カスタムバイクも売却できる!改造車を上手に買取してもらうコツ

フルカスタムしたバイク

カスタムした愛車は売れない?
ノーマルに戻したほうが良いのかな・・・
お金をかけてカスタムした分、高く買取してもらえないかなあ。

みたいな悩みに応える記事です。

結論から言うと、カスタム車でも買い取ってもらえます。
しかし、カスタムにかけたお金が、かけた分だけ戻ってくることはまずありません。
可能ならカスタムパーツは外して、別々に売った方が高く売れる場合が多いでしょう。

この記事を読むと分かることは、以下の3つ。

  • カスタムバイクを買い取りしてもらうコツ
  • 売れるカスタム、売れないカスタム
  • パーツだけ売る場合のおすすめ買取業者と注意点

バイク買取の現場を長年見てきたコバヤシが解説します。

コバヤシ

カスタム車は愛着があるだけに、売るのも一筋縄ではいかんよな。

手放すにしても、価値を理解してくれる相手に売りたいよね!

なおかつ「なるべく損をしたくない」という気持ちは、誰にでもあるもの。
最後まで読んでもらえれば、あなたの愛車を上手に買い取りしてもらう方法が見つかるはずです。

目次

「純正戻し」は技術に自信のある人向け

カスタムしたバイクは下手に純正に戻そうとせず、そのまま査定に出すことをおすすめします。
一昔前までは、「カスタムバイクは純正の状態に戻さなければ売れない」と言われていました。
実際、純正のほうがスムーズに買い取ってもらえることが多いのは確かです。

コバヤシ

買い取る側からしたら、純正が一番再販しやすいからな。

でも、カスタムを元に戻すのって大変だよね?

コバヤシ

そや。よっぽど技術とヒマがある人以外にはおすすめできんわな。

1日がかりで作業する覚悟が必要

あちこちカスタムしたバイクなら、純正に戻すのはかなり大がかりな作業になります。
1日がかりか、数日かかってしまう場合もあるでしょう。
カスタムパーツを取り付けたときを思い出してもらえば分かると思うのですが、マフラー交換、ハンドル交換、ホイール交換など、それぞれ1ヶ所の作業だけでも数時間はかかったはずです。
それを全部元に戻すのですから、時間がかかるのは当然のこと。
少なくともその作業に丸1日は要する覚悟が必要でしょう。

工場に依頼すれば工賃がかかる

パーツによっては、個人の技術や工具では交換作業が難しいものが少なくありません。
そのため、純正戻しもバイクショップや工場に依頼する必要が出てくるでしょう。
そうなると当然工賃がかかり、バイクが高く売れても工賃で相殺されてしまう恐れがあります。

相殺ならまだいいけど・・・

コバヤシ

工賃の方がかえって高く付いたら本末転倒やな。

結果的にマイナスになってしまうリスクも

基本的に純正のほうが売れやすいとはいえ、査定してもらわなければ分からない部分もあります。
カスタムパーツの質や状態にもよりますし、査定士がカスタムを気に入れば高値買取につながるケースもあるでしょう。
せっかく苦労して純正に戻したのに、カスタムしたままの方が買取額が高かった、という事態は避けたいもの。
また、純正パーツに交換する作業で車体やパーツに傷を付けてしまうと買取査定に響きます。

よほど自信がなければそのまま査定に

「純正戻し」が向いているのは、下記のようなケースです。

  • 自分で確実に純正パーツへの交換作業を実施できる
  • 純正に戻したバイクとカスタムパーツを、バラバラに売った方が確実に高く売れる確信がある
  • 手間暇をかけてでも、できる限り高値で売却したい

