バイク王やレッドバロンの査定は安い?バイク買取の口コミを徹底調査

バイク上で携帯を手に悩む男性の画像

愛車を売るならどこがいいんだろう?
バイク王やレッドバロンが有名だけど、口コミを見ると悪い評判もあるみたい。
本当にひどいのかな?
上手に買い取ってもらうにはどこがいいのか知りたい。

上記のような疑問を解消する記事です。
ここに書いてあることは、以下の4つ。

  • バイク王、レッドバロンにはどんな口コミがあるか
  • バイク王、レッドバロンの実際の長所と短所
  • 「ひどい」という口コミのような目に遭わないためのコツ
  • 実際に買い取ってもらってどうだったか

ざっくり結論から言うと、バイク王やレッドバロンにバイク買取を依頼するときは、上手く交渉すれば高値で買い取ってもらえる可能性があります。
逆に言えば、無策で臨むと損をしやすいということ。

コバヤシ

当然といえば当然やな。

それで良い口コミと悪い口コミが割れてるんだね。

この記事を読んでもらえれば、もう口コミに惑わされることはなくなるはず。
納得のいく形で愛車を売却できるようお手伝いしますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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目次

それぞれの特徴をざっくり解説

まずはバイク王とレッドバロン、両社の特徴を大まかに解説します。

バイク王の特徴

正式な社名は「株式会社バイク王&カンパニー」。
出張買取といえばバイク王、といえるほど知名度の高い会社です。
バイク王の主な特徴を以下にまとめました。

  • 完成された流通システム
  • 出張拠点を兼ねた店舗網

少し詳しくご紹介しましょう。

流通システムがすごい

バイク王は販売経路を2つ持っています。
1つは直販、もう1つは業者オークション
直販は、全国の販売店や通販サイト「バイク王ダイレクト」による販売です。
業者オークションとは、小売店向けの卸売オークションのこと。
バイク王はオークションの開催元が関連会社になっているため、最低限のコストで出品できます。
それだけでなく、オークションでの取引情報をリアルタイムで入手できるため、買取可能額を高精度で判断できることも強みと言えるでしょう。

店舗数が多い

バイク王は全国に約70店舗を構え、査定申し込みは24時間・年中無休で受け付けています。
拠点数の多さが、どこでもすぐに駆けつける出張買取を可能にしているのです。
出張査定に来てもらおうと思っても、ピンポイントでしか予定が空かない人も少なくないでしょう。
近くに店舗があれば短時間で査定先へ向かえるため、依頼者の要望に応えやすくなります。
「今すぐでも向かえます」と言ってもらえると頼みやすいですよね。

レッドバロンの特徴

レッドバロンは中古バイク販売では業界最大手です。
出張買取は行っておらず、店舗への持ち込み査定のみ
下記のような特徴があります。

  • 圧倒的な店舗数
  • すべての買取車を自社で販売
  • 委託販売も可能

店舗数が業界一

レッドバロンの店舗網は全国に直営300店舗以上。
最大手だけあって圧倒的な店舗数です。
出張買取がないとはいえ、店舗数が多いことで持ち込みもしやすいでしょう。

自社販売でコストカット

中間業者を介さず、買い取ったバイクを自社店舗で直接販売します。
そのため中間コストを省くことができ、カットした分を買取額に上乗せできるのです。

委託販売も行っている

査定額に納得がいかなければ、レッドバロンの店舗に売りたいバイクを預けて中古車として販売してもらうこともできます。
店舗数と展示スペースに余裕のあるレッドバロンならではのシステムと言えますね。

口コミを徹底調査!3つのサイトで比較

巷にどんな口コミがあるのか、口コミ比較サイトで調べてみました。
対象にしたサイトは、口コミ掲載数の多い下記の3つ。

  • みん評
  • ヒカカク
  • 価格.com

「みん評」「ヒカカク」はユーザーが星の数で対象を評価する、おなじみの方式で多くの口コミを掲載しています。
価格.comの口コミ掲示板は星を付ける方式ではありませんが、口コミに対して他のユーザーからコメントすることができるため、客観性の高い意見が拾えると考えて参考に取り入れました。

バイク王の口コミ

まずは「みん評」「ヒカカク」におけるバイク王の評価をグラフにまとめました。

バイク王の口コミ調査結果

両サイトに掲載されていた、バイク王の買取にかんする口コミ件数は以下のとおりです。

  • みん評:308件
  • ヒカカク:130件

結果をまとめてみると、星1の割合が圧倒的に多いことに驚かされます。
とくに「みん評」では全体の8割以上が悪い評価を付けていました。
「ヒカカク」では良い評価のほうが多いため合計値では相殺されていますが、それでも悪い評価が良い評価の2倍近い数という結果に。

たしかに、これだけ多いと不安になるね・・・

バイク王の悪い口コミの内容

悪い口コミは、具体的にどんな内容でしょうか?
内訳をグラフにしてみました。

グラフ:バイク王の悪い口コミはどんな内容?

