる可能性があるため注意が必要です。
乗らない期間が長いときは、配線を外すなどの対策をしておくと安心でしょう。
また、中にはスイッチを追加することでACC連動のように使える製品もあるため、用途に合わせて選ぶのがおすすめです。

出力電流と端子数を確認する

USB電源を選ぶときは、出力電流と端子の数をしっかり確認しましょう。

必要な電流が足りないと、スマホやナビの充電が遅くなったり、うまく動作しなかったりすることがあります。  

スマホやカーナビなら2A以上、グリップヒーターなら3A〜4Aの出力が必要です。

電流が不足すると充電が遅くなり、逆に必要以上の電流が流れるとヒューズが飛ぶこともあります。

ヒューズは回路を守る役割があり、規定以上の電流が流れると溶けて電気の流れを止めます。  

快適に使うためには、使用する機器に合った出力のUSB電源を選ぶことが大切です。

複数の機器を同時に充電したいなら、端子の数もチェックしておくと便利です。

防水性能と安全対策をチェックする

USB電源を選ぶときは、防水性能や安全対策がしっかりしているかを確認しましょう。

防水機能がないと、雨の日に故障したり、漏電のリスクが高まったりすることがあります。  

防水機能は「IPX」という基準で示され、数字が大きいほど防水性が高くなります。
バイクで使うなら、IPX6以上のものを選べば、走行中の雨にも耐えられるので安心です。
ただし、防水仕様でも大雨のときは水が入り込むことがあるため、USBポートにカバーを付けておくとさらに安心です。 

安全機能には、以下のような対策があると安心です。  
・ヒューズ:過電流を防ぎ、配線の発熱や発火を防ぐ  
・DC-DCコンバーター:電圧を安定させ、接続機器の故障を防ぐ  

上記の機能がない製品もあるので、購入前にしっかり仕様を確認して、安全に使えるものを選びましょう。

ケーブルの長さも考慮する

USB電源を選ぶときは、ケーブルの長さも忘れずにチェックしましょう。

長さが足りないと、バッテリーからハンドルまで届かず、うまく取り付けられないことがあります。  

特に、大型バイクは車体が長いため、短いケーブルでは取り回しが難しい場合があります。

延長ケーブルが必要になるケースもあるため、事前にバイクのサイズを確認しておくと安心です。  
ちょうどいい長さのケーブルを確認しておくと、配線がスムーズになり、見た目もすっきり仕上がります。
USB電源を購入する前に、どこに取り付けるのかを考えながら、適した長さのものを選びましょう。

バイク用USB電源の取り付けに必要なもの

バイク用USB電源の取り付け方法は、ACC連動タイプとバッテリー直結タイプで異なり、配線の処理もバイクの仕様によって変わります。

スムーズに作業を進めるために、以下の工具を準備しておきましょう。  

工具名用途
検電テスター電源がどこに来ているかを確認する
電工ペンチ配線のカットや圧着端子の取り付けに使う
ヒューズクリップ / ラジオペンチヒューズの取り外しや細かい作業に便利
ソケットレンチ(エクステンションバー付き)ナットやボルトを外すときに使用
六角レンチセットハンドル周りのパーツの脱着に役立つ
プラスドライバーねじを外したり固定したりする
絶縁テープ配線の保護やまとめるときに使う
カッター・ハサミ配線を切ったり、被覆を剥がしたりする
軍手手を保護しながら作業できる
懐中電灯暗い場所での作業時に便利

USB電源を取り付ける際は、安全に作業できるよう、配線の取り回しや固定位置をしっかり確認しながら進めることが大切です。

準備を整えて、無理のない範囲で作業を進めましょう。

バイク用USB電源を取り付ける方法

USB電源の取り付け方法は、ACC連動タイプとバッテリー直結タイプで異なります。

ここでは、それぞれの取り付け手順について詳しく解説します。

ACC連動タイプ

ACC連動タイプのUSB電源は、エンジンをかけたときだけ通電するため、バッテリー上がりの心配が少なく安心です。

また、ハンドル周りに取り付けやすく、配線の取り回しもしやすいのが特徴です。

取り付けの流れ

  1. USB電源本体を固定する
    ハンドルバーなど、操作の邪魔にならない場所にしっかり取り付ける。
  2. キーONで電気が流れる配線を探す
    検電テスターを使い、エンジンをかけたときに通電する配線を特定する。
  3. 配線を分岐させる
    見つけた配線の被覆を剥き、USB電源のプラス側と接続する。
  4. 端子を取り付けて固定する
    端子を使ってしっかり接続し、外れないようにする。
  5. 絶縁処理を行う
    絶縁テープを巻き、配線がショートしないように保護する。
  6. マイナス側の配線を接続する
    バッテリーのマイナス端子、またはボディアースにつなげる。
  7. 配線を整理する
    余った配線を束ねて、邪魔にならないようにまとめる。

取り付けが完了したら、動作確認をしてしっかり通電しているかチェックしましょう。

安全に取り付けるためにも、事前に配線の位置を確認しながら慎重に作業を進めることが大切です。

バッテリー直結タイプ

バッテリー直結タイプのUSB電源は、エンジンを切っていても電源が使えるのが特徴です。

休憩中にスマホやナビを充電できるため便利ですが、バッテリー上がりを防ぐためにも使い方には注意が必要です。

取り付けの流れ

  1. USB電源本体を固定する
    ハンドル周りなど、使いやすく邪魔にならない場所に取り付ける。
  2. バッテリーに配線をつなぐ
    USB電源のプラス側をバッテリーのプラス端子に、マイナス側をマイナス端子またはボディアースにつなぐ。
  3. 配線をきれいにまとめる
    余った配線は、結束バンドやテープを使ってスッキリ整理する。

