【初心者必見】バイクの選び方やおすすめの人気車種、注意点を解説

数台並ぶバイク

「初めてのバイク、何を基準に選べばいいのか分からない…」

そんな悩みを持つ方に向けて、この記事ではバイクの選び方の基本を丁寧に解説します。

免許の種類やバイクのタイプ、体格やライフスタイルに合うサイズ選びのコツなど、失敗しないための具体的なポイントを紹介します。

新車と中古車の違いにも触れ、初心者に人気の車種や簡単なメンテナンス方法まで解説していますので、バイク選びで迷っている初心者の方は、ぜひご覧ください。

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目次

バイク初心者が購入前に知るべき基礎知識

走行する2台のバイク

バイクに乗りたいと思っても、どこから情報を集めればよいか迷う方もいるのではないでしょうか。

ここでは、バイク初心者が購入前に知っておくべき基本的な知識について紹介します。

  • バイク免許の種類
  • バイクの種類

バイク免許の種類

バイクは、免許の種類に応じて選べる車種が決まっています。

そのため、どんなバイクに乗りたいのかを考えたうえで、適した免許を取得することが大切です。

以下は、主なバイク免許と運転できる排気量の一覧です。

免許の種類運転できる排気量
原付免許~50cc自動車免許でも運転可
AT限定小型免許~125ccAT限定はAT車のみ
普通二輪免許~400cc・小型免許・AT限定普通二輪免許
大型二輪免許制限なしすべての排気量に対応
  • 高速道路を走るには、126cc以上のバイクが必要です(普通二輪免許以上を持っている必要あり)
  • 二人乗りをしたい場合は、小型免許以上が必要です(取得後1年以上経っていることが条件)
  • AT限定免許は、クラッチ操作のないバイク専用です
    ※ホンダのDCT車やヤマハのYCC-S搭載車など、AT限定でも走りの楽しさを味わえるモデルも増えてきました。

まずは自分の目的に合った免許を確認しましょう。

参考:二輪車を取り巻く環境|国土交通省

バイクの種類

バイク選びでは、排気量とタイプの種類を知っておくことが大切です。

初心者は、扱いやすさと使用目的に合ったモデルを選びましょう

まずは排気量ごとの特徴を解説します。

排気量特徴
~125cc軽量で取り回しやすく、燃費・維持費が安い。街乗りに最適。
~250cc高速道路の走行が可能で、汎用性も高い。扱いやすさも十分。
~400cc出力と安定性のバランスが良く、初心者にもおすすめ。
650cc以上高速走行や長距離ツーリングに強いが、取り回しには慣れが必要。

400ccクラスは、パワーと操作性のバランスが取れており、初めての一台として人気です。
たとえば、ホンダ「CB400 SUPER FOUR」は信頼性が高く、多くのライダーに支持されています。

続いて、バイクのタイプごとの特徴も見てみましょう。

ネイキッドシンプルな構造で視界が広く、自然な姿勢で乗れる。街乗りからツーリングまで対応。
スーパースポーツ高速性能に優れたフルカウル仕様。空力性能が高いが、前傾姿勢で疲れやすい。
クルーザーゆったりとした姿勢で長距離に向いている。車重が重く、取り回しには注意が必要。
アドベンチャーオンロード・オフロード両対応。荷物が積みやすく、ツーリングにも適するが車体は大きめ。
スクーター自動変速で操作が簡単。足元が広く、街乗りに便利。高速走行にはあまり向いていない。

ネイキッドタイプは、構造がシンプルで取り扱いが簡単なため、初心者におすすめです。

見た目の好みや使用シーンに合わせて選ぶことも大切ですが、実際にまたがってみて、フィット感を確かめるのが失敗しないコツです。

初心者必見!バイクの選び方

数台並ぶバイク

ここでは、初心者が押さえておきたいバイク選びのポイントについて紹介します。

  • 体格に合ったサイズを選ぶ
  • 免許によって排気量を選ぶ
  • 見た目が好きなバイクを選ぶ

体格に合ったサイズを選ぶ

バイクは、自分の体格に合ったサイズを選びましょう

無理のあるポジションで乗ると、操作が不安定になり、転倒などのリスクが高まります

選ぶ際は、以下のポイントをチェックしましょう。

  • シート高が高すぎないか
    足がしっかり地面につかないと、停車時にバランスを崩しやすくなります。
  • 車体が重すぎないか
    押し歩きや低速での取り回しが難しくなり、扱いづらさを感じます。
  • ハンドルの位置が無理のない範囲か
    前傾姿勢がきついと、長距離では疲れやすくなります。
  • 実際にまたがってみて確認する
    足つきや乗車姿勢、操作感をその場で確かめることが大切です。