当てはまらないようであれば、まずはカスタムした状態のまま査定に出すのが良いでしょう。

どうしても必要なら、あとで純正に戻すこともできるしね。

カスタムに理解のある買取業者を選ぶ

「どこに売却するか」も重要です。
バイクショップで買取してもらうにしても、カスタム車に理解のあるショップを選ぶようにしましょう。
それによって、査定時の交渉がスムーズにいくかどうかが大きく違ってきます。
カスタムパーツの相場感覚がない買取業者だと、高級パーツでも価値が分からず「純正でない」という理由だけでマイナス査定になってしまう可能性があります。

カスタムバイクが売れにくい理由

純正でないとマイナス査定になりかねないのは、お店で再販する際にカスタムバイクは扱いにくいから。
それには理由があるのです。
そもそもカスタムは「自分好みのバイクにする」ために行うものですよね。
カスタム車には持ち主の好みが強く反映されるため、他の人の好みに合うとは限りません。
限られた展示スペースで中古車を販売する場合、好みによって買い手が限定されるカスタム車はどうしても効率が悪いのです。
また、パーツ同士の相性などによってトラブルが発生する率が純正と比べて高いため、扱いにくいことも一因です。
カスタムバイクに慣れている業者なら、買い手の好みに合わせて販売したり、カスタムパーツ単体で販売することもできるのでスムーズに買い取ってもらいやすいでしょう。

カスタムバイク買取交渉のコツ

カスタムバイクを上手に買い取りしてもらうには、ノーマルのバイクとは少し違ったコツが必要になります。
一般的な買取のコツについては下記の記事もご参照ください。

日頃から心がけておくこと・事前準備

カスタム作業をしたら必ず記録を残す

愛車のカスタムを行う際には、必ず以下の点を記録しておくようにしましょう。

  • 作業日時
  • 作業時の走行距離
  • 交換したパーツの状態(型番、価格、中古品なら使用期間やキズの有無など)
  • 取り付けに伴って加工や交換した部品など

自分で作業した場合にはできれば写真付きで記録を残すと良いでしょう。
ショップに依頼する場合は整備記録を付けてくれるはずですので、大切に保管しておいてください。

こまめにメンテナンスを

当然のことですが、日頃からこまめにメンテナンスをしていれば愛車を良い状態に保ちやすいため、査定でも好印象につながります。
最低限下記のことは実施をおすすめします。

  • 乗らないときは車庫に入れるかカバーを掛ける
  • 雨に濡れたら拭き取り
  • 拭き取り用のウエスを常時携帯して、ツーリング中などのチョットした空き時間に拭き掃除をする
  • 定期的に点検に出す

メンテナンスについては、下記の記事もあわせてご覧ください。

ノーマルパーツを残しておく

買取査定の際、ノーマルパーツが手元に残っているかどうかは大きなポイントになります。
純正の状態に戻したいと思ってもノーマルパーツがなければできませんので、必ずきれいに保管しておきましょう。

パーツも含めて査定前に洗浄

カスタムした状態のまま査定に出す場合、取り外してあるノーマルパーツも軽く掃除しておくと印象が違います。

査定時の交渉術

カスタムの方向性を伝える

カフェレーサーの例

カフェレーサーダートトラッカーといったスタイル、または「映画の○○のイメージ」など、何を目指したカスタムなのかがはっきりしていれば、査定士にもカスタムの価値が伝わりやすいでしょう。

パーツの価値と愛着を伝える

高価なパーツはその価値をきちんと伝えましょう。
バイク買取のプロである査定士でも、カスタムパーツにまで精通しているとは限りません。
査定士が知らないパーツなら価値が分からなくても当然のこと。
できれば購入時の記録とともに、それがどんなパーツなのかを伝えることが大切です。
同時にパーツや愛車への愛着を示すことにもなり、自然と好印象につながるでしょう。

