「乗らなかったら売っちゃっていいよ」って
譲ってもらったこのバイク、本当に売れるのかな?
廃車手続きもしていないから他人名義だし…
そもそもボロボロだけど、どんなバイクでも買取してもらえる?
どうせなら高く売却したいけど、どうしたらいいんだろう。
という悩みにお応えします。
この記事を読むと分かることは以下の4つ。
- 他人名義のバイクでも売却できるケースとNGなケース
- 委任状の書き方
- 他人名義のバイクのおすすめ売却先
- 高く売却するコツ
バイク買取のプロがお答えしますよ。
専門家の出番やな!
たいていは他人名義でも買取できるで。
そうなんだ!
でも、「たいてい」って…?
「他人名義のバイク」と一口に言っても、さまざまなパターンがあるでしょう。
- バイクの排気量
- そろえられる書類
- 名義人(前オーナー)との関係
上記によって条件が違ってきます。
あなたの手元にあるバイクがどのパターンか、当てはめながら読んでもらえれば買取可能かどうか分かります。
法律の絡む内容なので難しく感じるかもしれませんが、どこよりも分かりやすく解説しますので是非読み進めてみてください。
なおバイク売却の基本情報については、以下の記事もご参考にどうぞ。
他人名義のバイクを買い取ってもらえる条件
売却できるかどうか判断するには、以下の2点がポイントとなります。
・名義人の協力が得られるかどうか
・バイクの登録書類があるかどうか
両方そろえば何の問題もありません。どちらか一方でも大丈夫。
しかし、どちらもなければ売却は難しくなります。
具体的に解説していきましょう。
複雑に感じますが、上記2つのポイントに絞って考えれば簡単ですよ。
そもそも「名義」とは?
名義とは、法的に所有者を定めたものです。
なぜ名義が必要かというと、おもに所有権の保護と納税義務者特定のため。
不動産と同じように、すべてのバイクは名義人に所有権を紐付けられています。
つまり自分の名義でないバイクは、法的には他人のもの。
当然のことですが、持ち主の許可なく他人のバイクを売りさばくことはできません。
そのため「持ち主の許可」が確認できることが必要です。
買い取る側としても、誰のものか分からんバイクはリスクがあるからな。
もし盗難車だったら大変だもんね。
法的には名義人がバイクの所有者なので、売るためには名義人の承諾を証明できることが必要
名義人の協力を得られるかどうかが大きなポイント
名義人の承諾を証明するには、当然ながら名義人(前オーナー)に動いてもらう必要があります。
- 身分証明書のコピーを取らせてもらう
- 委任状・譲渡証の作成
具体的には上記について協力をお願いできればOK。
また買取業者によっては、名義人に電話確認を取る場合もあります。
名義人の協力が得られるなら、現時点で書類がそろっていなくてもまったく問題ありません。
逆に、協力がまったく得られないケース(名義人と連絡が付かなかったり死亡している場合など)では、書類があっても売却のハードルは上がると考えてください。
さらに名義人の協力がないうえ書類もない場合だと、通常の形で売却することは難しいでしょう。
バイクの登録書類があるかどうかは、「名義人の協力」の次に重要な要素です。
どんな書類があるか次で見ておこう!
他人名義のバイクを売るための必要書類
他人名義のバイクを売るためには、通常の売却よりも用意する書類が少し多くなります。
必要な書類をざっと下記にまとめました。
- バイクに付随するもの
- A. 車検証(登録証)
- B. 自賠責保険証
- C. 納税証明書(※250cc超のみ)
- 名義人の協力が必要なもの
- D. 名義人の身分証明書のコピー
- E. 委任状
- F. 譲渡証明書
「A」〜「C」は、いわばバイクの身分証のようなもの。
バイクの「登録書類」といったら基本的には「A」のことだと思ってください。
他人名義でなくても必要になります。
また、「A」は排気量によって下記のように名称が異なります。
排気量 | 書類の名称 |
---|---|
125cc以下 | 標識交付証明書 |
125cc超250cc以下 | 軽自動車届出済証 |
250cc超 | 車検証(自動車検査証) |
まずはバイクの排気量を確認して、上記3つのうち該当する書類が手元にあるかどうか確かめておいてください。
なお、排気量別の必要書類については下記の記事で詳しく解説しています。
さて、名義人に動いてもらわなくては用意できないのは「D」〜「F」の書類です。
とくに重要なのは「D」の身分証。
こればかりは名義人本人しか持ち得ないものですので、協力してもらうしかありません。
「E」と「F」については、名義人の同意が得られていれば、売却しようとする人が作成することも可能です。
委任状や譲渡証は名義人の承諾を得て作成したうえ、作成した文書の写真を名義人に送っておく等、残る形で確認をとっておきましょう。無許可で作成すると有印私文書偽造になりかねないためご注意ください。
ちょっとややこしくなってきたぞ…?
