バイクの買取査定に必要な書類
バイクを売ろうと思ってネット検索をすると、買取査定に必要な書類という情報が見つかると思います。
当然、どの情報も同じことを書いていて、車検証や軽自動車届出済証、標識交付証明書などの証明書と合わせて、自賠責保険証書が含まれていますね。
排気量が251cc以上のバイクの場合は、基本的に車検のたびに自賠責も更新する必要があるので、自賠責が切れているということはあまりないと思います。
逆に、250cc以下のバイクの場合、車検がないので、自賠責が切れているということが結構あるようです。
上に書いたように、ネット上の買取情報を見ると、どのサイトにも自賠責保険証が必要と書かれているので、自賠責が切れている、あるいは保険期間は残っているけど、自賠責保険証がない場合、バイクを売却できるのか心配される方も多いかと思います。
この記事ではそのような、バイクの売却と自賠責切れの関係についてご説明したいと思います。
自賠責保険が切れていてもバイクは売却できるのか
まず、なんと言っても気になるのは、自賠責が切れていてもバイクは売却できるのかどうかですよね。
結論を言ってしまいますと、自賠責が切れているバイクでも、問題なく売却できます。
じゃあ、なぜバイクを売却する際の必要書類に必ず自賠責保険証が含まれているのかというと、これは、「自賠責保険が残っていれば自賠責保険証をご用意ください」という程度に考えていただいて結構です。
ですから、自賠責保険が切れている場合には、自賠責保険証がなくても気にすることはありません。
自賠責の保険期間は残っているが自賠責保険証がない場合
では、自賠責保険の期間は残っているけど、自賠責保険証をなくしてしまったという場合はどうでしょう。
保険会社の窓口で再発行することができますが、あえて再発行までして用意しなくても、ほとんどの買取業者が自賠責保険証がないままでも買い取ってくれます。
自賠責が切れていると査定額は下がるのか
自賠責保険が切れていても、バイクを買い取ってくれることはわかりましたが、査定額が下がってしまうのではないかと心配ですよね。
しかし、自賠責保険が切れていることは、査定額にほぼ影響がないと言って差し支えないでしょう。
自賠責保険が切れているからと言って査定額が下がることはありません。
なぜなら、ほとんどの場合、バイク買取業者はバイクを買い取ったあと、そのバイクを廃車処理して次の買主に売ります。
次の買主は、その買ったバイクに自ら自賠責保険をかけます。
つまり、あなたがバイクを売却したあとの手続きに、自賠責保険の有無が関係しないということです。
したがって、バイク買取業者も、自賠責保険が切れていることを気にしないわけですね。
なんだ、そうなんだ!じゃあ自賠責保険証捨てちゃお!
待て待て、別に捨てんでもええやん。というか、自賠責保険証は期間が切れてても置いといた方が良いケースもあるから、続きをよう読んでや!