細かい違いはありますが、ほとんどが査定士の対応買取額についての口コミでした。
詳しくは以下のような内容です。

【査定額が安い】

主張査定に来てもらったら、電話で聞いたよりも大幅に低い額を提示された

安く買い取られたバイクを何十倍もの高値で販売していた

バイク王の査定額が安かったので断り、他社へ持ち込んだらもっと高く売れた

【査定士の態度が悪い】

査定額が低い理由として散々バイクをけなされて悲しかった

恫喝するような態度に出られ怖かった

マイナス査定の理由がおかしい・矛盾したことを言う

【査定の仕方に納得がいかない】

断ろうとすると買取額を上げてくるのはおかしい

交渉による買取額の振り幅が大きすぎる

査定に時間がかかりすぎる

【しつこい・帰らない】

こちらが売るというまでしつこく居座り、いくら断っても帰らない

査定だけのつもりが、しつこく買取を迫られた

実際の口コミをいくつかご紹介します。

まずは、査定士のやり方が稚拙だったという口コミ。

まったくのド素人の査定・・・
一応約束予定の時間は守ります、しかし査定がめちゃくちゃです、電話では30~45万位でしょうといわれていました(まぁ内心それくらいならと考えていました)
査定はバイクの周りをぐるぐるとまわり写真を撮りすぐ送信、それから本部から連絡があり再度バイクの周りをうろうろしだしました、すると開口一番査定額は6万になりますねと言われました、理由は年式が古いことと、あまり人気ではない車種とのこと・・・もうあきれて即断りました。
しかしそれからがひどかったです、しつこく買い取ろうと粘り、いくらなら売ります?など・・なかなか帰りません、正直もう売る気はありませんでした。
理由としては、私は数年前まで大手のバイク販売に勤めておりました、そして年式は良いとして人気が無いなどまったくの嘘です(私が素人だと思っていたみたいです)
さらにバイクのことほとんど知らないド素人のくせに、今のバイク業界はですね~など適当なことを言い出す始末。
まぁすべてがこうだとは言いませんが売る前に他の店に持ち込み査定してもらうのが1番です、最初の査定額は実際の3分の一から半分以下位だと思います、これで買い取れればラッキーと考えているのでしょうね。
みなさんも粘られたからといい捨て値で売らないように。

引用元:みん評

査定士の交渉スキルが低いと感じるケースでは、低い査定額がより不快に感じのも無理はないでしょう。
同様の内容はいくつか見られました。

ズーマーを査定してもらった 外観もそれなりに
綺麗だし 鍵、など全て揃っていても
普通なら処分料5000円頂くのですが
上司に掛け合って1万円にしてもらいました
だって
不動のボロボロでも ヤフオクでも3万にはなりますと言うと、じゃあ3万なら売りますか?だって
足元みられてるから 結構ですとキッパリ帰って貰いました

引用元:ヒカカク

「できるだけ安く買い取りたい」という魂胆が露骨に見えるため、嫌な気分になったという口コミが多いようです。
また、後日談としての口コミで、買取に出したバイクが高値で販売されているのを見て憤慨している人も。

XL1200Lをつい最近に買い取ってもらいましたか、60万か65万でしか、売り出し出来ないからと言う事で、乗ってもらった方がバイクにはいいと思い35万での買取でした。
最初は30万。
売り出し見たら、本体79万、乗り出し90万。
今、まさに販売中です。
商談には誠実さが欲しいです。( ; ; )

>>至って普通の値段だと思います。
>>仕方ないかもしれないです。我慢ですね。
>>その店の店員が何人いるか分かりませんが
>>セールス、買取員、整備員などなど
>>仮に10人とすると、1日の日給が1万円×10=10万
>>最低でも一日に10万は得ないといけないです。
>>それ以外に、店舗費、電気代、車両など
>>10人居たら月に300万は儲けないとね。
>>テレビコマーシャル代とか松井秀喜報酬とか
>>買い取っても2~3倍で売らないとダメなんです。
>>ここは我慢するしか無いです。