ここではどんな書類があるかざっと見てもらえればOK。
分かりやすくするために「名義人の協力可否」と「書類の有無」の2点に絞ってまとめるで!
他人名義のバイク買取4つのパターン
「A」の登録書類(あればBとCも)があるか確認したうえで、下記①〜④のうち、どのパターンに当てはまるか確かめてみてください。
名義人の協力が得られる場合
- 登録書類あり → スムーズに売却可能。理想的なパターン
- 登録書類なし → 売却可能。名義人に登録時の住所を確認してもらえればOK
名義人の協力が得られない(連絡が付かない)場合
- 登録書類あり → 売却可能
- 業者によっては買い取ってくれる
- または名義変更してから売却
- 登録書類なし → そのままでは売れない
- 名義人と登録時の住所が分かれば名義変更してから売却
- 名義人不明の場合、売却は難しい
以下で各パターンについて、どうすれば良いか解説していきます。
①:どちらもあれば問題なし
あとは必要書類をそろえて査定に出すだけです。
委任状の書き方はこちら>>【委任状の書き方」までジャンプ】
②:登録書類がなければ登録時の住所を確認
「A」〜「C」の書類がなくても、名義人と登録時の住所さえ分かれば買取業者に手続きを代行してもらえます。
まずは名義人にバイクを登録したときの住所を確認してもらいましょう。
あとはそのまま査定に出せばOK。
この場合、業者側で行う手続きとしては「再発行」または「書なし廃車」となります。
再発行や廃車手続きを代行してもらう場合はやや時間がかかるため、買取代金の振り込みが遅れることがあります。
バイク買取番長なら無料で手続きを代行可能です。
書類なしバイクの買取については、下記の記事もあわせてご覧ください。
③:名義人の協力がなくても書類があれば売却可
名義人の承諾を証明できないケースでも、書類があれば業者によっては買い取ってくれるでしょう。
登録書類があれば名義変更や廃車の手続き自体は可能だからです。
ただし、後になって売却した人と名義人との間でトラブルが発生しても、業者に責任を求めることは一切できないと思っておいてください。
もしくは、一旦自分の名義にしてから売却する方法もあります。
え?
勝手に名義変更できちゃうの?
バイクは自動車と違って、実印や車庫証明が必要ないからな。
ナンバープレートと書類さえあれば名義変更できるんや。
とはいえ、勝手に名義変更することはトラブルにつながりかねないため、おすすめはしません。
名義人が後から「認めていない」と訴え出た場合、横領罪や私文書偽造罪に問われる恐れがあります。
名義人が死亡している等の場合を除き、可能な限り名義人に連絡を取りましょう。
④:名義人が判明しないと売却は難しい
名義人と連絡が取れず、名義を示す書類もない場合、書面で名義人を確認する手段がありません。
登録の名義も住所も分からないバイクは「書なし」扱いとなり、部品取り程度しか用途がなくなってしまいます。
名義人の氏名と登録時の住所が分かっていれば、③の場合と同じく名義変更は可能です。
名義人がはっきりしなくても、可能性のある氏名や住所が思いつくなら全部試してみる手もあります。
正解を引くまで総当たりで手続きを試みるしかありません。
ただ、自分でやるのはかなり手間なので業者に代行してもらうのが良いでしょう。
委任状の書き方
バイクの登録があり、名義人にも協力してもらえるなら、あとは委任状を作成しておけばスムーズに売却契約が進みます。
基本的にはこれが望ましい流れやな。
委任状は、「名義人から売却の手続きを任されている」ということを示す書類。
作成自体は代理人が行えるので、単体ではさほど効力の強いものではありません。
そのため、名義人の身分証コピーや電話確認など、何かしら名義人本人の確認もセットで求められることが大半です。
だから名義人の協力が要るんだね!
