徹底解説!車検切れバイクを売る方法と注意点

トライアンフ 旧車

排気量が250ccを超えるバイク(以後、小型二輪)には車検という制度が適用されます。

新車登録時には3年後、以降2年ごとに運輸支局で車検に通さなければ、小型二輪は公道を走ることができません。

では、バイクを売る場合に、車検が切れているとどうなるのでしょうか?

あらためてバイクを車検に通してから売るほうが良いのか、車検期間が残っている方が高く売れるのか、などバイクを売るときの車検に関してご説明したいと思います。

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そもそもバイクの車検とは?

バイクの車検という制度はどういった目的で行われているのでしょうか?

ざっくりいいますと車検とは、公道上を走るバイクや自動車が道路運送車両法における保安基準を満たしているかどうかを検査するためのものです。

バイクにおきましては、小型二輪に適用され、軽二輪(排気量125cc超、250cc以下)や原付一種・二種(排気量125cc以下)は除外されます。

検査自体は案外簡単なものですが、必要書類を揃えたり、運輸支局に平日に行かなければならないことから、バイクショップなどに依頼してバイクを車検に通してもらうケースが多いかと思います。

バイクの車検そのものに関しては、以下の記事で詳しくご説明しておりますので、ご参照ください。

車検の切れたバイクは売れるのか

公道でバイク(小型二輪)を走らせるにあたって、そのバイクを必ず車検に通さなければならないことを上でご説明しました。

車検がそんなに重要なものならば、バイクを売る際にも車検期間が残っていなければならないのでしょうか?

結論から申し上げますと、車検切れのバイクでも、そのまま売ることが可能です。

バイクを売るにあたって必要となる書類等も、車検が残っているバイクと特に変わることはありません。

バイクを売るときの必要書類については、以下の記事で解説させていただきましたので、ご参考までに。

バイクを売るとき車検は残っていたほうが良いの?

さきほど、車検切れのバイクでもそのまま売ることができるとお話しましたが、車検が残っていても切れていても全く変わりがないかといえば、やはり多少の差はあります。

小型二輪を所有・維持するにあたって車検は手間やコストのかかる一因です。

ですから、バイクを買う側としては車検期間が残っているに越したことはありません。

車検が残っていれば、買ったバイクにすぐ乗り出すことができますし、もちろん車検に必要な費用もかかりません。

ですから、バイクを売ろうとお考えで、そのバイクに車検が残っているならば、なるべく早く売るほうが良いでしょう。

車検期間は刻一刻と減っていってしまいますからね。

車検残存期間の影響が大きいケース

バイクを売るときには車検が残っていたほうが良いということを上述しましたが、その影響が大きく出やすいケースというのがあります。

それは、売買が個人間でなされる場合です。

すなわち、個人売買や、ネットオークションでバイクを売る際には、車検残存期間の有無が影響しやすいということです。

なぜなら、個人売買やネットオークションの場合、買主=エンドユーザーとなるケースが多いからです。

エンドユーザーである買主は当然買ってすぐに乗りたいという心理を持っています。

また、ネットオークションなどで車検切れのバイクを買った場合、思いの外バイクのコンディションが悪く、次の車検が通らないということも考えられます。

したがって、ネットオークションなどでは、車検が残っているバイクのほうが人気です。

人気があれば、必然的に落札額が上がる可能性が高まります。

ですから、車検がたっぷり残っているバイクを売る場合は個人売買やネットオークションを検討する価値があると言えるでしょう。

とはいえ、ネットオークションでバイクを売りたいからといって、車検切れのバイクを新たに車検に通すのは良い手とは言えません。

車検が残っている方が高く売れやすいとはいえ、車検にかけた費用以上に値が上がるとも限りません。

この事例はあくまでもともと車検期間が残っているバイクを想定したものとお考えください。

車検残存期間の影響が少ないケース

個人売買やネットオークションで個人を相手にバイクを売る場合には、車検残存期間の影響が出やすいことを上でご説明しましたが、逆に車検残存期間の影響が少ないケースについてお話したいと思います。

もうお察しかと思われますが、バイクショップやバイク買取業者にバイクを買取ってもらう場合には、車検残存期間の影響は少なくなります。

もちろん、バイク買取業者にしても車検が残っているに越したことはありませんが、自らそのバイクに乗るわけではなく、次のお客様に売るなり、業者間オークションに出品なりするわけです。

そうなると、業者としてはそのバイクがいつ売れるかわかりませんし、最悪、車検期間が終わってしまってから売れるかもしれませんので、車検が残っていることをそれほど高く評価するわけにはいきません。

そういうわけで、バイクに車検が残っていても、売る相手が業者の場合は(気持ち程度のプラス査定はあるかもしれませんが)、それほど大きな影響(もちろん査定額が上がる影響です)は期待できないでしょう。

ですから、車検が長期間残っている場合はネットオークションなどの個人を相手にした売り方を検討し、車検が切れているあるいは短期間しか残っていない場合はバイク買取業者への売却が手間もかからなくておすすめです。

ネットオークションの難しさについては以下の記事で詳しくご説明しておりますので、ご参照ください。

まとめ

以上の内容をまとめますと、以下のようになります。

  • 排気量が250ccを超えるバイクには車検がある(250ccジャストなら車検不要)
  • 車検切れのバイクでも売ることはできる
  • 車検が残っているバイクを売るなら早いほうが良い
  • 個人にバイクを売るなら車検があることは大きな強みである
  • 業者にバイクを売るなら車検があることはそれほど強みにならない

以上、車検が切れていてもバイクは売れるけど、個人に売るなら車検が残っているほうが高く売れやすいですよというお話でした。

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