(ヤマハ公式サイトからのスクリーンショット)
前回の記事では、ヤマハのドラッグスター400の買取相場についてご紹介させていただきましたが、今回は引き続きドラッグスター400の弟分であるドラッグスター250の買取相場についてお話したいと思います。
ドラッグスター400にもご興味のある方は以下の記事もご参照いただきますと幸いです。
上の記事でも書きましたが、ドラッグスター400はロー&ロングの洗練されたデザインでとても人気のあるアメリカンクルーザーですが、その250ccバージョンとして2000年に発売されたのが、ドラッグスター250です。
車検のない軽二輪でありながら、250ccには見えない大柄な車体で、カジュアルにアメリカンクルーザーを楽しみたいというユーザーの支持を受け、兄貴分のドラッグスター400と同様、ヒット作となりました。
人気のアメリカンクルーザー、ドラッグスター250の気になる買取相場を見ていきたいと思います。
ドラッグスター250の買取相場
車種名 | 型式 | 走行距離 | 買取価格 |
---|---|---|---|
ドラッグスター250 | VG05J | 2035km | 290000円 |
ドラッグスター250 | VG05J | 14195km | 280000円 |
ドラッグスター250 | VG05J | 8967km | 270000円 |
ドラッグスター250 | VG05J | 5043km | 270000円 |
ドラッグスター250 | VG05J | 8705km | 260000円 |
ドラッグスター250 | VG05J | 5315km | 260000円 |
ドラッグスター250 | VG05J | 10610km | 250000円 |
ドラッグスター250 | VG05J | 12942km | 250000円 |
ドラッグスター250 | VG05J | 6443km | 250000円 |
ドラッグスター250 | VG02J | 14209km | 140000円 |
ドラッグスター250 | VG02J | 8859km | 140000円 |
ドラッグスター250 | VG02J | 14426km | 140000円 |
ドラッグスター250 | VG02J | 12480km | 140000円 |
ドラッグスター250 | VG05J | 902km | 140000円 |
ドラッグスター250 | VG02J | 5539km | 140000円 |
※上記買取価格は全て税込みの価格です。
ドラッグスター250買取相場の傾向と対策
上の表では、当店で買い取らせていただいたドラッグスター250のデータを、買取金額の高い順に15台分掲載しております。
この表から気づくことは、まず、買取金額が20万円以上のゾーンとそれ以下のゾーンの境界線がはっきりしていることです。
上位9台は25万円から29万円の買取金額ですが、10位から15位までは全て14万円です。
それぞれの買取金額は、もちろん様々な要素を総合的に鑑みて決定されているのですが、この買取金額の境界線を決定している大きな要因をこの表に見出すことができます。
それは、型式です。
買取金額が20万円を超えているドラッグスター250の9台全ての型式が『VG05J』で、それ以下の6台中5台が『VG02J』です。
ドラッグスター250は2000年から2017年の間に製造されていたバイクですが、その間に型式番号が変わるようなモデルチェンジは1回しかありませんでした。
そのモデルチェンジは2008年に行われ、型式が『VG02J』から『VG05J』へと変わりました。
このモデルチェンジは排ガス規制に対応したもので、VG05Jには触媒付きのマフラーが装備されています。
あなたのドラッグスターの型式がVG05Jならば、25万円前後の査定額を期待できるかもしれません。
ただし、型式がVG02Jのドラッグスター250が必ずしも低い査定額になるかというと、そういうわけではなく、走行距離が短く、保管状態がかなり良いものならば25万円程度の査定額がつくこともありますので、ぜひ普段からバイクをケアしておきましょう(売る前提でなくとも、バイクはきっちりメンテナンスして、ケアしておくに越したことはありません)。
ドラッグスター250の歴史と魅力
先程も少し触れましたが、ドラッグスター250はドラッグスター400の弟分です。
実際、ドラッグスター400は1996年に市場に姿を現し、アメリカンクルーザーはロー&ロングであるべきという強い心象をユーザーに植え付けることに成功しました。
そうしてドラッグスターという名がマーケットに浸透した後の2000年に登場したのが、ドラッグスター250なのです。
すでにドラッグスター=かっこいいバイクという構図が成立していた結果、ドラッグスター250もおおいに受け入れられました。
セールス的にはドラッグスター400ほど大きな成功を収めたわけではありませんが、ドラッグスター250もそのなめらかで優雅なフォルムと、250ccという社会的経済性でビギナーや女性のライダーを多く獲得しました。
また、車検がないことで、カスタムベースとして若者層の一定の支持を得たと考えられます。
ドラッグスター250は基本的にはドラッグスター400で成功したノウハウが活かされたバイクですが、大きな違いがあります。
それは、リアサスペンションと駆動方式です。
ドラッグスター400はリジッド風のリアサスペンション(モノサス)でシャフトドライブですが、ドラッグスター250はツインショック式でチェーンドライブなのです。
全体的なデザインは共通している2台ですが、このリア周りの相違はかなりイメージに差を与えています。
私は個人的にはドラッグスター400のモノサスとシャフトドライブという組み合わせが好きですが、もしドラッグスター250を好きにカスタムしていいよと言われたら、いっそハーレーのローライダー風の外観にしてしまって、なおかつ今流行のカフェレーサーのテイストをどこかに取り入れたいと思います(たとえばセパハンにするとか)。
まとめ
以上、ドラッグスター250の買取相場についてご説明させていただきましたが、上記の内容から
- 型式がVG05Jのものは高額買取が期待できる
- VG02Jでも走行距離が短く保管状態の良いものは高額買取が期待できる
- ドラッグスター250はドラッグスター400の弟分ではあるが、リヤ周りのデザイン(というか構造自体)が大きく異なり、別物として個性がある
ということがわかりました。
この記事を呼んでいらっしゃるあなたがドラッグスター250をお持ちで、もし京都・滋賀およびその近郊にお住まいならば、是非私どもバイク買取番長にご用命ください。
精一杯の金額であなたの大事なバイクを買い取らせていただきます。
それでは、最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
※本文中の買取価格は全て税込価格です。