委任状に決まった様式はない
委任状には、下記の項目が漏れなく記載されている必要があります。
- 委任者(登録書類上の名義人)の氏名
- 委任者(登録書類上の名義人)の住所
- 受任者(代理でバイクを売る人)の氏名
- 受任者(代理でバイクを売る人)の住所
- 自動車登録番号
- 車台番号
- 委任した年月日
- 「受任者を代理人と定め、記載している自動車の売買契約に関する権限を委任します。」 という一文を記載
委任状には上記が記載されていれば定まった様式はないため、手書きでも問題ありません。
ネットから書式をダウンロードして使うのが良いでしょう。
当店(バイク買取番長)の委任状は以下のリンクよりダウンロードできます。
委任状の記入に際しては以下の点にご注意ください。
- 黒のボールペンで記入する
- 登録番号や車体番号、名義人の氏名と住所は、一字一句まで登録書類の通りに書く
- 書き間違えたら訂正印を押す
なお、2021年から個人所有のバイクを取引する場合には書類への押印が不要となりました。
しかし慣習的に押印を求められたりする場合も考えられるため、当面は念のために認印を押しておくのが良いでしょう。
譲渡証明書の書き方
譲渡証明書は、バイクを買い取った人が自分の名義に変更する際、正式に譲り受けたことを証明するためのものです。
他人名義のまま売却する場合、以下のように所有者が変わっていくことになります。
- 名義人(前オーナー)→
- 買取業者→
- 購入者(次のオーナー)
所有者変更の届け出として必要なものが譲渡証明書ですので、通常は以下の手順で譲渡証明書を提出します。
- 旧所有者が役場(125cc以下)・運輸支局等(125cc超)で譲渡証明書を作成する
- 新所有者に作成した書類を渡す
- 新所有者が譲渡証明書を持って役場・運輸支局等へ行き、所有者変更の手続きを行う
- 所有者変更手続き完了
結構大変だね…
やろ。
他人名義ならとくに、買取業者に代行してもらうのが簡単や。
業者に買い取ってもらう場合はたいてい書式が用意されていますので、それに従いましょう。
なお、譲渡証明書は排気量によって書式が異なります。
125cc以下の場合
原付を含む125cc以下のバイクについては、名義変更の前に廃車手続きをする必要があります。
理由の一つとしては、125cc以下については登録が自治体の管轄になるためです。
新所有者の住所によって管轄の自治体が変わるんだね。
そう。
自治体によって微妙に管理の仕方が違ったりするから、一旦廃車にして再登録するんやな。
ただし業者に買い取ってもらう場合はその業者が代行してくれる場合が多いため、別個に用意する必要はないでしょう。
自分で手続きを行う場合は、バイクが登録してある自治体の役場で廃車の申請を行います。
そこで発行される廃車証明書に、たいていは譲渡証明欄が併記されています。
もし譲渡証明欄がない場合は、自治体か国土交通省のウェブサイトから書式をダウンロードして譲渡証明書を作成しましょう。
記載する内容は以下のようなものです。
- 車名
- 型式認定番号
- 車台番号
- 排気量
- 新所有者の住所
- 新所有者の氏名(押印しない)
- 旧所有者の住所
- 旧所有者の氏名(押印が必要)
125cc超の場合
125ccを超える排気量のバイクの場合、譲渡証明書の様式は厳格に定められています。
やはり業者買取の場合は用意してもらえることがほとんどです。
自分で作成する場合は、下記のリンクから国土交通省で配布しているものをダウンロードしても良いでしょう。
以下のように記入します。
① バイクの車名、型式、車台番号、原動機の型式を、登録書類に書いてある通りに記入します。
② 旧所有者(今の名義人)の氏名・登録時の住所を記入。押印は認印または省略も可。
③ 譲渡日と新所有者の氏名・住所を記入。印鑑は押さないこと。
自動車の場合ほどではありませんが、譲渡証明書は厳格な書類のため慎重に記入しましょう。
その他の書類について
自賠責保険証…なくても買い取り可
すべてのバイクは必ず自賠責保険に加入し、自賠責保険証を携行しなければ公道を走ることができません。
売ろうとしているバイクが現在も使用中であれば自賠責保険証もあるはずですが、しばらく乗っていないバイクだと紛失してしまっていることもあるでしょう。
見当たらない場合は、そのまま査定に出しても問題ありません。
専門の買取業者であれば保険証がなくても買い取ってくれるでしょう。
また、自賠責が切れていたとしても、問題なく売却できます。
バイク売却時の自賠責保険については、以下の記事もあわせてご覧ください。
納税証明書…なくてもOK(ただし滞納していないこと)
250ccを超える排気量のバイクは、毎年4月1日に所有している人に対して軽自動車税が課されます。
納税証明書は、軽自動車税を正しく納付したことを証明するもの。
買取の必要書類に入っているのはなぜかというと、次にそのバイクを購入した人が車検を通す際に納税証明書が必要になるためです。
しかしこれについても、買取業者であれば手元にない場合でも買い取ってくれるでしょう。
なぜなら、納税証明書は比較的簡単に再発行してもらえるから。
買取業者が再発行も代行してくれるということですね。
ただし、軽自動車税を滞納している場合には再発行されません。
滞納がある場合にはきちんと納めてから売却しましょう。
買取業者に納税証明書なしで売却した場合には、買取代金の振り込みは納税証明書の再発行後ということになります。
バイクの売却と税金にまつわることについては、以下の記事もあわせてご覧ください。
他人名義のバイクを売りたい人におすすめの売却方法
結論から言うと、信頼できる出張買取専門店に売却するのがおすすめ。
それって手前味噌じゃないのー?