引用元:価格.com

上記は価格.comの口コミ投稿なので、他のユーザーが返信しています。
買取額と販売額に差があるのは本来当然ですが、それを不当に感じてしまうほど査定時の心証が悪かったという内容も複数ありました。

コバヤシ

査定に来る人間の印象にも、大きく左右されていそうやな。

バイク王の良い口コミの内容

続いて、良い口コミも見てみましょう。

悪い口コミと同様、査定士の対応査定額についての口コミが大半です。

えー!どっちなの?良いの?悪いの?

コバヤシ

まあ、金額については主観やし、査定に来るスタッフにもよるわな。


特徴的なものとしては、「状態が悪くても買い取ってくれた」「出張査定に来てもらえるので助かる」という声がありました。
持ち主は廃車同然と思っていたり他社で買取を断られた車両も、査定してもらうと案外良い値が付くケースがあるようです。
バイク王は全国に出張拠点がありすぐ査定に来てくれるので、その点も評価されていますね。

具体的には、以下のような内容です。

出張査定に呼んだ中ではどこよりも査定士の人柄が良かった

相見積もりで数社に査定してもらった中、一番高い査定額を出してくれた

最初の提示額は低かったが、交渉の結果、最終的には納得いく額で買い取ってくれた

長期間放置していたため状態が悪く、他社では買取を断られたがバイク王は買い取ってくれた

急にバイクを手放すことになったが持ち込む時間がなく、すぐに出張買取に来てくれて助かった

実際の口コミもご紹介しましょう。
複数社の中で最高額だったという口コミです。

非常に良い。
インターネットの口コミなどでは、「帰らない。」「買い叩かれる。」なんてものが散見せれますが、そんなことはありませんでした。
複数社呼んだのてすが、その旨伝えても、嫌な対応ひとつなく、時間を全く守れない業者もあった中、きっちり時間で到着。非常に気さくで、他社さんがいても特に気にすることもなく、結果として三社の中で最高額で買い取っていただきました。

引用元:みん評

上記のように、悪い口コミとは真逆の内容に思える投稿が見られました。
また、交渉次第で気持ちよく売却できるという声も。

みんな評価が低いですね
彼らは買取り業者です、安く買うのが仕事です
とりあえず、最安値を提示するのは当たり前
そこからどこまで吊り上げるかを楽しまないと
相手も人間だから、交渉次第でコッチの味方になってくれます
最初32万が47万まで上がって気持ち良く売りました
みなさん、最初の提示額でキレちゃダメですよ

引用元:ヒカカク

査定士の質だけでなく、依頼する側の前提認識にもよるのでしょう。

「そういうもの」と思って付き合う人は、良い評価を付けているのかもね。

価格.comでは、持ち込みの査定についての投稿もありました。

何かと不評なバイク王ですが、今回も丁寧な接客、査定についての説明でした。
前回と異なるのは、買取らさせてもらえるのなら自宅まで無料でレッカー車で引き取りにくるというものでした。
出張買取だと手ぶらでは帰れないというのは分かりますが、態度があまり好ましくないという情報も多々ありますよね。
この部分の真偽がちょっと気になります。実際に出張買取された方の体験談を聞いてみたいです。
ちなみに昨年は142万円だった査定が、120万円になりました。
ついでに寄ったレッドバロンも120万円査定。こちらは担当者の査定後、店長が出てきてもう少し高く買い取れないか本部と掛け合いますと言ってくれました。
出張買取だとそんなに態度が宜しくないのでしょうか?

引用元:価格.com

上記の投稿に対する返信でも、「出張買取はひどい」という声と「出張買取でも結構いいよ」という声の両方が見られました。

レッドバロンの口コミ

次はレッドバロンの口コミ調査結果を見ていきます。

レッドバロンの口コミ調査結果

レッドバロンの買取にかんする口コミ件数は、下記のとおりでした。

  • みん評:15件
  • ヒカカク:63件

バイク王よりもだいぶ少ないね。

口コミ全体の件数もバイク王より少ないのですが、レッドバロンは中古車販売や整備についての口コミがメインになっているため、買取の口コミだけを抽出するとかなり絞られます。
分布としては、良い口コミの方が多い結果でした。
全体の8割近くが「満足した」という内容となっています。

