一括査定ってどれがいいの?
一度の申し込みで数社に査定依頼を出せるから手間は省けるけど、よくない噂も目にするのよね。
交渉とかあんまり自信ないし、安く買いたたかれるのは嫌。
早く簡単に高く売れる方法ってないのかな。
えらい都合ええ悩みやけど、気持ちはわかるわ。
いろんな情報があるから迷っちゃうよね。
今回も僕らが悩みにこたえていくよ!
バイク買取についてはプロやからな。
この記事で主にお伝えすることは、以下の3つです。
- おすすめの一括査定サイト
- 一括査定のメリット・デメリット
- 上手な利用の仕方
最後まで読んでもらえれば、どの一括査定サービスをどう利用するのが良いか判断できるようになるはずです。
はじめてバイクを売る人にも分かりやすく書いていきますので、ぜひ参考にしてもらえればと思います。
おすすめの一括査定4サイトをタイプ別に紹介
まずは早速、おすすめの一括査定サービスを4つに厳選してご紹介します。
バイク比較.com
- 運営会社:株式会社インターファーム
- 提携買取業者数:約80社
- 一括査定件数:最大6社
- 無料出張査定:○
- オンライン画像査定:○
国内最大規模の一括査定サービス。
多くの買取業者が提携しており、累計利用者数もトップクラスのため実績豊富な安心感があります。
オンライン画像査定も可能なため、対面での交渉が苦手な場合はほぼネット上で取引を完結させられることが大きな特徴です。
バイクブロス
- 運営会社:株式会社プロトコーポレーション
- 提携買取業者数:約120社
- 一括査定件数:8社
- 無料出張査定:○
- オンライン画像査定:×
バイク関連の情報を総合的に扱うサイトが母体になっており、提携業者の数は最多。
様々な分野を得意とする業者がそろっているため、やや買取が難しいバイクも買い手が見つかる可能性があります。
モータートレード
- 運営会社:株式会社 モータートレード
- 提携買取業者数:約36社
- 一括査定件数:10社
- 無料出張査定:○
- オンライン画像査定:×
どちらかといえば車の一括査定で知られている会社ですが、バイクの買取業者も30社以上と提携しています。
一度に査定を申し込める件数が多いのが特徴。
アップス
- 運営会社:株式会社インターファーム
- 提携買取業者数:約300社
- 一括査定件数:10社
- 無料出張査定:-
- オンライン画像査定:○
運営元はバイク比較.comと同じ会社ですが、こちらはオークション形式で入札が行われる形になっています。
自然に複数の買取業者が競合するため、通常の査定での価格交渉よりも高く売れる可能性があります。
また、自分は写真を送るだけであとはスタッフに任せられるという手軽さも特徴です。
バイク買取一括査定の流れ
まずは、一括査定を利用した場合の買取がどんな流れになるのか確認しておきましょう。
申し込み
サイトの申し込みフォームに入力し、売りたいバイクの写真を何点かアップロードします。
以下の準備をしておきましょう。
- 現在の走行距離を確認(写真を撮っておくと良い)
- 登録書類を用意
- バイクの外観写真をいろいろな角度から10枚くらい取っておく
買取業者からの連絡、概算査定
あなたのバイクの情報を見て「買いたい」と思った買取業者から連絡が入ります。
たいていはその日のうち、早ければ数十分後には連絡があるでしょう。
連絡は電話の場合が多いですが、メールで概算査定額を教えてくれるところもあります。
気に入った業者に査定を依頼する
連絡をもらった中から、気に入った業者があれば出張査定を依頼します。
業者を選ぶ際は以下のポイントを基準にすると良いでしょう。
- 査定額が高いところ
- 出張査定が無料であること
- 査定の結果に納得がいかなければ断れること
- クーリングオフに対応していること
実際の査定
日時を設定したら、実際に査定に来てもらいます。
複数の業者を一度に呼んで相見積もりを取っても良いですし、時間に余裕があれば別個に呼んでゆっくり比較検討しても良いでしょう。
査定額に納得がいけば売却
納得の査定額が出たら売却契約を締結し、名義変更などの書類手続きを行います。
手続きは基本的に業者側ですべて行ってくれますので、面倒なことはありません。
買取代金はその場で現金で受け取るか、額が大きい場合は後日振り込みになります。
バイク買取に必要なもの
売却時に必要になる書類等は以下のとおりです。
- 本人の身分証と認印
- 登録証明書
- 備品や記録簿
- 自賠責保険証明書
必要書類等については、下記の記事もあわせてご覧ください。
一括査定のメリット
買取業者へ個別に査定依頼を出すのと比べて、一括査定サービスを利用することにはどんなメリットがあるのか解説します。