履歴に関して嘘をつかない

「これはマイナス査定に響きそうだな・・・」と思うようなことがあっても、隠したり嘘をつくのはかえって逆効果です。
あとになって嘘だったと分かれば、トラブルになりかねません。
パーツが中古購入したものであったり、作業中につけてしまったキズ、付属品や純正パーツの紛失など、長く乗っていれば何度かのミスはあるものです。
また、実際には点検に出していないのに出したと嘘をついても、整備記録がなければ同じことなので意味はありません。
車体をよく見れば大抵のことは分かってしまいますので、状態については正直に伝えましょう。

ノーマルの場合の買取額も聞いてみる

カスタム車の状態で査定額を出してもらう際、もしノーマルだったらいくらになるかも聞いておきましょう。
もし大幅に買取額が上がるようなら、純正パーツに戻してから売却するのもアリ。

コバヤシ

ただ、実際には「ノーマルに戻してくれたら遙かに高値で買いますよ」というパターンはほぼないやろな。

査定する側としてはその場で買い取りたいもんね。

コバヤシ

まあ状況にもよるけどな。一応、参考までに聞いておくほうがええやろ。

売れやすいカスタムと売れにくいカスタムの違い

カスタムの内容や方向性によって、売れやすいものとそうでないものがあります。
両者にどんな違いがあるのか、大まかに解説していきましょう。
自分の愛車がどちらに当てはまるか確認してみてください。

売れやすいカスタム

有名ブランドの高級パーツ装着車

中古パーツ市場ではブランド力が大きく影響します。
ネームバリューの高いメーカーほど高値買取につながりやすいでしょう。
例を挙げると、下記のようなブランドです。

マフラー

  • ヨシムラ
  • モリワキ
  • アクラポビッチ
  • BEET
  • アールズギア(ワイバン)
  • OVERレーリング
  • ヤマモトレーシング

ホイール

  • マルケジーニ
  • ゲイルスピード
  • OZレーシング
  • ダイマグ
  • アドバンテージ

ブレーキ関連

  • ブレンボ
  • ベルリンガ―
  • APレーシング

サスペンション

  • オーリンズ
  • WP
  • ナイトロン
  • クアンタム

上記のようなメーカーのカスタムパーツが装着されていて、きちんと正規品であることが確認でき、かつ交換前の純正パーツもそろっていれば高確率でプラス査定が期待できます。

おしゃれ重視、走り重視のカスタムは「やりすぎない」ことが条件

カスタムバイクは特徴の強い車体になるため、あまりに極端なものは敬遠されてしまう可能性が高くなります。
もちろん純正のバイクでも、モデルによってそれぞれの特徴はあるもの。
ただしメーカーはある程度売れなければ困るため、特徴を打ち出しつつも比較的万人受けしやすい線でセッティングしています。
個人のカスタムでも、そのラインから大きくはみ出していなければ「(比較的)売れやすい」と言えるのです。
外見で言えばカフェレーサーアメリカンクラシックのような、一定の人気があるスタイルで、なおかつ誰が見てもかっこいいと感じるようなカスタムは売れやすいでしょう。
走り重視なら、後述するサーキット仕様までのレベルではなく、基本性能を底上げする程度のものは高値買取してもらいやすいと言えます。

絶版になってしまった旧車系のカスタム

いわゆる旧車會でよく乗られている以下のような車両も、旧車を好む人々の間では一定の人気があります。

  • ホンダ CBX400F
  • スズキ GS400E
  • カワサキ ゼファー400
  • ヤマハ XJ400
  • ホンダ CB250T
  • スズキ GS250E

上記のような車両はすでに製造・販売が終了しているものが多く、中古相場が上昇する傾向にあります。
完全な族車スタイルのカスタムだと業者によっては敬遠されますが、旧車系の販路を持っている業者なら買い取ってもらえる可能性が高いでしょう。
純正パーツの供給がないものが多いため、そのまま査定に出して問題ありません。

パニアケースなどの積載系カスタム

パニアケースやトップケースなどの積載系パーツは汎用性が高いため、常に一定の人気があるカスタムと言えます。
ただし、有名メーカーの製品でなければほとんどプラスにはならないでしょう。
具体的には以下のようなブランドです。