不安があるときは、販売店のスタッフに相談してサイズを選んでみてください。

免許によって排気量を選ぶ

バイクの排気量は、持っている免許の種類によって選ぶ必要があります

とくに普通二輪免許(中型免許)を取得している方は、125cc〜400ccのバイクから選べます。

なかでも迷いやすいのが、250ccと400ccのどちらにするかという点です。

それぞれの違いを以下にまとめました。

  • 250ccバイク
    ・車検が不要で維持費を抑えやすい
    ・軽量なモデルが多く、扱いやすい
    ・高速道路の走行も可能
  • 400ccバイク
    ・パワーがあり、長距離ツーリングも快適
    ・2年に一度の車検が必要
    ・安定感があり、高速走行に強い

通勤や街乗りが中心なら250cc、ツーリングを楽しみたいなら400ccがおすすめです。

免許の範囲を確認したうえで、自分の使い方に合った排気量を選びましょう。

見た目が好きなバイクを選ぶ

バイク選びで迷ったときは、見た目で選ぶのも一つの方法です。

見た目に惹かれて選んだバイクは、乗るたびに気分が高まり、自然と愛着も湧いてきます

スリムで軽快なネイキッド、重厚感のあるアメリカン、シャープなスポーツタイプなど、スタイルによって印象は大きく変わります。

自分のファッションやライフスタイルにしっくりくるかどうかも、選ぶ際のポイントになります。

「このバイクに乗ってみたい」と思える一台との出会いが、バイクライフをもっと楽しいものにしてくれます。

初めてのバイクを選ぶ際のポイント

黒色のバイク

初めてのバイク選びでは、何を基準にすればよいか悩む方も多いかもしれません。

ここでは、初めてのバイクを選ぶ際のポイントを紹介します。

  • 予算と維持費を考える
  • ライフスタイルに合うタイプを選ぶ
  • 扱いやすさと安全性を重視
  • 信頼できる販売店を選ぶ

予算と維持費を考える

バイクを選ぶ際は、購入時の予算だけでなく、維持費も含めて検討することが大切です。

排気量が大きくなるほど、車体価格に加え、税金や保険料、消耗品のコストも増えていきます。

250ccクラスであれば、車両価格が手頃で車検も不要なため、初期費用や維持費を抑えられます。
一方、400cc以上のバイクはパワーがありますが、2年ごとの車検費用も必要です。

予算と維持費を考え、無理のない範囲でバイクを選びましょう。

ライフスタイルに合うタイプを選ぶ

バイクを選ぶときは、自分の暮らしに合ったタイプかどうかを考えることが大切です。

通勤や買い物など街中の移動が多いなら、小回りが利いて駐車もしやすいスクーターやネイキッドタイプが便利です。

反対に、週末に遠出をしたい方には、荷物が積みやすく長距離でも疲れにくいアドベンチャーやツアラータイプが向いています。

扱いやすさと安全性を重視

初めてのバイク選びでは、扱いやすさと安全性を重視することが大切です

最初から重くてパワーのある車種を選んでしまうと、うまく乗りこなせず、不安やストレスが大きくなることもあります。足がしっかり届かないシート高や、取り回しに苦労する重さのバイクは、初心者には扱いづらく感じやすいものです。

その結果、せっかく買ったのに乗る機会が減ってしまうケースも少なくありません。

最初の一台は、気軽に乗れて安心して操作できるモデルを選ぶのがポイントです。

信頼できる販売店を選ぶ

バイクを安心して購入するためには、信頼できる販売店を選びましょう。

とくに中古車の場合は、車両の状態やアフターサービスの質が購入後の満足度を左右します

以下のような点を確認しておくと安心です。

  • 購入前にしっかり整備や点検を行っているか
  • 納車後の故障や不具合にすぐ対応してくれるか
  • 修理や定期点検などの相談がしやすいか

価格が安いだけの業者を選んでしまうと、納車後に不具合が出ても対応してもらえないこともあります。

購入先は、バイクの状態だけでなく、人の対応や信頼感も含めて慎重に見極めましょう。

初心者は新車と中古車どちらのほうがいいのか

緑色のバイク

バイクを初めて購入する際、新車にするか中古車にするかで迷う方も多いのではないでしょうか。

それぞれに異なるメリット・デメリットがあります。

ここでは、初心者がどちらを選ぶべきか判断するためのポイントを紹介します。

新車を選ぶメリット・デメリット

新車を選ぶメリット・デメリットは、以下のとおりです。

メリット・誰も使っていない新しい車体に乗れる前のオーナーのクセやカスタムがなく、まっさらな状態で楽しる
トラブルが少なく、メーカー保証がある
デメリット・中古車に比べて相場が高く、初期費用がかさむ
・予算内で希望の車種に届かない場合もある