レッドバロンの悪い口コミの内容

どんな内容があるかも見ていきましょう。
まずは悪い口コミの内訳です。

レッドバロンは持ち込みでの査定のみのため、店舗スタッフの対応によって評価が分かれるようです。

実際の口コミには以下のようなものがありました。

2台ともバロンで購入したバイク。元々不具合があり多々直しに行った。
それでまともに乗れず、手放す時の買取金額に不満。
1万円以下で買い取られたバイクが後に購入した時の20数万円程で売られてた。
2台とも叩き値で買い取られたバイクが購入した当時並で売られてた。
2台で他店での買取より15万円以上安く買い取られた。
1台目は2.5万円以下なら売らないと前もって伝えてた。
けど1万円以下。電話では2台の合計金額で伝えられてたので知ってたら売らなかった。
というか、許せないのは叩き買いされたバイクが2台とも購入当時並で売ってた事。
修理やらで数万円かけていたのにも関わらず。
もう二度とバロンでは買わないし看板すら見たくない。

引用元:みん評

上記は、安値で買い取られたバイクの販売価格が高くて憤慨している口コミです。
レッドバロンは中古車販売を盛んに行っているため、買取に出したバイクが販売されているのを目撃する可能性は高いと言えます。
査定時の心証が悪いという口コミもありました。

だいぶ昔の話になりますが、とても不満でした。
売ったバイクはCRM250Rです。
はじめに電話や現地でおおまかな金額を出してもらっていました。しかしここが悪いから減額、ここも悪いから減額のような査定でした。(例えばタイヤの山が少ないから等)
最終的にははじめに提示された額の半額程度の買取額となりました。
業者さんの言ってることは理解出来ていますが、自分の愛着あるものを貶されていく様な感覚で不愉快だったのを覚えています。

引用元:ヒカカク

交渉のためとはいえ、愛車をけなされて良い気はしないものです。
価格.comにも同様の投稿がありました。

私は、レッドバロンから購入したYAMAHA FZS1000とSUZUKI SB250(スズキブランドのD-トラッカー)を所有しています。SB250を入れ替えようと、先日レッドバロン堀之内店に行きました。結果は、年式が古いので○万円で、ギアレバーのオイルシールにオイルがにじんでいるし、そのほか2,3箇所修理代がかかるのでそのまた半額が買い取り値段ですとのこと。その値段じゃ電動自転車も買えない。
納得できないのは、外観は屋内保管だったので錆や日焼けはほとんど無く、走行距離8800Km、座り心地のいいカスタムシートに付け替えや、新品のリチウムバッテリー、その店で6月にキャブを2.5万円かけてO/Hしたばかり、、、といろいろプラスの査定があるのではと思うが、プラス方向は一切なしだった事。おそらく、店頭に並んだら最低でも20万円代後半か30万円台の価格が付くと思われる。
2台ともその店で購入したのに、そのメリットは無い上、年式のみで安値を付けてさらに修理代を負担させるような言い方で、非常に憤慨し、もう2度と行かない決心しました

引用元:価格.com

なお注意点として、カスタムされたバイクは買取額が安くなりがちなことも覚えておきましょう。
お金をかけてカスタムパーツを買いそろえたとしても、売却の際にはマイナス査定につながってしまいます。

コバヤシ

売る側としては、ノーマルの方が売りやすいんや。

レッドバロンの良い口コミの内容

続いて、良い口コミを見ていきましょう。。

査定額については、出張買取がないためレッドバロンで最後に査定してもらい、他社での査定に上乗せした額で買い取ってもらったという声が複数見られました。

以下は実際の口コミです。

最初に査定してもらった、近所のバイク屋の査定結果に納得がいかなかったので、レッドバロンに査定を申し込みしました。
出張査定ではなく、直接持っていき査定をしてもらいました。迅速な対応をしてくれましたし、査定額も最初に査定してもらったバイク屋よりも約5万円高値でした。
イントルーダークラシック400を査定してもらったんですが、カスタムをかなりしているにもかかわらず、高価買取だったので凄く嬉しかったです。
個人的な信頼度はとても高いですね。

引用元:みん評

バイクを売却しようと思い、いろいろな売却先を考えましたが、購入先であるレッドバロンに売却する事にしました。
車両はホンダのVTR1000SP1です。
購入した時の金額は中古車で約80万円程度でした。
7.8年保有し、走行距離は約28000km程度です。
売却金額は50万位でお店の人の対応も良く、気分良く売却出来ました。
ETCも付けていたので、その金額も上乗せして頂き自分が予想していた金額でしたので満足しています。
その場で現金を受け取り、名義変更や面倒な手続きはやって頂けるので売却後も安心です。