  • GIVI
  • クラウザー
  • HEPCO&BECKER

売れにくいカスタム

違法カスタム

当然ながら、違法車両となるものは買取の対象にならないことがあります。
うっかり違法になってしまいやすいのはマフラーでしょう。
排気量と製造年月日によって騒音の規制値が異なるため、中古品を個人購入した場合などは注意が必要です。
マフラーのカスタムについては下記の記事もご覧ください。

また、マフラーの他には3段シートやロケットカウルといった旧車スタイルや、チョッパーカスタムなどで大幅にライトやハンドルのポジションが変わっているにもかかわらず構造変更の届けを出していないと、違法車両扱いになってしまいます。
そうなると買取を拒否されることも考えられますので、明らかな違法カスタムは売れにくいことを認識しておきましょう。

サーキット向けのカスタム

サーキット仕様車は査定額が落ち込む傾向があります。
ピークパワーまでエンジンを使い切るサーキット走行は車体への負荷が大きいため、内部のダメージが疑われてしまいやすいのです。
実際にサーキットで使用していなくても、ハイスロットルキットレーシングステップワイヤーロックボルトなどを装着しているとサーキット走行を疑われる可能性があるため、可能であれば取り外してから査定に出すほうが良いでしょう。

ノーブランド品のカスタム、中国製品のカスタム

有名ブランドとは逆に、無名のメーカー品や汎用品として販売されているノーブランド品については、査定時にプラス評価されることはまずありません。
中華メーカー製のカスタムパーツは、ほぼマイナス査定の対象と考えたほうが良いでしょう。
とくにブレーキキャリパーやディスク、タイヤ回りなどの安全性に直結するパーツは、品質が不確かなものは再販できないため、査定額が低くなりがちです。

メーター交換しているもの

社外メーターやデジタルメーターに交換すると、正確な走行距離が分からなくなってしまいます。
査定において走行距離は重要な要素ですので、信用度が下がってしまうことは否めません。

自家塗装、奇抜すぎるペイント

プロ以上の技術を持って塗装されたものであれば必ずしもマイナスにはなりませんが、一般の素人レベルなら一目で自家塗装と分かってしまいます。
また、塗装技術が問題なくても、あまりに奇抜な柄やカラーは敬遠されてしまうでしょう。
いわゆる「痛車」などがこれに当たります。

廃車レベルの極限カスタム

実際の走行性能が犠牲になるほどカスタムを重ねているものや、もはや公道走行が不可能なレベルの車両になると査定額はあまり期待できないでしょう。
廃車でも引き取りしてくれる業者であれば、多少なりと値を付けて買取してくれる可能性はあります。

パーツだけ外して売る場合

パーツも含めた全体での売却額ができるだけ大きくなるようにしたい場合、パーツを取り外して別個に買い取ってもらうほうが高く売れるでしょう。
ただし前述のように、安全に作業できることが前提です。
また、取り外し(純正に付け替え)の工賃が買取価格よりも高額になってしまうようならおすすめしません。

自分で確実に交換できる高級パーツならおすすめだよ!

パーツによって売却先を選ぶ

取り外したパーツはバイクと一緒に査定に出しても良いですが、業者によってはパーツの買取を得意としている店もあります。
パーツごとのおすすめ買取店については下記の記事をご覧ください。

まとめ

愛着のこもったカスタムバイクを手放すことは、一筋縄ではいかないかもしれません。
売れるか売れないかで言えば、たいていは案外簡単に売れてしまいます。
でもできることなら、きちんと価値を分かってもらって買取してもらいたいですよね。
愛車とのお別れが気持ちよくできるよう、この記事がお役に立つことを願っています。
もちろん弊社「バイク買取番長」でも、あなたのバイクを愛する気持ちに寄り添った買取ができるよう努めておりますので、お近くの方はぜひご相談ください。

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