新車のバイクは、初めてでも安心して乗り出せるのが魅力です。

トラブルが少なく、メーカー保証もあるため、初めてでも不安なく乗り出せます。

ただし、中古車に比べると価格が高く、予算面での負担は大きくなります。

中古バイクを選ぶメリット・デメリット

中古を選ぶメリット・デメリットは、以下のとおりです。

メリット・新車よりも価格を抑えて購入できる
・生産終了モデルや希少車にも出会える
デメリット故障やトラブルのリスクが高くなる
・保証がない、もしくは短く安心感に欠ける

中古バイクは、費用を抑えつつ好みの車種を見つけたい方に向いています。

特に、生産が終わったモデルや希少車が手に入るのは大きな魅力です。

一方で、年式や走行距離によって故障のリスクが高くなりやすく、購入後の整備費用が発生する可能性もあります。

保証付きの車両を選ぶ、もしくは保証継承ができるか事前に確認しましょう。

初心者が失敗しがちなバイク選び

黒色のバイク

初めてバイクを購入する際は、見た目や価格だけで決めてしまい、後悔するケースも少なくありません。

初心者がやりがちな失敗の例を挙げながら、バイク選びで注意すべきポイントを紹介します。

  • 重すぎる車体はNG
  • 維持費が高いバイクに注意
  • 操作が難しい車種は避ける

重すぎる車体はNG

初めてのバイク選びでは、重すぎる車体を避けましょう

車体が重いと、停車中や押し歩きの際にバランスを崩しやすくなり、転倒のリスクが高まります。

大型バイクのように車重が200kgを超えるモデルは、取り回しに慣れていない初心者には負担が大きい場合があります。

特に体格や体力に不安がある方は、軽量で扱いやすいモデルから始めると安心です

維持費が高いバイクに注意

バイクを選ぶ際は、購入後にかかる維持費にも注意が必要です。

排気量が大きいモデルや輸入車は、車体価格だけでなく、税金や保険料、部品代なども高くなる傾向があります。

たとえば、400ccを超えるバイクでは車検が必要となり、定期的な費用負担が発生します。

また、海外製のモデルは部品の取り寄せや整備費が高額になることもあります。

購入前には、年間の維持費を想定し、自分の予算に見合うかどうかを必ず確認するようにしましょう

操作が難しい車種は避ける

初心者がバイクを選ぶ際は、操作が複雑な車種を避けることが大切です。

一部のスーパースポーツバイクや高性能な電子制御機能を備えた車種は、操作に慣れが必要で、扱いづらく感じることがあります。

走行中に複雑な操作を求められると、余裕がなくなり、安全な運転が難しくなる場面も出てきます。

まずは、クラッチやブレーキの操作が直感的で、基本的な操作に集中できるシンプルなモデルを選ぶのがおすすめです。

初心者に人気のおすすめバイク5選

初心者に人気のおすすめバイク5選を紹介します。

初めてのバイク選びの参考にしてください。

1.ホンダ グロム

ホンダグロム
引用:GROM|ホンダ公式サイト

 ホンダ・グロムは、初心者にも扱いやすい原付二種スポーツバイクとして高い人気を集めています

コンパクトな車体に加え、倒立フォークやディスクブレーキなど、本格的な装備を備えている点が魅力です。

搭載されている125cc空冷エンジンは、スムーズな加速と十分なパワーを両立し、街乗りから軽めのツーリングまで対応します。

2021年モデルからは5速ミッションとフロントABSを搭載し、安全性と操作性がさらにアップしました。

デザインも個性的でカスタムパーツも豊富なため、遊び心のある一台を求める方にもおすすめです。

2.スーパーカブ110

スーパーカブ110
引用:Super Cub|ホンダ公式サイト 

 スーパーカブ110は、実用性と親しみやすさを兼ね備えた原付二種バイクです。

クラシックな丸目デザインに加え、軽やかなカラーリングが魅力で、男女問わず人気があります。

大きめのリアキャリアは荷物の積載にも便利で、買い物やキャンプなど日常使いにも対応します。

セル・キック両方の始動方式を備えており、トラブル時にも安心です。

ギア操作はありますがクラッチ操作が不要なため、バイクが初めての方でも扱いやすい構造です。

通勤や街乗りを快適に楽しみたい初心者におすすめの一台です。

3.CB250R

CB250R
引用:CB250R|ホンダ公式サイト

CB250Rは、扱いやすさとスタイリッシュなデザインを兼ね備えたスポーツネイキッドモデルです。