いやいや、理由聞いたら納得すると思うで。
以下、理由を解説していきます。
他人名義のバイクは書類上の手続きが面倒
バイクの売買は、通常の売却でも何通もの書類が必要。
そのうえ他人名義のバイクとあれば、書類の数はさらに多くなります。
それでもすべての書類が問題なくそろっていればまだ良いのですが、そうもいかない場合のほうが多いのではないでしょうか。
書類に不足がある場合には手続きの種類が変わったり、再発行の手続きが必要になったりとさらに手間が増えることに。
一般の人にとっては、必要な手続きについて理解するだけでもそれなりの労力を要する場合が多いでしょう。
そのうえ、役所での手続きは平日の日中にしか受け付けてもらえない場合がほとんどです。
仕事を休んでまで手続きしなければならないとなると大変ですよね。
専門の業者であれば、そうした面倒な手続きをまとめて代行してくれるところもあります。
必要な書類の種類や記入の仕方も教えてもらえるので、個人で行うよりもはるかに負担が小さくなるでしょう。
個人間での取引はトラブルのリスクがある
オークションやフリマサイトを利用する方法もありますが、基本的に売買契約のやりとりは個人間で行うことになります。
その場合、お互いに責任ある行動をとれる者同士であれば良いですが、ネットを介した取引は相手がどんな人間か推し量ることが困難です。
書類に不備がある場合にすぐ応じてもらえなかったり、法的な手続きについて疑問があった際に双方とも解決法がわからなかったりすると、取引がスムーズに運びません。
そもそも、商品のバイクが他人の名義になっていることで書面の手続きが煩雑化するため、個人売買のハードルはかなり高いと言って良いでしょう。
想像しただけでも相当大変そうだな…
そのため、他人名義のバイクを個人売買で第三者に譲ることはあまりおすすめしません。
一見お得な一括査定にもデメリットが
買取業者に査定を依頼する場合、ネット上での一括査定サービスを利用する人も多いでしょう。
手軽に相見積もりを取ることができ、買取店同士が競合することで高く売れるメリットがあります。
ただし一括査定には以下のようなデメリットもあるため、よく考えて利用しましょう。
一括査定による概算の査定額と実際の査定額は大きく違う場合がある
多くの一括査定サービスは、車名や年式等の車両情報とバイクの大まかな状態から「概算の査定額」を教えてくれます。
しかし、実際に現物を見ての査定額がそこから大きく変わってしまうこともあるのです。
あくまでも概算でしかないため、あまり当てにしすぎない方が良いでしょう。
出張査定にくる査定士は「安く買う」ことに長けている
一括査定では業者同士が競合する形になるため、実力のある査定士が派遣されてくる場合が多いでしょう。
彼らは査定のプロであり、それぞれが自身のノルマをこなすために全力で買い取りにきます。
わざわざ査定先へ訪問しても他社に買い取られてしまっては無駄足になってしまうため、業者も必死なのです。
彼らは買取相場はもちろん、査定額を低く出すためのポイントも熟知していますので、売却する側に知識がないと知らぬ間に安く買いたたかれてしまう可能性もあります。
査定に時間がかかる場合がある
訪問査定には、基本的に明るい日中の時間帯を使います。
理由は、夜の暗い時間帯だとバイクの状態を判断しにくく、査定額を低めに見積もられてしまいがちだから。
そのため休日が潰れてしまうことが多く、他の利用者とのバッティングで日時の都合が付きにくい場合もあるでしょう。
また、せっかく複数の業者を呼んでいるので、売る側としてもできればその場で売却を決めたいと考えるもの。
それだけに、納得のいく査定額が出ない場合にはなかなか決着せず、時間がかかってしまうこともあるでしょう。
逆に、査定士が「買い取れるまで帰らない」と粘るケースもあり得ます。
満足度の高い買取をしてくれる業者を選ぶ
バイクの売買は高額な取引ですから、信頼関係が大切です。
日頃メンテナンス等でお世話になっているバイク屋や、少しでも関わりのある出張買取専門店があれば、そこでも査定を行ってもらうことをおすすめします。
まったく知らない業者に売るよりも安心して取引ができるでしょう。
「できるだけ安く買いたい」という業者側の都合だけでなく、売る側の満足度も高くなるような取引を心がけてくれる業者を選ぶことが理想です。
お客さんの役に立つことを第一に考えてる店ってことやな。
それは…「バイク買取番長」じゃないか!