引用元:ヒカカク

車両の買い替えの為、スカイウェイブ(CJ44A)を売る事にしましたが、
店舗によって買取価格の差は激しいですね。
因みに走行距離25,000kmの転倒あり(査定結果からフレームは無事との事)
査定して頂いた順に
レッドバロン 下取り価格16万
SOX 下取り価格16万(事前にRB社の下取り価格を教える)+新車乗り出し価格の端数分
ホンダドリーム 下取り価格で10万以上出せない
となりこの時点で夢店での購入は消える
後にレッドバロンで車両購入決定後
バイク王に持ち込み査定依頼 買取価格18万
帰りに書類を提出しにレッドバロンへ寄った際、
『現在の車両はどうします?』と聞かれたので正直に言うと
『他店の査定(18万)+3万で下取りします』だそうな。

引用元:価格.com

数店舗回ってからレッドバロンへ持ち込み、他社での査定額を伝えるとそれよりも高値を付けてもらえやすいようです。

調査まとめ:両社の長所と短所

上記の調査結果をもとに、両社のメリット・デメリットをまとめてみましょう。

バイク王のメリット

バイク王に買取を依頼する主なメリットは3つ。

買取実績が圧倒的

口コミの件数を見ても、バイク王は買取の実績件数が圧倒的に多いことがわかります。
その分マイナスの口コミも多いのですが、大半がマイナス評価といえる「みん評」でさえも総合評価ではランキング1位になっているのです。
多くの人が利用しているという安心感はひとつのメリットと言えるでしょう。

交渉次第では高値を引き出せる

相見積もりで交渉した結果では、最終的にバイク王がもっとも高値を付けたいう口コミが複数ありました。
最初の提示額こそ低い傾向があるようですが、交渉結果としての上限額は高いと考えて良さそうです。

出張買取の日時の都合を付けやすい

出張査定をメインとする買取業者のなかではもっとも拠点数が多いため、急な依頼でも対応してもらえる可能性が高いでしょう。
店舗へ持ち込む手間が省け、こちらの都合の良いタイミングで自宅まで来てもらえるのは便利です。

バイク王のデメリット

一方で、主なデメリットも3つあります。

最初に提示される査定額は低い

多くの口コミにあったとおり、電話(ネット)での査定額と実際の提示額には大きな差があると思っておいたほうが良いでしょう。
買い取る側はできるだけ安く買い取りたいため、最安値から交渉に入ります。
出張に来た査定士から一言目に告げられた額があまりに安いのでショックを受けてしまい、交渉どころではなくなってしまうケースが口コミでも多く見られました。
交渉自体が苦手な人にとっては不利な相手と言えるでしょう。

交渉が必要なため、査定に時間がかかる

バイク王に高値で買い取ってもらうには交渉が必須となるため、どうしても時間がかかります。
時間に余裕がないと、査定額に納得いかないまま売却してしまうことにもなりかねません。
実際に「根負けして安く売ってしまった」という口コミも見られたため、時間をかけたくない人には向きません。

査定士のスキルや人柄によっては不快なケースも

口コミによれば、査定士には態度や言葉遣いが相当にひどい人もいるようです。
運に左右されてしまう部分でもありますが、悪い相手に当たる可能性もあると考えておくべきでしょう。

レッドバロンのメリット

次にレッドバロンです。主なメリットを3つ挙げました。

他社での査定額をもとに交渉できる

査定時に「他社では○○円の査定だった」と言えば、それを上回る額で買い取りしてもらえる可能性があります。
数社を回る根気さえあれば、最後にレッドバロンへ査定に出すことで売却額を引き上げられるでしょう。
交渉が得意出ない人でもやりやすい方法と言えます。

下取りなら追加交渉も

レッドバロンは中古バイクの販売も行っているため「売却と同時に他のバイクを購入する」という条件を持ち出すことで、交渉の余地が大きくなります。
売却と購入を同店舗で済ませれば乗り換え時の手続きがラクになるため、レッドバロンに次のバイクの候補があるならおすすめです。

良い店舗に当たれば長く付き合える

自分と相性の良いスタッフが在籍している店舗なら、バイクライフを通じて長く付き合えるお店になるかもしれません。
ただしレッドバロンは自社販売したバイクしかメンテナンスの対象になりませんので、その点は注意が必要です。