自賠責が残っていると査定額は上がるのか
自賠責保険が切れていても査定額が下がらないことがわかって一安心ですが、では逆に、自賠責保険が残っていると査定額が上がるのか、というのも気になるところです。
さきほど、自賠責保険の有無は、バイク売却後の手続きに関係しないということをご説明しましたが、これは自賠責保険が残っているときにも当てはまるのです。
つまり、残念ながら、たとえ自賠責保険が残っていても、査定額が上がることはありません。
しかし、排気量が250ccを超えるバイクの場合ですと、自賠責保険が残っていることで、査定額が上がることがありえます。
というのも、250ccを超えるバイクの場合、車検があります。
車検期間が残っているかどうかというのは、査定額に影響を与えうる部分です。
そして、自賠責保険が残っているということは、車検期間が残っているということになります。
というわけで、正確に言えば、自賠責保険が残っているからというよりも、車検期間が残っているから査定額が上がるということになります。
自賠責が切れているとこんな問題が
上記で、バイクの自賠責が切れていても、バイク買取業者による査定には特段影響がないことをご説明しました。
しかし、自賠責が切れていることが問題となるケースもあります。
ここでは、そうしたケースについてお話ししたいと思います。
バイクの名義変更ができない
ここまでで、バイクの自賠責保険が切れていることは、買取には影響せず、査定額は上がりも下がりもしない、ということがわかりましたが、本当になんの問題もないのでしょうか。
実はひとつ、ご注意いただきたい点があります。
自賠責保険が切れているバイクは名義変更ができないのです。
名義変更ができないとバイクを譲渡できませんので、困りますよね。
では、どうすればよいかというと、事前に廃車の手続きが必要になります。
廃車の手続きは、排気量が125cc以下だと市区町村役場で、125ccを超えるバイクだと陸運局で行うことになりますが、いずれにしても平日しか受付してくれません。
自賠責保険が切れたバイクをネットオークションや個人売買で売却する際には、この廃車処理をご自身でやらなくてはいけませんので、結構な手間です。
しかし、バイク買取業者に頼めば、廃車の手続きを代行してくれるところもありますので、とても便利です。
出張査定を依頼する際には、そのお店がバイク買取後の廃車手続きもやってくれるのか、廃車手続き代行は無料なのかということもあわせて確認しておくと安心です。
公道を走行できない
原付を含む全てのバイクが、自賠責に加入せずに公道を走行することは法律で禁じられています。
もし、自賠責に未加入のバイクを運転してしまったら、1年以下の懲役または50万円以下の罰金となります。
さらに、違反点数は6点ですから、一発免停です。
参照:国土交通省
したがって、自賠責が切れているバイクを売却しようと思ったら、バイクショップまで自走して持込査定してもらうというのが難しくなります(軽トラ等でお店までバイクを運べる状況なら別ですが)。
ではどうすれば良いかと言うと、バイクの出張査定を実施している買取業者に査定の依頼をするというのが最も簡単な解決策です。
無料で出張査定をしてくれるバイク買取業者が数多くありますので、その中から業者を選ぶのが良いでしょう。
自賠責保険証は保管しておきましょう
ここまでで、バイクの自賠責保険が切れていても買取りはしてもらえるし、自賠責保険証がなくても大丈夫ということがわかりましたが、例外的なケースもありますので、お話しておきます。
たとえば、京都市の場合ですと、125cc以下のバイクを登録した際に標識交付証明書の交付がなく、ナンバープレートのみが交付されます。
したがって、京都市で登録された125cc以下のバイクを売却しようとすると、そのバイクに関する書類が自賠責保険証のみということになります。
つまり、自賠責保険証をなくしてしまうと、そのバイクに関する書類が何もない状態になってしまうのです。
バイク買取の際に必要な書類がなにひとつないとなると、なかには買取をためらう買取業者も出てくる可能性があります。
このように、125cc以下の場合は登録申請が市区町村役場で行われ、自治体によって手続きが異なりますので、お住まいの地域によっては注意が必要になります。
ここで示した京都市の場合ですと、自賠責保険が切れたあとでも、念のため自賠責保険証を保管しておいたほうが無難でしょう。
まとめ
今回は、自賠責保険の切れたバイクを売却する際の注意点や、買取査定額への影響についてご説明させていただきました。
ここまででわかったことを以下にまとめます。
- バイクの買取は自賠責保険が切れていても可能
- 自賠責保険が切れていても査定額は下がらない
- 自賠責保険が残っていても査定額は上がらない
- 自賠責保険が切れていると名義変更ができないので、廃車処理が必要
- 自賠責保険が切れていると公道を走行できないので、出張査定がオススメ
- 自治体によっては自賠責保険証を保管しておくほうが良い
特に、自治体によって対応の異なる125cc以下のバイクについては個別の対応が必要ですので、ご注意ください。
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また、上記の廃車手続きの手間をとっていただく必要もありません。
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