時間と手間を省ける
まずはなんといっても、手続きが楽だということ。
上記のおすすめサイトなら、最大6〜10社にまとめて買取依頼を出すことができます。
あちこちに何回も電話や入力をしなくて済むのはラクだよね。
そのうえ、依頼先を自分で調べて選定する必要もありません。
多い地域だと10社以上買取業者の候補があるからな。
知らない業者にも査定を依頼できる
一括査定サービスは何十社もの提携業者に情報を送ることができ、居住地域やバイクの種類に応じた業者が向こうから連絡を取ってくれます。
自分ではまったく知らなかった業者から連絡が来ることもあり、大幅に買取の可能性を広げることができるでしょう。
比較できるため高価買取につながりやすい
複数の業者の査定額を並べて比較できるため、交渉に慣れていない人でもあっさり買いたたかれてしまう危険性を小さくできます。
1社だけ査定依頼を出して、そこに言いくるめられちゃうパターンが一番危険。
愛車の買取相場が分かる
仮に出張査定の依頼を出さないとしても、概算査定額を知ることでおおよその買取相場を知ることができます。
愛車を手放すにあたって、最初の一歩となる作業に最適と言えるでしょう。
一括査定のデメリット
大変便利に思える一括査定ですが、デメリットについても知っておきましょう。
鳴り止まないほど電話がかかってくることがある
何十社もの業者があなたのバイクの情報を目にしますので、人気のあるバイクなら競うようにコンタクトを取ってきます。
「鳴り止まないほどの着信の嵐がストレス」
といった口コミが多いのはそのため。
心配であればメールで査定結果を伝えてくれるサービスを選ぶか、あらかじめ時間に余裕のある日を選んで申し込むようにしましょう。
実際の査定額は概算より低い場合がほとんど
電話やメールで伝えられる概算査定額は、基本的にやや高めに出されています。
業者側としてはまず査定に呼んでほしいわけだものね。
できるだけ魅力的に感じる額から提示するのはまあ、当然やな。
実車を見ての査定でそれよりも額が上がることは、ほぼないと考えておいたほうが良いでしょう。
最初の連絡で聞いた査定額は「最高買取額」であり、そこから実際にバイクの傷み具合などを見てマイナスされていくと思っておいてください。
売却しない業者にも個人情報を教えるリスク
一括で情報を送れるということは、あなたとあなたのバイクの情報を「まったく知らない相手」にまで拡散することになります。
そうした個人情報の扱われ方を完全に管理することは不可能ですし、一度利用するとバイク買取関連の広告が頻繁に表示されるようになることも考えられます。
心配な場合は、せめてブラウザのシークレットモード等を使うようにすると良いでしょう。
相見積もりは時間と体力が必要
複数の業者を同時に呼んでバイクを見てもらう相見積もりは高値買取につながりやすい方法ですが、時間と体力も必要です。
多くの場合屋外ですし、数時間はかかります。
それだけの時間、1台のバイクを巡って知らない人間同士が顔をつきあわせるのですから、精神的にも疲れるでしょう。
価格交渉となれば頭も気力も使います。
有効ではありますが、かなり根気の要る方法だと思っておいてください。
査定士は選べない
出張買取にかんする口コミを見ていると、結局のところ「現場に来る査定士しだい」という印象を受けます。
同じ業者に所属する査定士でもスキルや人柄はいろいろですから、どの人が査定に来るかで満足度は大きく左右されることになるでしょう。
一括査定サービスでは出張査定に呼ぶ業者を選ぶことができますが、査定士までは選べません。
最後は運しだいっていうこと…?
まあ、そうとも言えるな。
談合のリスク
優良サイトであれば基本的にはないことですが、業者同士が示し合わせて低い査定額しか出さないようにし、あとで利益を山分けするといった悪徳手法に巻き込まれるリスクもゼロとは言えません。
念のために他のサイト等でもおおまかな買取相場を調べておくと安心です。
1円でも高く売却するためのコツ
同じバイクでも、できるだけ高値で買い取ってもらうためにはいくつかのコツがあります。
普段からこまめにメンテナンスを
状態の良い車体ほど高値が付くため、状態を保つためにメンテナンスを欠かさないようにしましょう。
もちろん売却のためだけではなく、愛車を大切にするうえでこまめなメンテナンスはとても大切です。
メンテナンスの方法については以下をご参照ください。
査定前に洗車とエンジン始動をしておく
走行性能に変化がなくとも、見た目のきれいさは査定に影響します。
買い取る側だったら、泥だらけよりもきれいなバイクのほうが高値で買う気持ちになりやすいですよね?