レッドバロンのデメリット

店舗での査定が必要

出張買取を行っていないため、基本的には持ち込みが必須です。
自力で持ち込めない場合にはトラックでの引き上げも行ってくれますが、日数がかかってしまうことは否めません。
持ち込みが難しい場合には大きなデメリットと言えます。

店舗によってスタッフのスキルに差がある

レッドバロンに限ったことではないのですが、店舗によっては「ハズレ」と感じてしまうケースもあるようです。
スタッフも人間ですし、相性の問題でもあるため、ある程度は運に左右される部分かもしれません。

上限額はまちまち

「レッドバロンが一番高かった」という口コミと「一番安かった」という口コミと、両方存在します。
査定額は在庫状況等にも左右されるため、一概にレッドバロンの買取額が高い・低いということは言えないようです。

なぜ悪い評判があるのか

両社とも口コミ比較サイトでの総合ランキングでは上位に位置しているにもかかわらず、「安い」「ひどい」「しつこい」などの悪評が相当数存在しています。

結局良いのか悪いのかわからなくなっちゃうよね。

コバヤシ

そのへんが口コミの怖いところやな。
でもよく考えれば理由があるんや。

そこで、高い実績に反して悪い評価が見られる理由を解説していきます。

可能な限りやすく買い取りたいため

買い取る側も仕事なので、できるだけ利益を大きくする必要があります。
最初から高い査定額を期待するべきではありません。
高額買い取りを期待していたのに、そんなに安いなんて・・・と落胆して終わってしまうと、悪い印象のままわだかまりを残す結果になってしまいます。

買取実績が豊富=交渉に慣れている

彼らは買取査定のたびに価格交渉をしています。
ランキング上位に入るほど買取実績があるということは、それだけ交渉の場数も多く踏んでいるということ。
相手はプロですから、こちらも相当の準備をして臨む必要があります。

買い取り価格と販売価格には大きな差がある

買取業者に売却する場合、前提として中古車販売価格と同等の額では売れません。
当然ながら業者は買い取り価格と販売価格の差から利益を得ているので、買い取った以上の値段で販売するのは当然のこと。
売却したバイクに後日高値が付いていたからといって、悪徳業者とまで考えるのは早合点でしょう。

とはいっても、あまりに差が大きいと文句を言いたくもなるわけだよね。

スタッフのスキルや対応によって印象が異なる

交渉は人間同士のやりとりなので、査定士の態度や相性によって印象は大きく変わるでしょう。
査定士はこちらがなるべく安値で納得するよう、いろいろな言い方で交渉してきます。
ただ相手も人間なので、発言が矛盾したり感情的になることがあっても不思議ではありません。
そうしたケースに遭遇すると、依頼した側としては「安い見積もりを出しておいて、ひどい態度だ」という印象になるでしょう。
交渉が後味悪く終わったとしたら、なおさら悪い印象しか残りません。

知らずに売ってしまい、あとで口コミを知るケースが多い

事前調査をせずにバイクを査定に出し、安い提示額に納得がいかないながらもしぶしぶ売却してしまったという人が少なくないようです。
そしてあとから口コミサイトを見て「だまされた!」と感じ、悪い評価を投稿するケースが見られます。

コバヤシ

まあ、気持ちは分かるわな・・・

交渉前提で臨むことが上手な買取のコツ

買取額の交渉で悲しい思いをしないために、どんな準備をすれば良いのでしょうか?
上手に気持ちよく売却するためのコツをご紹介します。
買取のコツについては、以下の記事もあわせてご覧ください。

事前に相場を調べておく

査定を依頼する前に、必ず相場を調べておきましょう。
買取相場だけでなく、同年式のバイクの中古車相場をチェックすることも忘れないでください。
中古車価格の相場が、大まかな買い取り価格の上限だと考えましょう。
買取相場近辺の価格を目安に、だいたいの希望額を決めておきます。
あとは交渉によって、そこにどれだけ近づけられるかです。

査定に来てもらう日は時間に余裕を持って

実際の査定は査定士がバイクを見て額を決めるだけでなく、そこから交渉が始まります。
気持ちにゆとりがないと交渉も上手く運びにくいため、時間には余裕を持って臨みましょう。
少なくとも2時間程度はみておくことをおすすめします。

