書類のないバイクは買取可能?
結論から言ってしまうと、書類のないバイクでも買取は可能です。
ただし、状況によっていろいろと必要な手続きなどが変わってきますので、注意が必要です。
また、買取業者によっても対応が変わってきますので、最終的には依頼しようと思う買取業者への確認が必須です。
バイクの買取に必要な書類
上にも書きましたように、書類が揃っていなくてもバイクの買取が可能なケースはあるのですが、当然、書類が揃っているに越したことはありません。
ですから、そろそろバイクを売ろうかなあ、と思われたら、事前に必要書類の在り処をご確認されることをおすすめします。
ちなみに、バイクを売る際に必要となる書類は以下のとおりです。
車検証
車検証とは、バイクの登録に関する事柄が記載されている書類ですが、実際「車検証」という名称の書類があるのは排気量が250ccを超えるバイクのみです。
それ以下のバイクの場合は、車検証ではなく、それぞれ以下のような名称の書類が登録書類として存在します。
排気量125cc以下の場合
標識交付証明書
見本は大津市のものです。自治体によって様式は異なります。
排気量が125ccを超えて250cc以下の場合
軽自動車届出済証
令和元年7月1日以降に登録された軽自動車届出済証は、上の画像とは異なり、下の車検証のような青色でA4サイズのものに変更されています。
排気量が250ccを超える場合
自動車検査証(いわゆる車検証)
もし再発行するならば、標識交付証明書の場合は市区町村役場で、軽自動車届出済証と自動車検査証の場合は陸運支局で手続きすることになります。
うえ〜、なんかややこしくね〜
ダイジョブダイジョブ!3種類載せたけど、自分のバイクの排気量に合うやつ1種類だけあればええから!
そうか!じゃあ僕のバイクは2500ccだから、自動車検査証だけあればいいんだね!
2500cc…?ロケット3…か…?
廃車証
バイクを手放したくないけど、なかなか乗らないなどの事情ですでに廃車手続きを済ませている方もよくいらっしゃいます。
そうした廃車手続き済みのバイクは車検証などを返納してしまっているので、売却の際には車検証の代わりに廃車証をご用意していただくことになります。
ちなみに、廃車証とひとまとめに表現していますが、こちらも車検証同様、実際は排気量ごとに書類の名称が異なります。
排気量が125cc以下の場合
廃車証明書(市区町村での発行なので自治体によって若干表現が異なる可能性があります)
※見本は大津市のものです。自治体によって様式は異なります。
排気量が125ccを超えて250cc以下の場合
軽自動車届出済証返納済確認書(オレンジ色のもの)と軽自動車届出済証返納証明書(自動車重量税用)の2つセットで廃車証明書に該当します。
上記の軽自動車届出済証と同様、令和元年7月1日以降に抹消手続きが行われた場合、用紙は1枚のみとなり、名称は軽自動車届出済証返納証明書、様式は下記の自動車検査証返納証明書のような青いA4サイズのものになります。
排気量が250ccを超える場合
自動車検査証返納証明書
自賠責保険証
長らく乗っていないバイクを買取に出そうという場合、自賠責保険が期限切れになっているケースが多いと思います。
自賠責保険が切れているような状況だと、自賠責保険証も紛失あるいは廃棄してしまっていることがよくあります。
そうした場合には、自賠責保険証をご用意していただく必要はありません。
あくまで、有効期限内の自賠責保険証があれば、買取の際に用意しましょうということです。
とはいえ、お住まいの自治体によっては自賠責保険証が必要になる場合があります。
たとえば、京都市の場合ですと、原付バイクの登録時に標識交付証明書が発行されません(!)
京都市では、原付バイクを登録すると、ナンバープレートが交付されるのみなのです。
ナンバープレートのみの交付だと何が問題かというと、買取業者がそのバイクの名義などを確認できないんですね。
つまり、買取業者にとって名義確認の唯一の手がかりが自賠責保険証になります。
このように、自賠責保険証が買取の際に重要になるケースもありますので、期限が切れてしまっても、念の為保管しておくことをおすすめします。
どんな場合に買取可能か
冒頭で、書類のないバイクは買取可能か、という問いに対して可能であると書きましたが、やはり無条件で可能というわけではありません。
上で書いたバイク買取の際に必要な書類は、基本的には再発行できますし、買取業者によっては、必要書類の再発行から代行してくれるところもあります。
書類の再発行には、ご登録時の住所と氏名がわかっていなければなりません。それらが判明しないと書類の再発行ができず、いわゆる『書なし』(登録や名義変更などができない)バイクとなってしまいますので、ご注意ください。
バイクが上記の『書なし』状態になると、もはやナンバーを取得して公道を走行することができませんので、買取業者にとってそのバイクは『部品取り』扱いとなり、買取価格がかなり下がってしまうことが予想されます。
しかし、必要書類が一切ないうえに、ナンバープレートもない、というケースの場合は買取が難しくなることもありえますので、注意が必要です。
バイクのナンバープレートがない時の対処については、以下の記事に詳しいので、ご参照ください。
もちろん、書類もナンバーもなければ、買取は100%不可能というわけではなく、買取業者によっては対応可能なこともあるかと思いますので、一度、専門の買取業者に連絡して状況を話してみるのが良いでしょう。
売主がやらなければならない手続き
売却しようと思っているバイクに必要書類がない場合、売主(バイクの持ち主)はなにをすべきか。
役場や陸運支局に行って書類を再発行するというのもありますが、平日に行くのはなかなか大変ですし(再発行の手続きは平日しかできません)、先程もお話したように、再発行を代行してくれる買取業者もありますので、代行してもらったほうが楽ですよね。
では、売主がやらなければならない手続きは何かというと、実のところ、書類がないからと言って、特にやることはないんですよね。
したがって、書類が揃ってないから面倒なことをしないといけないのでは、などと心配しなくても大丈夫です。
ただし、ネットオークションや個人売買などの場合は、必要書類の再発行が必須になると思いますので、注意が必要です。
書類のないバイクをスムーズに売却するコツ
バイクは必要書類がなくても買取可能だとわかったところで、スムーズな買取を実現するコツをお伝えします。
そのコツとは、バイク買取業者に連絡した際に、不足している書類を伝えておくことです。
どの書類がないかを事前に知ることで、買取業者は必要な手続きの準備を事前にすることができ、結果的にスムーズでスピーディーな買取ができるのです。
ちょっとしたことですが、場合によっては大きな差になりうる部分ですので、是非お試しください。
まとめ
以上、必要書類のないバイクは買取可能なのかということについて、ご説明させていただきました。
ここまでの内容をまとめると、以下のようになります。
- 書類のないバイクでも買取業者なら買取可能
- バイクの買取に必要な書類は車検証(廃車証)と自賠責保険証書
- バイクのナンバープレートがないと買取が難しい可能性がある
- バイクの書類がなくても売主がやることは基本的に増えない
- 結局、バイク買取業車に頼むのが楽
ちなみに、バイク買取番長なら書類がなくても、必要な手続きを無料で代行させていただきます。
京都・滋賀およびその近郊でバイクの売却を検討されている方、でも書類が揃ってなくてためらっている方、ぜひ、私どもバイク買取番長まで、お気軽にご連絡ください。皆様のご連絡、お待ちしております!