あからさまにウチの宣伝すんなや…
当店では、バイクを愛するスタッフがお客様の愛車に寄り添い、市場価値だけでなく思い入れまで汲み取った買取を心がけております。
不動車、事故車、低年式車など、どんな状態のバイクでも買取させていただきます!
京都・滋賀・大阪およびその近郊にお住まいでしたら、是非お気軽にお問い合わせください。
他人名義のバイクを高く売るためのコツ
自分で乗っていたバイクでない場合、バイクの状態にかんしてできることは多くはないでしょう。
しかしそれでも、できるだけ高く買い取ってもらうためのコツがいくつかありますのでご紹介します。
高く売れる時期に売る
バイクの買い取り価格は時期によって若干変動します。
高く売れやすい時期は下記の3つ。
- 2月〜4月の新年度が始まる前
- 6月〜7月の夏期休暇前
- 雨の日
高く売却できる時期については、以下の記事もあわせてご覧ください。
査定前に洗車をする
可能な範囲でバイクをきれいにしておきましょう。
見た目のきれいさは、買い取り価格に影響します。
大きな傷や破損箇所をお金をかけてまで修復する必要はありませんが、できるだけ丁寧に洗車をして、ステッカーなどを貼ってある場合は車体に傷を付けないように剥がしておくのが良いでしょう。
見た目がきれいなら「大事にされているな」という印象になり、買い取る側も安心感があります。
カスタムされている場合、ノーマルパーツがあれば一緒に見せる
需要の高いバイクほど市場価値が高くなるため、好みによって買う人を選ぶカスタム車は査定額が低くなってしまう場合がほとんどです。
わざわざノーマルパーツで組み直すまでする必要はありませんが、ノーマルパーツが手元にある場合はバイクと一緒に査定士に見せましょう。
ノーマルと同等の買取価格を提示してもらえます。
故障車、事故車、車検切れでも査定に出してみる
たとえボロボロで動かないバイクでも、パーツ取り等の目的で買い取り(引き取り)してもらえる場合があります。
「この状態じゃ売れないかな?」と思う場合でも、ひとまず査定を依頼してみましょう。
当店では、他社で処分料がかかるような状態のバイクでも無料で引き取っていますよ。
またもし可能なら、エンジンがかかる程度にメンテナンスしておくと査定額が大きく変わる可能性があります。
要望をはっきりと伝える
「とりあえず査定に出してみて、高く売れそうだったら売ってもいいかな…」といった曖昧な気持ちで査定を依頼すると、結果に対して受け身になってしまいがちなもの。
査定を行う側としても、本当に売る気があるのかわからず不安になってしまいます。
できれば査定の前に自分の気持ちを整理して、いくらぐらいの金額で売りたいのか、査定の際にどこを見てほしいかなどの要望をはっきりとさせておきましょう。
そして査定士に要望を伝えることで、本気でバイクを売る意思があることを伝えることもできます。
結果として、納得のいく売買ができる可能性が高くなるでしょう。
まとめ
他人名義のバイクでも、名義人が不明で書類もないという場合を除けばたいていは売却可能です。
迷ったらまずは出張査定を依頼して、直接プロの意見を求めるのが良いでしょう。
バイク買い取りの専門店なら、どうしたら売却できるか教えてくれるはずです。
満足できる売買ができるよう祈っています。