希望額は高めでも良い

査定士から希望額を聞かれることがありますが、その際は遠慮せずにはっきりと伝えましょう。
提示された額とあまりにも差があると、希望額を本来の希望よりも低めに伝えてしまいがちなもの。
しかしそれこそが相手の交渉術なので、そこで尻込みしてはいけません。
最初に決めておいた希望額をそのまま言えばOKです。

最初の査定額が低めでもあきらめない

一発目の査定額は驚くほど安いもの、とあらかじめ思っておきましょう。
自分が値切って買い物をするときのことを考えてみてください。
最初は思い切った値下げ額を提案し、相手が「そこまでは無理だけど、これくらいなら」という額で決着するように運びませんか?
査定士も同様に、最低額の提示から交渉に入るのです。

納得いかなければ断る

頑張って交渉しても納得のいく額にたどり着かない場合は断固として断ることも大切です。
断り方が中途半端だと、とくに出張査定の場合はなかなか相手も引き下がりません。
「今回は見送らせていただきます、恐れ入りますがお引き取りください」とはっきり伝えましょう。

買取レポート

実際に、バイク王に出張買取査定を依頼した際のレポートをご紹介します。
買い取ってもらったのは、ホンダのCB1300SF。

買取に出したCB1300SF
傷のある部分


車検が約3ヶ月残っており、走行距離は32,305km。
初年度登録は1998年、エンジン型式は旧型のSC40です。
ほぼノーマルの状態で、車体には数カ所コケ傷があります。

ネットで買い取り相場を検索してみると、おおよそ15〜35万円ほど。
中古車市場での相場は30〜60万円ほどのようです。
走行距離がそこそこで傷もありますが車検が残っているので、思い切って希望額を35万円とし、30万円以上なら許容範囲と考えて査定に出してみました。

ネット査定を依頼すると、数分後には電話がかかってきました。
告げられた買取額は上限が38万円で、そこからマイナスしていく方式とのこと。
それについては了承を伝えました。

同時に、個人売買サイトにも出品していて35万円程度で売れそうなので、それ以上になれば売りたいという話をしました。
すると、とにかくバイクを見ないことには分からないので、出張査定に伺いますとのこと。
了承して出張査定を依頼すると、その日のうちに来てくれました。

査定士は20代とおぼしき男性で、時間通りに自宅へ来てくれました。

「大型ネイキッドっていいですよね!」
「大事に乗られてますね」

とバイクを褒めてくれます。
営業トークとは思えど、愛着のあるバイクを褒めてもらえるのは気持ちが良いものです。

さて、早速査定開始です。
場所は夏の日差しが照りつける駐車場。
タブレットで何ヶ所か写真を撮り、本部へ送信して査定額を問い合わせるとのこと。
最初の提示額を告げられる前に、以下のことを伝えられました。

  • この車種は一台目の大型バイクとして選ぶ購入者が多いため、年式が新しい方が人気が高い(古いので査定額が低くなる)
  • 現状機関に問題がなくても、傷の入っているバイクは内部の損傷を疑われる可能性がある(傷があるので査定額が低くなる)
  • 最近は若者が大型バイクに興味を持ちにくいため、需要が少なめ(需要がないので査定額が低くなる)
  • トラブルが多いイメージからキャブ車はやや人気が劣る(キャブ車なので査定額が低くなる)