電源の取り方には、ヒューズボックスから電源を取る方法やリレースイッチを使う方法など、いくつかの選択肢があります。

配線作業が不安な場合は、専門店に相談してください。

バイク用USB電源の取り付けにかかる費用

USB電源の取り付け費用は、自分で作業する場合とショップに依頼する場合で大きく異なります。

それぞれの費用の目安を見ていきましょう。

自分で取り付ける場合の費用

自分で取り付ける場合は、USB電源本体に加え、配線や工具を準備する必要があります。

項目価格の目安
USB電源本体600円~2,000円程度
電工ペンチ1,000円~10,000円程度
ギボシ端子・端子セット200円~2,000円程度
電源取り出しコネクター200円~300円程度
検電テスター1,000円~8,000円程度
絶縁テープ・熱収縮チューブ100円~1,000円程度

上記の価格は、あくまで概算です。

パーツの種類や品質によって価格は変わるため注意してください。

特に、端子や配線部品はセット販売されていることが多いため、必要な分をまとめて購入すると、コストを抑えやすくなります。

ショップに依頼する場合の費用

バイクショップに取り付けを依頼する場合は、工賃と部品代がかかります。

作業内容工賃の目安
USB電源の取り付け5,000円~11,000円程度

持ち込みでの依頼は、通常より工賃が高くなることがあります。

また、バイクのカウルを外す作業が必要な場合や、配線が複雑な車種では追加料金が発生することもあります。

手間をかけず確実に取り付けたいならショップへ依頼、コストを抑えたいなら自分で作業するのがおすすめです。

この記事を参考に、自分に合った方法を選びましょう。

おすすめのバイク用USB電源5選

バイク用USB電源には、出力の違いや防水性能、取り付け方法などさまざまな特徴があります。

ここでは、使い勝手の良いおすすめのUSB電源を5つ紹介します。

  • デイトナ バイク電源USB1ポート 93039
  • デイトナ バイク専用電源スレンダーUSB2ポート98438
  • Kaedear MOTOチャージャー
  • KIJIMA(キジマ)USBポートKIT USBx2 トータルDC5V/4A ハンドルクランプ
  • Onvian バイク用 高速デュアルUSB電源ソケット

1.デイトナ バイク電源USB1ポート 93039

1.デイトナ バイク電源USB1ポート 93039
引用:Amazon

デイトナ バイク電源USB 1ポート 93039 は、バイクで手軽にスマホや電子機器を充電できるUSB電源です。

USB Type-A対応で、最大2.1Aの出力が可能。

シンプルな1ポート設計なので、ハンドル周りにもすっきり取り付けられます。

差し込み口にはキャップが付いており、突然の雨でも安心です。

また、別売りのデイトナ製充電器と組み合わせれば、バッテリー充電にも対応できます。

長距離ツーリングや日常使いにも便利な一台です。

2.デイトナ バイク専用電源スレンダーUSB2ポート98438

2.デイトナ バイク専用電源スレンダーUSB2ポート98438
引用:Amazon

デイトナ バイク専用電源スレンダーUSB 2ポート 98438 は、薄型設計でスッキリ取り付けられるUSB電源です。

本体の厚さはわずか13.5mmで、ハンドル周りの狭いスペースにも対応できます。

USB Type-Aを2ポート搭載し、5V/2.4Aの高出力でスマホや電子機器を素早く充電可能です。

配線はブレーキスイッチやヒューズボックス付近から簡単に接続可能

取り付けがしやすく、コンパクトながら実用性の高いモデルです。

3.Kaedear MOTOチャージャー

3.Kaedear MOTOチャージャー
引用:Amazon

Kaedear MOTOチャージャー は、USB Type-AとType-Cの2ポートを搭載したバイク用USB電源です。

最大36Wの高出力に対応し、スマホやタブレットを素早く充電できます。

防水・防塵仕様なので、急な雨でも安心です。

配線はヒューズボックスやブレーキスイッチ付近から簡単に接続可能

取り付けしやすく、ツーリング時の充電環境を快適にしてくれる便利なアイテムです。

4.KIJIMA(キジマ)USBポートKIT USBx2 トータルDC5V/4A ハンドルクランプ

4.KIJIMA(キジマ)USBポートKIT USBx2 トータルDC5V/4A ハンドルクランプ
引用:Amazon

KIJIMA SBポートKIT USBx2 は、ハンドルにしっかり固定できるUSB電源です。

USB Type-Aを2ポート搭載し、合計5V/4Aの高出力でスマホやナビを同時に充電が可能です。

防水キャップ付きで、雨やホコリの侵入を防ぎます。

ハンドル周りをスッキリさせたい方におすすめです。

5.Onvian バイク用 高速デュアルUSB電源ソケット

5.Onvian バイク用 高速デュアルUSB電源ソケット
引用:Amazon

Onvian バイク用 高速デュアルUSB電源ソケット は、QC3.0対応の急速充電が可能なUSB電源です。

USB Type-Aを2ポート搭載し、スマホやタブレットをスムーズに充電できます。

電圧表示機能付きで、バッテリーの状態をいつでも確認できるのも便利。

防水設計に加え、独立スイッチを搭載しているため、不要な電力消費を抑えられます。

USB電源を取り付けて楽しく充実したツーリングにしよう!

USB電源は、自分のバイクに合ったものを選べば安心して使えます。  

そのためにも、取り付ける前に配線の取り回しや設置場所を確認しておくことが大切です。  

日頃から必要な工具をそろえ、基本的な作業手順を把握しておきましょう。

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