最低限、査定前にひととおり洗車をして、しばらく動かしていないバイクの場合はエンジンを回しておくようにしましょう。
査定のときにセル一発で気持ちよく始動できたほうがいいからね。
査定額が上がる時期を狙う
下記の時期にはバイクの買取額が上がる傾向にあります。
- 2月〜4月の新年度が始まる前
- 6月〜7月の夏期休暇前
- 雨の日
高く売却できる時期については、以下の記事もあわせてご覧ください。
売ると決めたらなるべく早目に売る
基本的にバイクの買取額は年数が経つほど下がっていきますので、だらだらと放置することはおすすめしません。
「もう乗らないから手放してもいいんだけどなあ…」と思いつつ、何年も経過してしまっているバイクをよく見かけます。
バイクが傷むだけで、いいことないで。
売ると決めたら、機を見てなるべく早く売却するほうが高値が付きやすいでしょう。
事故歴・修復歴は偽らない
事故歴があったり、故障して修理した箇所がある場合は偽らずに申告したほうが良いでしょう。
「言わなければバレないかな…?」
と思っても、業者が見ればたいていのことは分かってしまいます。
下手に隠すとトラブルにつながりかねないため、正直に伝えることをおすすめします。
純正パーツを用意する
カスタムパーツに換装している場合、取り外した純正パーツも一緒に査定士に見せましょう。
一般的に言って、カスタム車は査定額が低くなる傾向にあります。
純正よりも高値が付くカスタムもありますが、いずれにしても純正パーツがそろっているほうが買い取ってもらいやすいでしょう。
番外編:相見積もりを避けるパターン
同時に複数の業者を出張査定に呼ぶ相見積もりは、業者同士が競合するため高値買取につながりやすいですが、デメリットもあります。
かならず上手くいくとは限らない部分もあり、人によっては相見積もりを避けるほうが高く買い取ってもらえるかもしれません。
相見積もりのデメリット
上の項でも述べましたが、相見積もりには時間・体力・気力を要します。
そのうえで、最終的に高値買取につながらない可能性もあるのです。
交渉が苦手な人の場合は、とくに敷居が高く感じてしまうでしょう。
バラバラに査定に呼び、一旦帰ってもらう
同時に複数の査定士と交渉に臨むのが苦痛に感じられる場合は、時間はかかりますが1社ずつ別個に出張査定に来てもらいましょう。
1対1でコミュニケーションが取れますので、納得いくまで見てもらうことができます。
そして、ここが大事な点なのですが、その場では売却せずに一旦引きあげて(帰って)もらいましょう。
業者側としてはしんどいけどな。
できればその場で買い取りたいから、すぐには引き下がってくれないかも。
上手く断れなかったら、「家族と相談しないと、自分一人では決められない」と言ったらええよ。
一社ずつ交渉
めぼしい業者の査定額が出そろったら、金額を見比べて高いものから順に並べてみます。
そして査定額の低かった業者に再度連絡して
「他社ではもっと高い額を提示された」
と言ってみてください。
たとえば6社に査定してもらい、最高額が40万円、最低額が25万円だったとします。
その場合、25万円の査定額を出した業者に連絡して
「他社さんで40万円で買うと言っていただいたのでそちらで売却しますが、もしもっと高値を付けてくれるなら再考します」
というふうに交渉していくのです。
競合先の社名は伏せておく
大事なポイントは、どの競合業者が高値を付けたのかは教えないこと。
社名を伝えないと信憑性に欠けると思うかもしれませんが、それは最後の手段として残しておきましょう。
そして最高額よりも高値を提示してくれる業者があったら、最初に最高額を付けた業者に再度連絡をして
「他社さんでもっと高値を付けていただいたので、それを上回る額なら契約します」
と伝えます。
先方が応じても応じなくても、最初の提示額よりは高く売却できることになります。
基本的な交渉の手順としては相見積もりの場合と変わらないのですが、1社ずつのほうが落ち着いてやりとりできるため、慣れない人にも交渉しやすいでしょう。
ただ、やっぱり手間と時間はかかるけどね。
まとめ
一括査定を利用すると確実に複数の業者から見積もりが取れるため、慣れない人でも売却の手順を踏んでいくことができます。
しかし、やはりプランも予備知識もない状態で臨むのは危険と言えるでしょう。
できるだけ多くの情報を取り込み、自分にとって妥当と思える売却額を見つけることが大切です。
あなたの愛車を気持ちよく売却するために、この記事がお役に立つことを願っています。