軽量な車体により、取り回しやすく、街乗りや日常使いでもストレスを感じにくい点が魅力です。

2019年のマイナーチェンジではシート高が5mm下がり、足つきが改善されました。

これにより、身長や体格に不安のある初心者でも安心して乗ることができます。

走行性能と扱いやすさのバランスが取れたCB250Rは、初めてのスポーツバイクにぴったりな一台といえます。

4.レブル250

レブル250
引用:レブル250|ホンダ公式サイト

レブル250は、扱いやすさとデザイン性を両立したアメリカンスタイルの250ccバイクです。

足つきの良い低めのシート高とゆったりとした乗車姿勢が特徴で、体格に不安のある初心者でも安心の一台です。

搭載される水冷単気筒エンジンは、穏やかで扱いやすい出力特性を持ち、市街地からツーリングまで幅広く活躍します。

2025年モデルではクラッチ操作を補助する「Honda E-Clutch」搭載グレードが追加され、操作性がさらにアップしました。

見た目の存在感もありながら、無理なく乗れる点が多くの初心者に支持されています。

5.Ninja650

Ninja650
引用:Ninja650|カワサキ公式サイト

Ninja 650は、スタイリッシュなデザインと快適な走行性能を兼ね備えたミドルクラスのスポーツモデルです。

649ccの並列2気筒エンジンを搭載し、街乗りから高速ツーリングまで幅広く対応します。

ポジションも前傾がきつすぎず、初心者でも扱いやすい設計となっています。

近年のモデルではLEDヘッドライトやフルデジタルメーターを標準装備し、視認性や操作性も向上しました。

2023年モデルからはトラクションコントロールが加わり、安全性も強化されています。

大型二輪免許が必要ですが、初めての大型バイクとして選ぶ価値のある一台です。

初心者でもできるバイクメンテナンス

バイクをメンテナンスする様子

バイクを長く乗り続けるためには、日頃のメンテナンスが欠かせません。

ここでは、初めての方でも簡単にできるバイクメンテナンスを3つ紹介します。

  • 洗車とチェーン清掃
  • オイル交換
  • 空気圧チェック

洗車とチェーン清掃

洗車とチェーン清掃は、バイクを大切に乗り続けるための基本です。

まず洗車は、雨や泥でついた汚れを落とすだけでなく、サビや劣化を防ぐ役割もあります

洗いながら細部をチェックすることで、ヒビ割れや液漏れ、ボルトの緩みなど、思わぬ異常に早く気づけることもあります。

目安としては、月に一度の洗車が理想です。

一方でチェーンは、常に外気にさらされているため汚れやすく、放置するとサビや摩耗が進んでしまいます

基本は1,000kmごとに清掃と注油を行うと良いですが、雨の日が続く時期や悪路を走ったあとは、500kmを目安に手入れするのがおすすめです。

オイル交換

オイル交換は、エンジンを良好な状態に保つうえで欠かせないメンテナンスです。

劣化したオイルを放置すると、潤滑性が落ち、内部の金属部品に負担がかかります。
その結果、燃費の悪化や異音、最悪の場合はエンジンの故障につながる恐れがあります。

一般的には3,000kmごとの交換が目安とされており、定期的なチェックが重要です。

自分での作業が難しいと感じる場合は、無理せずバイクショップに依頼しましょう。

空気圧チェック

タイヤの空気圧は、安全にバイクに乗るうえで見落とせないポイントです。

空気が足りないまま走ると、ハンドル操作が不安定になり、最悪の場合バーストによって転倒や事故につながることもあります。

空気圧は見た目では判断しづらく、つい忘れがちですが、月に1回、あるいは給油2〜3回につき1回のペースで点検してください

ガソリンスタンドやバイクショップで無料で補充できるところも多いため、気づいたタイミングで気軽にチェックしておくと安心です。

まとめ|初めてのバイク選びで最高のツーリングライフを!

バイク選びは、見た目や価格だけでなく、自分の体格や使い方に合っているかがとても大切です

また、初心者でも扱いやすいモデルや、手軽にできるメンテナンスを知っておくことで、安心して乗り始められます。

この記事を参考に、あなたにぴったりのバイクを選び、ツーリングライフを楽しんでください!

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