低めの査定額で納得するように布石を打たれている感じかな・・・と思いつつふむふむと聞き、本部からの連絡を待ちます。

そして告げられた一発目の査定額は、18万円
ネット査定での上限額との差は20万円、半分以下の額でした。

コバヤシ

こりゃ、何も知らなかったらショックだわな・・・

査定額の理由として、業者オークションでの相場が20万円程度だという話でした。

査定士:「ウチとしても利益は出さなければいけないので・・・」

依頼者:「そうですよね。まあ予想していたことではあるので、やっぱりオークションで売ろうと思います。すみません。」

とお話したところ、再度本部と交渉させてほしいと言われました。

それならせっかくなのでお願いしますと話して、再び審査待ち。

次に提示された額は25万円でした。
それでも希望額には程遠いので、やはりお断りする方向に。
すると、「限界まで頑張らせてください!」と食い下がります。

「でも、オークションでの想定売却額が20万円程度なら、これ以上買取価格が上がると利益になりませんよね?」

「ウチはオークション以外にも、自分のところで売る方法もあるので、それならもっと上げられます」

「とはいっても、35万にはならないでしょ」

「ご自分で売却するとなると色々手間もかかりますので、その部分の価値を10万円とみていただければ・・・」

「バイクの個人売買は初めてではないので、取引自体はそれほど苦ではないんです。10万の差があるなら金額を取るかな・・・」

「たとえばでいいんですけど、いくらだったら売るっていう額ありますか?」

「言ったらそこまで上がる可能性あります?」

「いや、正直難しいんですけど、僕もせっかく来てるんで最後まで本部と戦いたいんです。ぜんぜん無理言ってもらって構わないんで。たとえば30とかでも」

「そうですね、そこまで言われるなら・・・30なら考えます」

「30ですね・・・わかりました!」

そしてまた査定士が何ヶ所かへ電話をかけている(ように見える)間、待つこと数分。

お待たせしました、ということで額を聞くと、28万が限界です、とのこと。
そこで、こちらも購入希望者に連絡を取ってみると話し、電話をかけるフリをしてみました。

「相手の方は購入するつもりと仰っているので、そちらへ売ります。すみません」

と告げると

「じゃあ、店舗から持ち出して僕のほうでもう2万乗せますんで!30万で!」

ということで、なんと30万円まで上がりました。
最初の提示額から12万円アップです。
もう少し交渉すればさらに上がる可能性もありそうな気がしましたが、許容範囲内なので30万円で決めました。

結局どこで買い取ってもらうのがいい?

バイク王やレッドバロンは、上手く交渉すれば高値買取が期待できます。
上記のレポートでも、まずまずの額で買い取ってもらうことが出来ました。
ただ、最初の提示額はやはり、驚くほどの安値でした。
もし交渉が苦手な人だったら、そこで折れてしまえば相場よりも大幅に安値で売却してしまうことになります。

交渉が出来なきゃダメってことになるよね・・・

コバヤシ

苦手な人にはしんどいやろな。

そもそもバイクの買取が交渉前提だとは思っていなかった、という人もいるでしょう。
交渉しなきゃいけないなんて嫌だな・・・という人もいると思います。
駆け引きをしなくても、最初から妥当な額を提示してもらえたほうが気持ちが良いのは確かです。
そんな方には、全国展開している大手ではなく、地域密着型の買取店を探すという選択肢も。

例を挙げると、地域によって下記のような買取店があります。

  • 「ホットスタッフ」北海道
  • 「プロバイドネクスト」千葉県
  • 「バイクパッション」神奈川県
  • 「モトロマン」長野県
  • 「バイク買取番長」滋賀県・京都府
  • 「屋野サイクル」鹿児島県

地域密着型の買取店は数が少ないですが、その分顧客1人1人との関係性を重視する傾向があります。
全国展開している業者と比べ、露骨なまでの交渉を前提とせずに向き合ってくれる可能性は高いでしょう。
もちろんビジネスなので、できるだけ安値で買い取りたいという点は変わりません。
ただ、そのために店の評判を落としてしまうと、大手の場合よりもダメージが大きくなります。
規模がコンパクトならオーナーの理念が反映されやすいため、相性の良い店が見つかれば気持ちの良い付き合いができるでしょう。
「あわよくばタダ同然で買い叩いてやろう」というスタンスではなく、お互いに納得のいく取引を心がけてくれる可能性は高いと言えます。
大手業者との交渉が不安な場合は、地元の買取店を選択肢に入れてみることをおすすめします。

コバヤシ

たとえば、バイク買取番長とかな・・・

営業だね!

コバヤシ

こっちも仕事やねん。

逆に、ドライなコミュニケーションが向いている人で、交渉で高値を引き出す自信があれば大手の買取業者が好相性と言えるでしょう。

まとめ

バイク王やレッドバロンといった有名買取業者の査定は、価格交渉を前提としているため慣れない人には難しい面があります。
新車のディーラーで受けるような接客を期待してしまうとショックを受けるでしょう。
相手の交渉手法を知らずに査定を依頼してしまい、悪印象になったことが悪い口コミにつながっているケースが多く見られました。
上手く付き合えば高値買取も期待できますが、交渉は必須です。
交渉が苦手なら、地元の買取店も検討してみましょう。

いろんな選択肢を比較検討することが大切だよ。

コバヤシ

事前の情報収集もな。

あなたの愛車を気持ちよく売却するために、この記事がお役に立ってくれれば幸いです。
もちろん弊社「バイク買取番長」でも無料出張買取を随時実施しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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